株式会社TBWA HAKUHODO(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:内田渉)が企画・制作した「The Symphony Plotter」が「2024 アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」(2024アジアデジタルアート大賞展実行委員会)の最高賞であるアジアデジタルアート大賞/福岡県知事賞を受賞しました。2025年3月4日より福岡市美術館にて開催される受賞作品展にて作品が展示されます。
「The Symphony Plotter」は、TBWA HAKUHODOが協力している「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」内で発表したアート作品です。コンサートで刹那に消えてしまう音をビジュアルとして残すための試みで、オーケストラの演奏を解析してペンプロッターが演奏者のポートレートを描くビジュアライズシステムを開発し、2024年8月に開催された「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.8 《変幻する音楽会》」において実際に作品を創出しました。
「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト」は、テクノロジーによりオーケストラの鑑賞体験をアップデートし、芸術文化により多様性の高い社会の構築と日本文化の発信を目指すプロジェクトです。音楽は耳で聴くものという常識にとらわれず、デジタルとリアルの融合に取り組んでいます。TBWA HAKUHODOは、2018年に初めて開催した「VOL1. 『耳で聴かない音楽会』」以来、タイトルやキャッチコピーをはじめ、ブランド制作に協力を続けています。
「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」は、北部九州からデジタルコンテンツの創造を担う高度な技能と豊かな感性を持つクリエイターの発掘・育成の場として2001年にスタートしました。高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展です。
【「2024 アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」概要】
会期:2025年3月4日(火)〜3月9日(日)9:30〜17:30(※最終日は116:30)
会場:福岡市美術館 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
主催:2024アジアデジタルアート大賞展実行委員会
【受賞コメント】
宮崎 琢也 TBWA HAKUHODO Art Director
演奏された音がペンプロッターを使ってポートレートを描くという今回の企画は、いわゆるオーティオビジュアライズとは違い、そのコンサートの熱量や、演奏者の躍動をビジュアルとして定着することを目指しました。広告の仕事として取り組んだ本作を、美術館で作品として展示していただけることを光栄に思います。
【The Symphony Plotter スタッフリスト(TBWA HAKUHODO)】
Creative Director:宇佐美雅俊
Senior Art Director:伊藤裕平
Art Director:宮崎琢也
Designer:宮崎琢也、砂田肇
Technical Director:黒川瑛紀
Programmmer:黒川瑛紀、西門 亮
Producer:阪元 裕樹
Director:水谷 航
Copywriter:森川 芹
■TBWA HAKUHODO(TBWA博報堂)について
2006年に博報堂、TBWAワールドワイドのジョイントベンチャーとして設立された総合広告会社です。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」「パートナー主義」とTBWA がグローバル市場で駆使してきた「DISRUPTION®」メソッドを中心とした独自のノウハウを融合。質の高いソリューションを創造し、クライアントのビジネスの成長に貢献します。「DISRUPTION®」は既成概念に縛られず、常識を壊し、新しいヴィジョンを見いだすTBWA HAKUHODOの哲学です。マケティングに限らず、ビジネスにおけるすべての局面でディスラプションという新しい視点を武器に事業やブランドを進化させるアイデアを生み出します。