クォン・ラビンが新しく書いたエッセイ、孤独や不安を描いた言葉たちで心を温めてくれる!🐰
解説
クォン・ラビンの最新エッセイ『死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ』は、彼の代表作『家にいるのに家に帰りたい』で話題を集めた著者が、更なる思いを込めた作品です。日常生活の中で感じる孤独や不安を正直に表現し、読者に心の安らぎを与えてくれます。特に、日々の小さな幸せに目を向けることの大切さが強調されていて、心のケアができるヒント満載!✨心をあたたかくするイラストと共に、人生の起伏を乗り越える力を与えてくれる一冊です!⏳
この記事のポイント!
1. 孤独や不安に寄り添った内容
2. 読者の心を慰める優しいイラスト
3. 日常生活での小さな幸せの発見
4. BTSのVが紹介した注目の作品
5. 自分自身を愛する重要性
辰巳出版の翻訳書レーベル &books では3月5日に、『死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ』を刊行する。BTSのVが紹介したことで大きな話題を呼んだ『家にいるのに家に帰りたい』(&books/辰巳出版)の著者クォン・ラビンによる新作書き下ろしエッセイ。
『死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ』
https://www.amazon.co.jp//dp/4777832236
5.5万部突破!人気エッセイ『家にいるのに家に帰りたい』著者 待望の新作
本書は、2020年にBTSのVが紹介したことで大きな話題を呼んだ『家にいるのに家に帰りたい』(&books/辰巳出版)の著者クォン・ラビンが書き下ろした新作エッセイ。
生き方や人間関係、パートナーとの愛。ふいに湧きあがる孤独や不安、葛藤。
毎日を懸命に過ごす中で感じ書きとめた言葉を、やさしいイラストとともにまとめた。
まっすぐで、ときには鋭く、ときにはあたたかくつづられた言葉は、わたしたちの心の慰めに、そして明日をまた一歩生きるための活力となってくれる。
ーCONTENTSー
プロローグ
Chapter1 「だいじょうぶ」が「本当にだいじょうぶ」になるまで
Chapter2 また泣ける日を願いながら
Chapter3 あなたの記憶
Chapter4 これからわたしに会いに来る愛に
エピローグ
ー本文一部抜粋ー
わたしのことを、まるごと一番愛することができるのは、わたし自身だ。
他の人を理解して認めようとする前に、
まずは自分の気持ちを考えて。
「ノー」と言うべき時に言えるのは、心が健康だからこそ。
断ることを恐れないで。
何が好きで、何が嫌いなのか。自分に問いかけてみて。
自分に優しく親切に。
自らを否定して追い込めば、自分がつらくなるだけ。
ポジティブな心がまえを続ければ、
自然と「わたしのことばと行動」が生まれてくるから。
幸せになろうと努力したり、
自分を急き立てたりしてはダメ。
余裕がなければ、大きな幸せにも不安を感じ、
小さな幸せにも満たされない。
ありのままの気持ちを受け入れれば、
心はもっとしなやかに強くなる。
<Chapter1より わたしへ>
友だちとわたしが、どっぷり落ち込んでいたときのこと。
誰かに会う予定もないのに、明るく華やかな服を着て、
きちんとメイクをしていたわたしに、友だちがたずねた。
「どこに行くの? 誰と会うの?」
わたしは答えた。
「予定はないけど、もしかして突然何かが起きるかもしれないから。落ち込んで待っているだけなんて嫌。だから、毎日30分だけ待つことにした。わたしにとって木のような存在になってくれる誰か、わたしが包んであげられる誰かに出会うかもしれない。 毎日30分ずつ幸せになる。そう信じているから、しっかりメイクをしてきれいな服を着るようにしているの。あなたも30分だけ待ってみたら? 少し先の今日がどうなるか、わからない。わたしは、30分後の人生に懸けてる」
友だちはこう言った。
「30分……。もし、30分経っても幸せが訪れなかったら?」
わたしは答えた。
「じゃあ、あと30分だけ待てばいい。長すぎず、待ちくたびれないように。いつかきっと幸せになれると信じてる。だから決めたの。30分だけって。そうすれば、小さなことにも幸せを見つけられるから」
友だちはクローゼットを開けて服を選び、メイクをした。
そしてふたりで街に繰り出した。
幸せになる魔法の呪文「30分後に」をとなえながら。
いつ訪れるかわからない無数の時を待つのはしんどい。
だから、発想を変えてみた。
30分後にわたしはかならず幸せになれる。
そうならなければ、あともう30分だけ待ってみよう。
<Chapter1より 「30分後に」それは、幸せになれる魔法の呪文>
【著者略歴】
クォン・ラビン
わたしには文章のなかで生きる人たちがいる。一瞬の出来事が永遠に刻まれている人たち。もう安否を問うことすらできない関係になってしまっても、つづられたことばのなかで、その瞬間は止まったまま。その人たちは、わたしの過去であり、現在であり、そして未来になる。
著書に『家にいるのに家に帰りたい』(小社刊)『등지고 누 워 사랑에 기대다』(未邦訳)
Instagram@pm_rabin
桑畑優香(訳)
翻訳家・ライター。早稲田大学第一文学部卒業。1994年から3年間韓国に留学、延世大学語学堂、ソウル大学政治学科で学び、『ニュースステーション』のディレクターを経て独立。映画レビュー、K-POP アーティストの取材などをさまざまな媒体へ寄稿。訳書に 『家にいるのに家に帰りたい』『あなたを応援する誰か』 『それぞれのうしろ姿』(小社刊)、『韓国映画100選』(クオン)、『BTSを読む』(柏書房)、『成功したオタク日記』(すばる舎)、監訳書に『BEYOND THE STORY:10-YEAR RECORD OF BTS』(新潮社)など。
チョンオ(絵)
韓国ソウル市生まれ。会社勤めのかたわら、イラストレーター 、グラフィックデザイナーとして活動。自分にとって絵を描くことは、心に灯をともすこと。日々を前向きな気持ちで過ごし、多くの人に夢を与えられるような絵を描き続けたいと願っている。
【書籍情報】
書名:死にたいんじゃなくて、こんなふうに生きたくないだけ
著者:クォン・ラビン、桑畑優香(訳)、チョンオ(絵)
発行:2025年3月5日
判型:四六変型判
ページ数:192頁
定価:1,430 円(税込)
刊行:&books(辰巳出版)
AMAZON
https://www.amazon.co.jp//dp/4777832236
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/18110111/?msockid=28f7cf1bf048674023dedbc1f13266c6