能登半島を応援するチャリティ小説『あえのがたり』が大反響!著名な作家たちが集結して、心を込めた物語を届けています!📚✨
解説
能登半島を応援する目的で刊行されたチャリティ小説『あえのがたり』は、豪華作家陣が集結したアンソロジーです。各作家が自らの体験や地域への愛を込めて執筆しており、読み応え抜群!また、売上の一部が能登半島の復興支援に寄付されることが決まっており、ただ読むだけでなく社会への貢献にもつながる一冊です。重版が決定したこの本は、多くの読者からの応援を受け、販促物の展開や特典付きの購入企画も進行中。ぜひ、皆さんもこのプロジェクトに参加してみてくださいね!📖🌈💪
この記事のポイント!
1. 人気作家たちのオムニバス形式の物語。
2. 売上の一部が能登半島の復興支援に寄付される。
3. 新たな販促物や特典付き企画が展開中。
4. 参加著者の多様なジャンルの作品が楽しめる。
5. ドキュメンタリーが公式YouTubeで配信されている。
1月22日に発売された能登半島応援チャリティ小説企画『あえのがたり』。発売から1ヵ月が経ったいまもなお、勢いが止まりません!アンソロジーとしては異例の3刷目が決定いたしました。
呼びかけ人の今村翔吾さん、小川哲さん、加藤シゲアキさん、そして朝井リョウさん、麻布競馬場さん、荒木あかねさん、今村昌弘さん、佐藤究さん、蝉谷めぐ実さん、柚木麻子さんの10名は、それぞれが世代や作家デビュー年の近い、いわば文芸業界の「同世代」。実力派同士の「同世代」だからこそ紡ぐことのできた「おもてなし」の想いが全国に広がっています!
重版にあわせて、新たな店頭宣伝物も制作します。呼びかけ人3名の写真を使ったポップ、そして石川県から提供いただいた「#能登のために 読んで応援、ありがとう 石川県」の特別ロゴの切り抜きポップを全国の書店へ展開します。支援の輪が、ながく、ひろく、つづくよう、全国の書店の皆さん、読者の皆さん、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
さらに加藤シゲアキさんの最新刊『ミアキス・シンフォニー』(マガジンハウス刊)とのコラボ企画も始動!3月31日まで、紀伊國屋書店全店(「Books Kinokuniya Tokyo」を除く)で期間中に『ミアキス・シンフォニー』または『あえのがたり』をお買い上げのお客様に、各商品につき加藤シゲアキさん描き下ろしイラスト&サインがプリントされた特別レシートがプレゼントされます!絵柄は2種類。各作品で絵柄は異なり、2作品を同時に購入した場合は1レシートに2種類のイラストとサインがプリントされます。詳しくは紀伊國屋書店のHPをご確認ください。
そして『あえのがたり』のドキュメンタリー「かたりごと-Document of『あえのがたり』」(全8話)も講談社のオフィシャルYouTubeチャンネル「KODANSHA Books&Comics」にて配信中です。2月26日に配信された第7話「かさなり」では、加藤シゲアキさんが「輪島塗」に着想を得たアルコールインクアートを制作する様子を追います。出来上がったアートワークは、立ち会った小川哲さんも制作に参加し、ふたりの想いをかさねた作品となっています。第8話配信後には、スペシャル版として参加した一部作家たちのインタビューも配信予定です! ぜひご期待ください。
本書では、参加著者の印税相当額と講談社の売上相当額を能登半島の復興支援に役立てていただけるよう寄付をする予定です。具体的な寄付金額の公表は書籍の発売から半年ほどかかる見込みです。
<書籍情報>
■タイトル 『あえのがたり』
■著者名 今村翔吾/小川哲/加藤シゲアキ
朝井リョウ/麻布競馬場/荒木あかね/今村昌弘/佐藤究/蝉谷めぐ実/柚木麻子
■発売日 2025年1月22日(水)
■判型 四六判ワイド上製
■定価 2200円(税込)
■224ページ
■ISBN 978-4-06-537876-2
<公式サイト/公式X>
「あえのがたり」公式Xアカウント @aenogatari
<各作品と作家プロフィール(五十音順)>
朝井リョウ「うらあり」
学生最後の旅行にある島を訪れた男女4人。到着した日に夏祭りが開かれることがわかり参加すると、島の人々があたたかく迎えてくれたのだが――。
プロフィール/1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。2021年『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。他の著作に『スペードの3』『世にも奇妙な君物語』『スター』などがある。最新作は『生殖記』。
麻布競馬場「カレーパーティ」
大手広告代理店に就職して3年。少数精鋭のチームに選抜され、親睦を深めるため各家庭のカレーを持ち寄ることになった。一癖も二癖もある懇親会が始まる。
プロフィール/1991年生まれ。慶應義塾大学卒。2021年からTwitter(現・Ⅹ)に投稿していた小説が「タワマン文学」として話題になる。22年、ショートストーリー集『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』(集英社)でデビュー。2作目『令和元年の人生ゲーム』(文藝春秋)は、第171回直木賞候補に。
荒木あかね「天使の足跡」
私は、自分よりも長生きする話し相手がほしかっただけなのかもしれない。なのに、ミニブタも夫もいなくなってしまった。あと残っているのは、娘だけ。
プロフィール/1998年福岡県生まれ。九州大学文学部卒業。22’年『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。本格ミステリーの確かな技法に加え、心理に深く分け入った人間ドラマを描くことから「Z世代のアガサ・クリスティー」と呼ばれている。他の著書に『ちぎれた鎖と光の切れ端』がある。
今村翔吾「夢見の太郎」
20年ほど前、「入り江の左近」に拾われた太郎は、人々から信頼される人間に育っていた。「夢がある」と周囲に語って以来、太郎は主から疑いの目を向けられるようになってしまう。
