2/28(金)に弊社代表取締役 安田の7冊目の著作となる『やらない時間術』が発売になります。
「詰め込む」「集中する」「やらない」3つの時間術、特に「やらない時間術」について説明している本です。時間がない、もっと意味のあることに時間を使いたい、一度しかない人生を有意義に生きたいと考えている方のために書かれた本です。
【本書の構成】
はじめに:かつて奴隷だった僕へ……
第1章●なぜあなたはいつも忙しいのか
1▼忙しさには構造がある
2▼忙しいのが好きなのでは?
3▼忙しさは「気のせい」
4▼何に時間を使っているか
5▼そんな時間はない!?
6▼時間術は3種類
第2章●「詰め込む」時間術
1▼「書き出す」だけで大体解決する
2▼脳はシングルタスク
3▼スキマ時間を使いすぎない
4▼「やる気」に頼らない
5▼移動中や寝ている間に考える
6▼ツールを使いこなす
7▼アポはまとめる
第3章●「集中する」時間術
1▼午前中に集中して作業する
2▼スマホ・テレビからの支配から逃れる
3▼AIを活用する
4▼よく寝る、運動する、本を読む
5▼ 「いつまでにやる」を「いつやる」に変える
6▼ハイライトを設定する
7▼理想の1日を計画する
8▼一人合宿で頭の中を整理する
第4章●「やらない」時間術
1▼やらないことを決める
2▼僕がやらないと決めたこと
3▼くよくよ悩まない
4▼友達を増やさない、良い人をやめる
5▼電話、メール、LINE、メッセンジャーをすぐ返さない
6▼上司や顧客からの依頼を「断る」
7▼全てを自分でやらない
8▼目的の明確でない努力をやめる
第5章●時間の使い方は、生き方そのもの
1▼やりたいことをやる
2▼仮説を立てて実験する
3▼長期的に考える
4▼自分に投資して、時給を上げる
5▼ビジネスを持つ
6▼徹底的に仕組み化・自動化する
おわりに:自分の時間を生きよう!
【「はじめに」を全文転載】
はじめに かつて奴隷だった僕へ……
「まるで奴隷のようだ……」
これは十数年前、まだ若手サラリーマンだった頃の僕の心の声だ。
僕は北海道の片田舎に生まれ、北海道大学を出て、日本生命という国内有数の一流企業に就職した。一目惚れの妻と結婚して子供が2人、会社では資産運用という希望していた仕事も任されるようになった。
前途洋々、順風満帆の人生に見えるだろう? でも心の中は、冒頭の言葉がいつも繰り返されていた。なんてくだらない人生なんだ。当時の僕は、少しも幸せだなんて感じたことがなかった。
朝は1時間かけて通勤、8時前には会社について仕事を始め、昼ごはんも食べずに夜の11時までぶっ通しで仕事。家族で夕食をとるどころか、生まれたばかりの子供の顔を見る時間もない。
仕事が逼迫すれば土日も出社。たまの休日は専門性を高めるための勉強、資格試験の勉強で追いまくられて、あっという間に月曜の朝を迎える。
家に帰ったらストレス解消のためにポテトチップスとマカダミアナッツチョコレートを食べながら、ウィスキーで晩酌。身体に悪いとわかっていても、それだけが自分が「生きている」と感じられる時間だった。
当然ながら、いつも睡眠不足で、疲れていて、空腹だった。なかば混乱した状態で、ただただ長時間働く。いつもイライラしていて、当然ながらミスをする。そんな仕事の仕方が評価されるはずもなく、あらゆることが悪循環に陥っていた。
楽しいはずの家族との時間も、苦痛でしかない。「家族サービス」というのは嫌な言葉だが、その意味が身に沁しみてわかった。かわいい子供にも、声を荒げる場面もあった。「家庭崩壊」という言葉が
脳裏をよぎる。
今思えば当時の僕は、精神的に崩壊する一歩手前だったのではないかと思う。でも、わかって欲しい。当時の僕は、必死に頑張っていた。自分のために、家族のためにも、それが「正しいこと」だと
心から信じていたんだ。
当時の僕は、あまりにも無知だった。あの頃にもっと時間をうまく使えたら……僕の人生は変わっていたのかもしれない。今となっては、全てが手遅れなのだけれど……。
著者の安田です。いきなり「手遅れ」なんて書いて驚かせてしまったかもしれません。あれから勤めていた会社は退職しましたが、僕は今でも元気でやっています。家庭も崩壊していません。
むしろ、自分で起業をしてビジネスを立ち上げ、それを育てることで有り余るほどの時間を確保しています。収入も、会社員だった頃を大きく超えました。若い頃にしっかりと会社に鍛えてもらったことで時間管理の能力が上がり、今が楽で仕方ありません。
フラスコというプラットフォームやフラスコビジネスアカデミーというオンラインサロンを運営。起業コンサルタントとして30人の方のビジネスを個別でコンサルティング・数十人の講座を運営しながら、月5回のセミナーやイベントを主催しつつ、年に1~2冊の本を書いています。
情報発信もブログ、YоuTube、メルマガ、X、Voicyなど毎日、驚かれるくらいの頻度とコンテンツ量でやっていますが、それでもまだまだヒマです。年にいくつも新しい講座を生み出したりもしています。
「安田さんは、どうしてそんなに時間があるのですか?」
と聞かれることがとても多いので、それをテーマに本を書くことにしました。どうせ書くなら、巷の時間術とは異なる、突き抜けた本にしたいと構想を練ること2年半、ようやく形になりました。
もしあなたが、当時の僕と同じように、
●いつも仕事に追いまくられていて時間がない
●家族や趣味など、意味のあることにもっと時間を使いたい
●一度しかない人生、自分の時間を生きたい
と感じているなら、きっと本書がお役に立てます。
優秀と言われている中堅・ベテランの会社員が身につけている時間術、成功している起業家や経営者が使いこなす時間術を、僕の体験に基づいて厳選して、一番面白くて役に立つところだけお伝えします。
ポイントは、「やらない」こと。その意味は、本書を読み進めればわかります。あなたは何回も、目から鱗うろこが落ちる経験をするはずです。それでは、やらない時間術の旅を、どうかお楽しみ下さい!
【著者プロフィール】
株式会社シナジーブレイン代表取締役。北海道大学経済学部卒、国内最大級の機関投資家である日本生命保険相互会社で15年勤務後、起業。日本生命では融資や不動産、証券投資といった資産運用を担当。
会員約3,000人超のコミュニティ・プラットフォーム「信用の器フラスコ」代表。作家、起業コンサルタント。フラスコノート会、オンラインサロン「フラスコビジネスアカデミー」主宰。
中小企業診断士・証券アナリスト・ファイナンシャルプランナーなど難関資格にも多数合格、個人投資家としても株や不動産など幅広く経験。
「誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る」がミッション。
著書に『中学3年生の息子に贈る、学校では教わらない「お金の真実」』(Gakken)、『お金が増えるノート術』(幻冬舎)、『仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全』(日本実業出版社)、『書けば理想は実現できる 自分を変えるノート術』(明日香出版社)、『新しい副業のかたち』『新しい起業のかたち』(共にエムディエヌコーポレーション)がある。
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