フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、『クリエイティブ・マネジメント』(柴田雄一郎・著)を2025年2月20日(木)より順次発売します。本書は、新規ビジネス立ち上げの専門家・柴田雄一郎氏による、アイデアをビジネスに育て上げるまでのプロセス「クリエイティブ・マネジメント」の基本的な考え方と実践方法を具体例を分かりやすく解説した一冊です。
■ ビジネスに「創造性」が求められる時代
2022年にダボス会議が発表した「世界が求めるビジネススキルトップ10」で「創造性」が3位になったように、「正解が見えない時代」と言われる今、ビジネスの現場において創造性(クリエイティビティ)が求められています。
これまでの「良いモノ」を作れば売れた「生産性」の時代から、「新しい価値」の提供が求められる「創造性」の時代へとシフトが始まっています。そして実際に、今多くの企業が新規事業開発に力を入れています。とはいえ、大半の企業が新規事業の開発に苦労しているのが現実です。
「アイデア出しの会議をしても、社内でアイデアを公募してもアイデアが集まらない」
「そもそもどんなビジネスを開発すればよいのか、これからどんなビジネスが成功するのか、アイデアがまったく思い浮かばない」
「とりあえず社員からアイデアを集めてみたが、そもそもビジネスとして成立するか判断できない、どうビジネス化したらよいかわからない」
「“新規事業を開発するぞ!”というかけ声ばかりで、誰もが目先に仕事に忙しく、積極的に取り組んでいないので、まったく新規ビジネスが生まれる気配がない」
さまざまな理由があるでしょうが、要は「新規事業のアイデアを創出して、それをビジネスに育てるノウハウがない」ということです。新規事業を開発するにあたっては、単に「優れたアイデア」を出すだけではなく、それを現実的なビジネスとして成立させるための多くのプロセスが求められます。
たとえば、事業化に向けたスケジュール管理、コスト調整、人材の配置・育成、アイデアを多産し、仮説を立てて検証し、事業計画を立てるところまで幅広い業務に対応しなければなりません。こうした新規事業開発の一連のプロセスをノウハウ化できている企業はほとんどないでしょう。
それを解決するためのフレームワークが本書で解説する「クリエイティブ・マネジメント」です。
■ 新規事業はアート思考×デザイン思考×ロジカル思考のかけ算から生まれる
本書で解説する、新規ビジネスを開発するためのフレームワーク「クリエイティブ・マネジメント」は、次の3つの思考をマネジメントすることを意味します。
アート思考:創造するスキルと自分起点の内発的なマインド
デザイン思考:他人(顧客)の思いや行動に共感と洞察を重ねた課題解決
ロジカル思考:事実にもとづき客観性を持った論理的な思考
まず、アート思考では、経験や多くの知識の蓄積から生まれる「ひらめき」や「直感」を駆使して、今までにない新しいアイデアを創造します。
次に、デザイン思考では、「そのアイデアが本当に世の中から必要とされているかどうか」を顧客の立場に寄り添って想像し、ニーズを深く観察・洞察・検証します。
そして最後に、ロジカル思考では、客観的かつ論理的な思考により、アイデアを具体的なビジネスにします。
この3つの思考を行ったり来たりしながらアイデアをビジネスに育て上げるまでのプロセスが「クリエイティブ・マネジメント」です。
■ 20年以上の現場での実践から生まれた思考のフレームワーク
「クリエイティブ・マネジメント」は、トヨタ自動車のメタバース「メタポリス」や内閣府の「地域経済分析システム(RESAS)」など、多数の新規事業のクリエイティブ・マネージャーを担当してきた著者の柴田さんが、20年以上にわたって現場で実践してきた経験を型化したフレームワークです。
具体的には、新規事業開発チームが全員で新規ビジネスのアイデアの「種」を蓄積し、アイデアを生み出すところから、ニーズ検証、経営陣の承認を得て世に出すまでの一連の流れを型化しています。そして、それは次の5つのプロセスから成り立っています。
情報の集積
アイデアを妄想
ひらめき
ニーズ検証
事業計画
1~5の各フェーズにおいて、アート思考、デザイン思考、ロジカル思考を駆使しながら、徐々に新規ビジネスを開発します。
本書では、「クリエイティブ・マネジメント」の基本的な考え方と実践方法を具体例を交えながらわかりやすく解説します。新規事業開発に積極的に取り組みたい方、自分で新しいビジネスを立ち上げたい方、そしてビジネスをもっとクリエイティブにしたい方というは、ぜひ本書をご一読ください。
■本書の構成
第1章 原体験と3つの思考
第2章 生産性社会から創造性社会へ
第3章 あなたの会社で新規事業が生まれない理由
第4章 アート思考
第5章 デザイン思考
第6章 ロジカル思考
第7章 クリエイティブ・マネジメント
第8章 創造性をビジネスに活かす
第9章 実践のための思考ウォーミングアップ
第10章 アイデアの「種」
第11章 アイディエーションの実践
第12章 イノベーションを生み出す組織
■著者プロフィール
昭和41(1966)年生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。
音楽配信や動画配信ベンチャーを経て、トヨタ自動車のメタバース「メタポリス」や内閣府の「地域経済分析システム(RESAS)」など、多数の新規事業のクリエイティブ・マネージャーを担当する。
アート思考とデザイン思考、ロジカル思考を統合した「クリエイティブ・マネジメント」を提唱し、大手企業の新規事業立ち上げや社員研修を多数支援。セミナー受講者はのべ2万人を超える。
現在は一般社団法人i-ba代表理事を務めるほか、空間コンピューティング、AI、建築DXなどイノベーション分野において幅広く活動中。アーティストとしても活動しており、地域活性や文化振興にも尽力している。
■担当編集の一言コメント
「デザイン思考やアート思考をビジネスに活用して、新規事業・イノベーションを生み出す」ことは、この10~20年ほど、多くの企業・ビジネスパーソンにとっての大きな「課題」となっています。実際、デザイン思考やアート思考に関する書籍は数多く出版されており、広く読まれています。
ただその一方で、この2つの思考をビジネスに活用した成功例はあまり聞きません。なぜならば、それぞれの思考を単体で使用するだけでは、アイデア創出から事業化(収益化)までの長いプロセスをカバーできないからです。
それに対して、本書で解説する「クリエイティブ・マネジメント」は、アート思考・デザイン思考・ロジカル思考という3つの思考法を掛け算することで、アイデアをリアルなビジネスに育て上げるまでの一連のプロセスを型化したフレームワークです。また、実際に成果もあげています。
「正解の見えない時代」に新しい価値を提供するために、多くのビジネスパーソンの方々にご活用いただきたいと思っています。
■書籍概要
書籍名 : クリエイティブ・マネジメント
著者 : 柴田雄一郎
ページ数: 272ページ
価格 : 2,200円(税込)
出版社 : フォレスト出版株式会社
発売日 : 2025年2月20日(※以降順次)
ISBN : 978-4-86680-313-5
【書籍詳細】
https://www.forestpub.co.jp/book_detail.cfm?ItemCode=B-2167
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN4866803134/forestpublish-22/
■会社概要
会社名 : フォレスト出版株式会社
所在地 : 〒162-0824
東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル7F
設立日 : 1996年4月1日
代表取締役: 太田 宏
業務内容 : 出版物の企画・制作および販売
URL : http://www.forestpub.co.jp
『「地震」と「火山」の国に暮ら…
※「BE:FIRST」「RYO…