株式会社シャルマン (本社:福井県鯖江市、代表取締役社長:堀川耕地)は、シャルマンのものづくりへの情熱や、研究、技術力、その品質の高さを「CHARMANT MADE」と銘打ち、インタビュー動画を 2月12日(水)より、特設サイトにて公開します。
■「CHARMANT MADE」動画本編
1956年、メガネの産地福井県鯖江市において、メガネフレームの小さな部品製造から、シャルマンの歴史は始まりました。その後、日本が誇る工業技術力をベースに、既成概念にとらわれない自由な発想とかけ心地向上への飽くなき追求を続け、金属研究の世界的権威である東北大学との8年にわたる共同研究により、メガネのための素材「エクセレンスチタン」を開発。また、ふくい産業支援センターの協力のもと、接合技術において先鋭的研究を進める大阪大学との5年にわたる共同開発により、最先端の光加工技術「レーザ微細接合」が完成。これまで難しいとされてきた【接合強度】と【外観品質】の両立が実現したのです。これらの研究開発により2009年に、軽くてしなやかなフィット感でかけていることを忘れてしまうような「未体験のかけ心地」を叶える、シャルマンを代表するオリジナルアイウェアブランド「ラインアート シャルマン」が誕生。現在では世界累計販売本数440万本以上※を達成しました。※2025年1月末現在
現在、鯖江市の本社工場では約400名の技術者がメガネの製造に携わっています。鯖江のメガネは分業で生産されることがほとんどの中、シャルマンはほぼ全てを社内でつくる一貫生産として成長してきました。そのものづくりへのこだわりを伝えるため、この度、人気アーティストのMVを数多く手掛ける藤代雄一朗氏のもと、「手作業の色付け」「新素材開発」「独自のレーザ接合技術」「頭部データ研究」などを担っている8名のものづくり、「CHARMANT MADE」を発信するムービーを公開しました。実際商品に使える素材を生み出すまで約1000種類もの試作とテストを繰り返し、諦めずに取り組み続ける姿や、まだ誰もやったことのない新たな接合技術を開発し、量産化に成功した時の達成感についてなど、メガネづくりに熱い情熱で向き合う人々の想いに触れることができる内容となっています。ロゴやクリエイティブは同じく鯖江市で活躍するクリエイティブカンパニー「TSUGI」とタッグを組み制作。「CHARMANT MADE」の大切な柱である「研究と生産」をふたつの輪で表現しています。動画は特設サイト(https://charmant-made.charmant.co.jp/)でご視聴いただけます。ぜひご覧ください。
■「CHARMANT MADE」概要
「CHARMANT MADE」ロゴ
「CHARMANT MADE」について
私たちが新たにかかげる「シャルマンメイド」は、
これまでなかった素材やメガネのかけ心地を
カタチにしてきたシャルマンのものづくりの姿勢や手法、
生み出される製品そのものを示す言葉です。
シャルマンメイドのロゴマークが表す
ふたつの輪は「研究と生産」。
「メガネが必要な人に、理想のメガネを届けたい」という
想いを起点とした、高いゴールに到達するために、
このふたつが連携していることが、
私たちの必要不可欠です。
研究部門がめざすのは、メガネの未来をひらく技術。
そのすぐとなりで生産部門は、デザイン、設計、
生産技術の担当者が一緒になって事前検証し、
「設計情報」の精度を高めてから生産がスタート。
一貫生産だからこそのものづくりが、私たちの強みです。
福井県・鯖江で、70年の歩みの中、見出してきた最善。
それがシャルマンメイドです。
シャルマンは、今日も明日もさらなる変革の道を歩み続けます。
■「CHARMANT MADE」動画
・Vol.01 エクセレンスチタン 多田弘幸
・Vol.02 レーザ微細接合 中村浩
・Vol.03 快適性の研究 藤井太一
・Vol.04 設計 伊藤智明
・Vol.05 生産技術 片岡勇城
・Vol.06 表面処理 中垣内久美子
・Vol.07 染色 坂井秀通
・Vol.08 デザイン 水野好子
■CHARMANT の技術
エクセレンスチタン
「理想のかけ心地を追求したい」その想いから、金属研究の世界的権威である東北大学金属材料研究所との8年にわたる研究開発により、新素材エクセレンスチタンを完成させました。エクセレンスチタンは、「しなやかなバネ性」、「形状記憶性」、「優れた加工性」といった、メガネにとって理想的な特徴を持ち、さらに、メガネの素材として世界初のニッケルを含まない形状記憶チタン合金です。
この素材を使用することで、包み込むようにソフトなかけ心地で、しかもそのかけ心地が長く持続するという、まさにメガネにとって理想的なベネフィットを兼ね備えることができるようになりました。
レーザ微細接合
理想のメガネフレームの追求から、大阪大学接合化学研究所とともに5年の研究を行い、シャープペンシルの芯ほどの細い線を接合できる「レーザ微細接合」技術を開発しました。しなやかさやバネ性など、金属素材の特性を活かしたまま接合できるこの技術は、強度も増すことができ、これまでになく美しく繊細なフレームデザインが可能になりました。
快適性の研究
20年にわたる頭部形状の研究では、国立研究開発法人産業技術総合研究所の協力も得て、日本をはじめ海外各エリアの頭部を測定しデータ化、より適切なサイズ設計が可能になりました。また、メガネをかけた際に心地よいと感じる最適な状態についても独自に設定し数値化、製品にその状態が再現されるよう、緻密に設計・製造しています。あらゆる方向性から快適性を追求し続けたその成果が、至高のかけ心地につながっています。
表面処理
シャルマン独自の技術であるネオⅡ(ネオツー)は、他の色彩表現では不可能な箇所にも様々な彩りを施すことができます。この技術は人の手による繊細な手作業でなくては塗ることができない、まさに職人芸の極致です。最先端の製造技術と、最高峰の職人技術。この二つが合わさることで、シャルマンのこだわりの製品が完成します。
■クリエイティブチーム プロフィール
<動画監督>
藤代雄一朗 |Yuichiro Fujishiro
映像作家 / 撮影監督
東京を拠点に活動。広告映像やMusicVideoを中心に制作しながら、日本各地の地域を取り上げたドキュメンタリー映像を制作し、人々の営みと風土の美を映し出す作品作りに取り組んでいます。日常の情景が持つ普遍的な美しさや、そこに暮らす人々の想いを捉えた映像を目指しています。
<クリエイティブカンパニー>
TSUGI
TSUGIは、福井県鯖江市を拠点に活動するローカルクリエイティブカンパニーです。TSUGIという名前は“次”の時代に向けて、その土地の文化や技術を“継ぎ”、新たな関係性を“接ぐ”という思いが込められています。「福井を創造的な地域にする」をビジョンに掲げ、“支える・作る・売る・醸す”をキーワードに、主に地域や地場産業のブランディングを行っています。
■会社概要
シャルマン について
福井県鯖江市のメガネフレームメーカー。1956年にメガネの飾り鋲の製造からスタート。その後、完成品を作るために必要なすべての部品や表面処理工程を内製化しました。革新した技術力・アイデアにより、日本に留まらず世界市場へと進出し、世界6か所にデザインオフィスを構え、約100カ国に年間400万本以上のメガネフレームを販売する世界有数の総合メガネフレームメーカーへと成長しました。