近年は大規模な災害を引き起こす台風や豪雨、長雨、大雪、異常高温・低温、干ばつなどが、常識以上の頻度で発生しています。気象庁からは、多くの種類の防災気象情報が発表されていますが、最近は情報量が膨大で専門性が高まってきているため、自分に必要な情報を見つけるのがたいへんだという声をよく見聞きします。
本書では、最新の気象情報を読み解くテクニックや、地形などを含めた気象情報から災害を予測する方法を解説します。
気象災害に対応する必要のある事業者(農業、水産業、建築、交通)や、気象災害の復旧を行う、消防、警察、自衛隊、自治体などの担当者必見です!
防災気象情報のトリセツとしてお手元に置いてご活用ください。
目次
第1章 気象災害に関する基礎知識
1-1 災害とはどのようなものか
コラム 名前がつけられる災害
1-2 気象災害の種類と分類
1-3 防災気象情報と警戒レベル
コラム 防災気象情報の今後
1-4 災害危険箇所を知る方法
コラム 山地災害危険地区
第2章 現在の気象状況を知る方法
2-1 気象衛星画像
2-2 推計気象分布と天気分布予報
2-3 アメダス
コラム 観測データの品質に関する付加情報
2-4 ナウキャスト
2-5 解析雨量と降水短時間予報
2-6 雪の状況を知らせる情報
第3章 防災気象情報
3-1 気象情報と早期注意情報
3-2 注意報と警報、特別警報
コラム 暫定基準
3-3 竜巻注意情報
3-4 早期天候情報と熱中症警戒アラート
コラム 2 週間気温予報
3-5 海に関する防災情報
第4章 台風に関する防災気象情報
4-1 台風に伴う気象災害
4-2 台風進路予想図
4-3 台風に関する気象情報
4-4 暴風域に入る確率
第5章 大雨に関する防災気象情報
5-1 大雨になりやすい気象条件
5-2 大雨に伴う気象災害
5-3 大雨に関する3つの指数
5-4 大雨に伴って発表される情報
5-5 キキクル
■著者プロフィール
岩槻秀明
宮城県生まれ。気象予報士。千葉県立関宿城博物館調査協力員。日本気象予報士会生物季節ネットワーク代表。日本気象学会、日本雪氷学会、日本植物分類学会会員。
自然科学系のライターとして、植物や気象など、自然に関する書籍の製作に幅広く携わる。また自然観察会や出前授業などの講師を多数務めるほか、メディア出演も積極的に行っている。愛称は「わぴちゃん」。気象に関する主な著書は『雲を知る本』(いかだ社)、『図解入門 最新気象学のキホンがよ~くわかる本』(秀和システム)など
● 公式ホームページ「あおぞら☆めいと」
https://wapichan.sakura.ne.jp/
● 公式ブログ「わぴちゃんのメモ帳」
https://ameblo.jp/wapichan-official/
● 公式X(旧Twitter)アカウント
● 公式YouTubeチャンネル「わぴちゃん大学」
https://www.youtube.com/@wapiwapisitekita
■書籍概要
書名 図解入門よくわかる最新 気象災害の基本と仕組み
著者 岩槻秀明
定価 2200円(税込)
発売日 2025年2月18日
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4798065684
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17876488/
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