プロフィール/1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。2020年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』で第11回山田風太郎賞を受賞。2021年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。2022年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、『童の神』『ひゃっか』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。
今村昌弘「予約者のいないケーキ」
予約電話を受けている途中、停電が起こり、お客様の名前も、電話番号も聞きそびれてしまった! はて、このサプライズケーキは一体誰に提供すればいいのだろう。
プロフィール/1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作はその年のミステリランキングを席巻し、映画化、コミカライズもされた。その後、『魔眼の匣の殺人』『兇人邸の殺人』『明智恭介の奔走』とシリーズを刊行。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。他の著作に『でぃすぺる』がある。
小川哲「エデンの東」
担当編集者から届いたメールに、私は激怒した。もっとわかりやすくしてほしい、だと? 確かに、私の小説はわかりにくいと言われてきた。ならば読者に寄り添う改稿をお見せしよう。
プロフィール/1986年生まれ、千葉県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。2015年「ユートロニカのこちら側」が第3回ハヤカワSFコンテストで〈大賞〉を受賞し、デビュー。2017年『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。2020年には『嘘と正典』(早川書房)に収録の『魔術師』が中国にて銀河賞の銀賞に輝いた。2022年刊行の『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木三十五賞を受賞。同年刊行の『君のクイズ』は第76回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞。
加藤シゲアキ「そこをみあげる」
自分の犯した罪から逃げ続けてきた吉鉄がたどり着いた輪島の地。神に見放され、何一つうまくいかなかった男が、山で見つけたのは打ち捨てられた船だった。
プロフィール/1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。2012年『ピンクとグレー』で作家デビュー。2021年『オルタネート』で第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞。昨年発売された『なれのはて』で二度目の直木賞候補となった。「NEWS」のメンバーとして活躍しながら作家としても精力的な活動を続けており、評価を高めている。他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.−バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』(全2冊)、エッセイ集などに『できることならスティードで』『1と0と加藤シゲアキ』がある。
佐藤究「人新世爆発に関する最初の報告」
プラスチックが漂着する小さな漁港に暮らすカロイは〈新聞島〉と呼ばれる無人島に惹かれていた。台風が直撃した翌日、少年が手に入れたのは自分だけの船だった。
プロフィール/1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、デビュー。2016年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、第39回吉川英治文学新人賞を受賞。『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞、第165回直木賞を受賞。『幽玄F』で第37回柴田錬三郎賞を受賞。他の著書に『爆発物処理班の遭遇したスピン』『トライロバレット』など。
蝉谷めぐ実「溶姫の赤門」
加賀藩主・前田斉泰への輿入れを前に、徳川の姫は思い悩んでいた。自分のため嫁ぎ先に莫大な金子を遣わせてしまう。お付きの者たちもぎすぎすしている。
プロフィール/1992年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部演劇映像コース専攻卒業。2020年、「化け者心中」で第11回小説野性時代新人賞受賞しデビュー。2021年、『化け者心中』で第10回日本歴史時代作家協会賞(新人賞)受賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞候補、第27回中山義秀文学賞受賞。2022年、『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞受賞、第13回山田風太郎賞候補。2023年、『おんなの女房』で第44回吉川英治文学新人賞受賞。2024年、『万両役者の扇』で第15回山田風太郎賞受賞。他、アンソロジーなどに短編を発表している。
柚木麻子「限界遠藤のおもてなしチャレンジ」
ブラック企業に勤める遠藤から突如届いた「インビテーションカード」。ぼろぼろのあんたがおもてなししている場合なの? 危機に集まったのは『スーパーゴリオ爺さんズ』。
プロフィール/1981年東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。’15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『伊藤くんA to E』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『あいにくあんたのためじゃない』など。『BUTTER』が英語圏で大ヒットするなど、世界からの注目も集まる。
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