特別展『バラ図譜』が千代田区立日比谷図書文化館で開催されるよ🌹ルドゥーテの素晴らしいバラの絵が170点も!
千代田区立日比谷図書文化館では、2025年4月12日(土曜日)から6月15日(日曜日)まで特別展『バラ図譜』刊行200年「宮廷画家ルドゥーテとバラの物語」を開催します。
会 期 2025年4月12日(土曜日)~ 6月15日(日曜日)
会 場 千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室(千代田区日比谷公園1-4)
開室時間 10時~19時(金曜日10時~20時、日曜日・祝日10時~17時)※入室は閉室の30分前まで
休 館 日 4月21日(月曜日)、5月19日(月曜日)
入 場 料 一般 500円、大学・高校生 300円
※千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料
※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳などをお持ちください。
協 力 コノサーズ・コレクション東京
企画協力 株式会社青幻舎プロモーション
主 催 千代田区立日比谷図書文化館
展示概要
ボタニカル・アート(植物画)の頂点をきわめ、「花のラファエロ」「バラのレンブラント」とも称賛される天才画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(Pierre-Joseph Redouté)の代表傑作『バラ図譜(Les Roses)』(1817-24年刊行)170点および肉筆画2点を一挙公開いたします。
植物学者レリティエとの出会いをきっかけにボタニカル・アーティストの道を歩み始めたルドゥーテは、レリティエの推薦でルイ16世王妃マリー・アントワネットの博物蒐集室付画家と任命されました。フランス革命後、ルドゥーテのパトロンとなったのは、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌでした。「近代バラの母」と呼ばれるほどバラ栽培に熱心だったジョゼフィーヌは、世界中から集めたバラをルドゥーテに描かせました。その結果誕生したのが、ルドゥーテの代表傑作とされる『バラ図譜』です。
『バラ図譜』に使われる点刻彫版法(stipple engraving)は、輪郭線を可能な限り排除し、きめ細かな色彩の濃淡によって芸術性豊かに描き出すルドゥーテ独特の技法でした。画期的な手法で表現した自然な花々の美しさをお楽しみください。
見どころ
●『バラ図譜』170点&肉筆画2点を一挙公開!
ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが宮殿・マルメゾン城に集めた世界中からのバラを描いた『バラ図譜』はボタニカル・アートの金字塔とされます。『バラ図譜』は、1817年から1824年にかけて30分冊の初版がパリのフィルマン・ディドーにより刊行されました。点刻彫版法を用いてバラの絵169点とバラの花輪の口絵、計170点が描かれ、植物学者クロード=アントワーヌ・トリーによる概説が添えられていました。『バラ図譜』は現存しない当時のバラを知る貴重な記録ともなっています。本展では、『バラ図譜』の絵170点を一挙公開し、肉筆画2点を加え、全172点をお見せします。
●18世紀フランス貴族のサロンを体験
ルイ16世王妃マリー・アントワネット、ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌから後援を受けたルドゥーテは、『バラ図譜』刊行後、王立植物園付属自然史博物館の専任植物画家に任命され、ますます名声を得ります。王侯貴族や著名人も、ルドゥーテを招いて公開授業や個人教授を望むようになりました。上流の貴婦人達からは絶対な人気を集め、「パリ中のすべての女性がルドゥーテの生徒か信奉者だ」といわれたほどでした。ルドゥーテに熱狂した当時の貴族達はたくさんの美術品を集め、部屋の壁面に収集した多数の美術品を飾り、社交の場として使用しました。本展では、当時の展示手法に因み、一部の壁面を多数の作品で飾りました。18世紀フランス貴族のサロンに訪問したような、時を超えた優雅な体験をしてみませんか。
※画像の無断転載・二次利用を禁じます。
※大量の画像使用はご遠慮ください。
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20250220-hibiyaexhibition_redoute/index.html
●トークショー「ルドゥーテのバラに魅せられて」
・講 師 後藤 みどり氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会代表理事)
中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)
・日 時 2025年5月4日(日曜日)15時~16時30分(14時30分開場)
・会 場 千代田区立日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
・定 員 200名(事前申し込み順、定員になり次第締切)
・参加費 1,500円
・講座URL http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20250504-post_797/index.html
●講演会「美しき花の姿を追い求めて~画家ルドゥーテのまなざし~」
・講 師 中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)
・日 時 2025年5月22日(木曜日)19時~20時30分(18時30分開場)
・会 場 千代田区立日比谷図書文化館 4階 スタジオプラス(小ホール)
・定 員 60名(事前申し込み順、定員になり次第締切)
・参加費 1,500円
・講座URL http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20250522-post_798/index.html
●ギャラリートーク
・講 師 中村 美砂子氏(一般社団法人日本ルドゥーテ協会副代表理事)
・日 時 2025年5月4日(日曜日)11時から30分程度
・会 場 千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
・参加費 無料・事前申込不要(別途観覧料は必要です)
※関連講座の詳細、お申込み方法については、当館ホームページをご覧ください。
日比谷図書文化館
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4
03-3502-3340(代表)
広報事業部門:南辻
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