アートアクアリウム美術館 GINZA(所在地/銀座三越)では、2月22日の猫の日に合わせた館内ミニ企画を2月13日(木)~2月26日(水)の期間限定で開催いたします。水槽作品展示エリアに猫が出没⁈さらに、浮世絵展示エリアには、歌川国芳の“猫”浮世絵作品を展示します。
金魚の美術館が猫に乗っ取られる⁈アートアクアリウムならではの猫の日企画で、遊び心満載の演出をお楽しみください。
■猫浮世絵展
期間中は、浮世絵展示エリアで歌川国芳の猫作品が並ぶ「猫浮世絵展」を開催いたします。
大の猫好きとしても知られる国芳。猫への愛情あふれる作品を15点展示いたします。猫でことわざを表現したり、猫を擬人化させて歌舞伎役者にしたり・・・国芳の自由自在なアイデアが光る作品群を解説付きでぜひご鑑賞ください。
展示作品(一部)
金魚づくし「百ものがたり」
百の怪談話を終えてロウソクの火を消すとバケモノが現れる…という“百物語”の場面が、化け猫と恐怖で逃げようとする金魚たちでユーモラスに描かれています。
たとゑ尽の内
猫にまつわることわざや言葉が猫の仕草で表現されています。
猫好き国芳ならではの猫の姿・表情に注目してみてください。
■アートアクアリウム美術館の浮世絵展示
歌川国芳は生き物を題材とした作品を多く制作しており、当館では金魚と鯉が描かれた作品も展示しています。アートアクアリウム美術館の水槽作品で金魚×猫の展示を鑑賞したあとは、浮世絵の世界でも金魚と猫をお楽しみください。
【浮世絵】 −江戸っ子の大衆メディア
浮世絵は江戸時代、鑑賞用の美術品ではなく、江戸の人々の生活に密着した「メディア」や「ポップアート」として存在していました。
そのため、人々の情報ツールとなり、現代ではテレビや雑誌、インターネットで情報を得るように、江戸の人々は浮世絵で様々な情報を得て、その生活を豊かにしていたのです。様々な浮世絵のジャンルは、それぞれ現代でいうと、ポスターやファッション雑誌、旅行雑誌などの役割を果たしていました。その娯楽は、現代の我々が日々楽しんでいるエンターテイメント全般に通ずるものがあります。
【歌川国芳】− 江戸時代末期の人気クリエイター
自由自在なアイデアと、斬新なデザイン、迫力のある大胆な画面構成、奇想天外な画風で「奇想の絵師」と称される歌川国芳。江戸の人々はもちろん、現代の日本人、世界からも高く評価される、まさに「奇才絵師」です。国芳は歴史上の有名な武将や英雄を描く武者絵というジャンルで人気浮世絵師の地位を築き、“武者絵の国芳”として名声を高めました。彼の大胆な作風で描かれたヒーローたちに、江戸の人々は新鮮な驚きを覚え、魅了されました。さらに活動範囲は武者絵にとどまらず、美人画や風景画、役者絵、戯画など、幅広く作品を残しています。
江戸の人々の生活や社会が垣間見れる題材を、ユーモアとシニカルにあふれる作風で表現した彼の世界観は、まさに江戸のポップアートといえるでしょう。
■ミュージアムでは“金魚”や“猫”の浮世絵グッズを販売中!
ミュージアムショップでは様々な猫グッズをご用意しています。作品展示をお楽しみいただいたあとは、歌川国芳の“猫”浮世絵グッズでぜひお好きな猫を見つけてみてください。ハローキティコラボグッズも大人気の商品です。
【冬の企画展 金魚と幻想の銀世界】
金魚と光が織りなす幻想的な空間が、雪の降る冬景色を表現した銀世界に染まります。さらに水槽作品は白樺や氷柱などで装飾され、冬ならではの特別な演出で皆様をお迎えいたします。
光・音・香の幻想的な空間と、そのなかを泳ぐ金魚の優雅な姿は、都会の喧騒を忘れさせ、心安らぐひとときを演出します。幻想的なアート空間で、ここだけの特別な冬景色をぜひご体験ください。
開催期間:2024年12月27日(金)~2025年2月26日(水)