【試合結果】
【信州92-72【福岡】
1Q 25-22
2Q 23-13
3Q 13-21
4Q 31-16
【戦評】
【前半】
東地区3位の富山を飯塚に迎えたGAME1。プレイオフさながらの激しい試合となった。#24谷口がブロックショットで富山のドライブを止めると、その後レイアップシュートと3Pシュート2本を沈め序盤から勢いに乗る。さらに本日MVPに輝いた#7西川のアシストから#25バーレルが豪快なダンクを決め会場を沸かせる。対する富山は#1ケネディ選手を中心に3Pシュートとポストプレーで反撃に出る。#8スミスが富山の勢いを削ぐ強烈なブロックを決めたものの、着地時に負傷しベンチに下がることを余儀なくされる。スミスを欠く福岡は前半のペイント内での得点が富山を下回るが、谷口や西川らシューター陣が3Pシュートを40%の確率で成功させ、48-35と13点リードで前半を折り返す。
【後半】
後半に入り、先制点を挙げたのは富山。#17田中選手に第3クォーターだけで2本の3Pシュートを含む8得点を許す。さらに#4フェルプス選手のポストプレーでバスケットカウントを取られ、じりじりと追い上げられる。福岡は#50ブラウンや西川が外角のシュートで応戦するもののリングに弾かれ、前半で13点あったリードが5点にまで縮まり我慢の時間が続く。
最終クォーターは富山のフェルプス選手がまずジャンパーを沈めるが、#1中村が3Pシュートをすかさず決めて反撃し、点を取り合う展開に。ここで、躍動したのが本日B2個人通算2000得点を達成したバーレル。バスケットカウントで拮抗した状況を破ると、ブラウンと#5ランダルが得点を重ね、勝利を決定づけた
最終的に福岡は3Pシュートを29本中11本成功させ、40%近くの成功率を記録。リングへの積極的なドライブでフリースローを32本獲得すると、成功率およそ80%の25本を決め最終スコア92-72と20点差をつけ快勝した。
【会見】
【浜口炎HC会見】
■試合を振り返っての感想
プレータイムが長いプレーヤー、短いプレーヤーに関係なく、それぞれの役割をしっかり選手がプレーしてくれた、という印象です。ジョシュ(スミス選手)の怪我のトラブルでなかなか出だしがよくありませんでしたが、追いつかれても我慢する時間帯をしっかり我慢しきれたので勝てたと思います。■次のスミス選手が抜けた後の修正ポイントは?
勝ち上がるには本当にいろいろな要素があると思いますが、安定したメンタリティーと基礎的な部分を上げてかないとB1に上がることは簡単ではないと強く感じました。これは、私たちコーチングスタッフの責任でもあります。選手に伝えることは簡単ですが、バスケットは相手がいるスポーツなのでやるのはとても難しいです。その点は修正して、富山もタレント揃いのチームなので、次に向けてしっかり準備して臨みたいと思います。
【西川貴之選手】
やっぱりジョシュは福岡の柱として常に活躍しており、得点もリバウンドも要なので彼が途中でプレーができなくなったことは想定外でした。しかしその分走ってボールを回せるシーンが多くあったので、結果的に走って得点が取れたのでよかったと思います。
より自分たちが得点を取らなければいけないという意識が強くなったので、思い切り打つことができました。
チームも本当にいいタイミングでボールを回してくれましたし、決め切れてよかったと思います。
ジョシュが突然出られなくなったことで特別全員で話し込んだわけではないです。誰が出ても全員でリバウンドを取りに行かなきゃいけないですし、富山のフェルプス選手という強力なインサイドがいるので、そこに対してどう体を張って守るかというのが試合のカギだったと思います。
もちろん攻撃でもなかなかうまくいかない場面がありました。特定の選手がずっとボールを持って、1on1で難しいシュートを打ってボールを全員が触れないと悪い流れになってしまいます。炎さんからもボールをサイドへ流すという指示があってから、少しずつ流れがよくなったと思います。
気持ち的に重たい時間もあったと思いますが、修正できたので明日も継続してやりたいと思います。
【谷口光貴選手】
スミス選手が試合の序盤からトラブルになってしまいましたが、彼がいなくなっても僕たちアウトサイドが狙うところはあまり変わってないのかなと思います。バーレルのようにインサイドを任せられる選手もいますし、そこから富山がインサイドに寄ることはわかっていたので、そのための準備をしていました。チームにはこれだけ強力な選手がいるので、まず僕の仕事はディフェンスからというところを1つのポイントにして毎週臨むようにしています。
シュートに関してはシーズンを過ごすにつれて、このタイミングでパスが回ってくるみたいな感覚が出てきているというか、このシチュエーションだったらこっちに来るなとか、狙い目のような部分がはっきりしてきたので、それがシュートの確率が上がってきている要因じゃないかと考えています。
今日は特に西川さんが多かったかもしれませんが、明日も富山のケネディ選手に対しても、このディフェンスを作るような時間帯が増えてくると思います。サイズ的にはミスマッチになったりするかもしれませんが、彼の持ち味はクイックの3Pシュートという部分。僕たちにとっては一番脅威なので、それを打たせないようにハードに足元に入って、簡単に打たせないディフェンスをやっていけたらいいかなと思っています。
【ハイライト】
【バスケットLIVEで見逃し配信を見る】
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