NADiff a/p/a/r/tがChim↑Pomの展覧会「ほたるのひかり」を開催!彼らのアートが渋谷区に歴史のフィナーレを彩るよ!
解説
NADiff a/p/a/r/tは恵比寿のアートシーンで重要な役割を果たしてきました。最終展「ほたるのひかり」では、Chim↑Pomのアートが再び私たちの前に現れます。過去の名作と共に、新たなインスタレーションを楽しめるこの機会は見逃せません!特に、地下から掘り出された作品や、雨漏りで傷んだ倉庫の物が並ぶガレージセールも魅力的で、アートへの理解を深める瞬間になることでしょう。入場無料で予約も不要なので、気軽に立ち寄ってみてくださいね!🤗
この記事のポイント!
1. 最終営業日を飾るChim↑Pomの展覧会が開催される。
2. 地下の壁画や掘り出し物のガレージセールが見どころ。
3. 無料で予約不要のトークイベントも行われる。
4. アートと歴史が融合する瞬間を体験できる。
5. NADiff a/p/a/r/tの17年間の伝説が詰まった展示。
NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿)では、Chim↑Pom from Smappa!Groupの展覧会「ほたるのひかり」を3月8日(土)~23日(日)の期間、開催します。展覧会最終日がNADiff a/p/a/r/tの最終営業日となります。
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=32451
概要
2008年7月7日、東京・恵比寿にオープンしたNADiff a/p/a/r/t。その一発目に行われた展覧会は、Chim↑Pomによる「日本のアートは10年遅れている 世界のアートは7、8年遅れている」でした。ホワイトキューブとなるはずだった新しいギャラリーの床を「汚水」で水没させ、剥き出しの壁には落書きを施し、まるで廃墟のようになったその空間に蛍を放つという、破天荒なインスタレーションとパフォーマンスに来場者は圧倒されました。
その後、壁画群はホワイトキューブの壁に封じ込められ、長年にわたり閉ざされてきました。オープンから17年間、この白壁のもとで開催された展覧会は146回にのぼります。
2018年、10周年を迎えたNADiff a/p/a/r/t は、再びChim↑Pomによる展覧会を開催しました。10年前の壁画群が再び姿を現し、ギャラリー内部には再び汚水の池が作られ、一階に仮設されたトイレとともに構成されたインスタレーションは「恵比寿の泉」と名付けられました。
そして2025年3月、NADiff a/p/a/r/tにとって最後の展覧会もまた、Chim↑Pom from Smappa!Groupによって開催されます。本展では、地下階の壁画群が再び公開され、その壁画を長年封じ込めていた白壁が展示の主役となります。そして、これまで本や商品の販売が行われてきた1階では、地下から掘り出された「物質」や、昨年に雨漏りの被害を受けたChim↑Pomの倉庫で保存状態が危うくなった「掘り出し物」などが並ぶガレージセールを開催。ナディッフが扱ってきた書籍のために、Kioskと化した物販スペースも出現します。
水浸しとなった地下の壁画の発掘、ホワイトキューブの採掘、雨漏りによって傷んだ倉庫からの掘り出し物。それらは観客の手に渡り、分散されることで新たな意味を帯びていくことでしょう。
展覧会タイトル「ほたるのひかり」は、こけら落としの際に放たれた蛍に由来すると同時に、NADiffの閉店そのものを象徴しています。オープン時に掲げられた「日本のアートは10年遅れている 世界のアートは7、8年遅れている」という言葉。そして、その壁画を封じ込めていたホワイトキューブの中で繰り広げられた無数の展覧会。NADiff a/p/a/r/tとChim↑Pom from Smappa!Group、そして日本のアートの17年が複雑に交差するこのフィナーレを、ぜひ目撃してください。
Chim↑Pom from Smappa!Groupによるトークイベントを開催します
NADiff a/p/a/r/tがオープンした2008年当時から、2018年の10周年記念展、そして本展「ほたるのひかり」に至る展示制作のエピソードや、ガレージセールに並ぶ「掘り出し物」たちの思い出話、そして日本と世界のアートについてなどを、メンバー全員が縦横無尽に語り合います。
開催日|2025年3月15日(土)14:30~16:00(ご案内開始は14:20~)
登壇者|Chim↑Pom from Smappa!Group(卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀)
開催場所|NADiff a/p/a/r/t 店内
入場料|無料
※予約不要のイベントとなります。お時間までに会場へ直接お越しください。
※席には限りがございます。満席の場合は立見となりますことをご了承ください。
プロフィール
Chim↑Pom from Smappa!Group
Chim↑Pom from Smappa!Groupは、2005年に東京で結成されたアーティスト・コレクティブ。メンバーは卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀。
現代社会に介入したプロジェクトを通して世界各地の展覧会に参加し、その他にもさまざまな自主企画を展開している。森美術館、Dallas Contemporary、MoMA PS1、Saatchi Galleryなどで個展を開催し、Asian Art Biennale、Manchester International Festival、Alkantara Festival、Biennale of Sydney、Busan Biennale、São Paulo Biennial、Shanghai Biennale、Biennale de Lyonなどの芸術祭にも参加。Centre Pompidou(フランス)、Solomon R. Guggenheim Museum(米国)、Hammer Museum(米国)、M+(香港)、東京都現代美術館(日本)などに作品が収蔵されている。
また、福島第1原発事故に伴う帰還困難区域内で2015年から続いている展覧会「Don’t Follow the Wind」の発案と参加や、歌舞伎町一帯でのアートナイト「BENTEN」、ユーモラスでナンセンスな「商品」や「作品」を販売することで使用価値の概念を問いかけるポップアップ・ショップ「KANE-ZANMAI」など、さまざまな自主プロジェクトを立ち上げてきた。コレクティブのメンバー個人でも、新宿にある実験的なアートスペース「WHITEHOUSE」や、多肉植物に特化した園芸プロジェクト「Leggy_」、広島にある多目的のアートスペース「Alternative Space CORE」など、スペースやコミュニティを運営している。
これまで十数冊の出版物を発行し、2015年にはPrudential Eye AwardsのBest Emerging Artist of the Year賞を受賞。2022年4月、Chim↑PomからChim↑Pom from Smappa!Groupに改名した。
展覧会詳細
Chim↑Pom from Smappa!Group「ほたるのひかり」
期間|2025年3月8日(土)~3月23日(日)12:00~20:00 会期中定休日なし
会場|NADiff a/p/a/r/t 1階
住所|〒150-0013 東京都渋⾕区恵⽐寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
Kioskデザイン、施工|西村健太
棚デザイン、施工|稲永英俊
協力|涌井智仁、ANOMALY、無人島プロダクション、金三昧
問合せ先|03-3446-4977
展覧会ページ|http://www.nadiff.com/?p=32451
オープニングレセプション
日時|2025年3月8日(土)17:00~21:00
場所|NADiff a/p/a/r/t 店内
※どなたでもご来場いただけます。
NADiff a/p/a/r/t
アートブックショップ&ギャラリーNADiffのメインショップとして1997年に表参道で開業し、2008年に恵比寿に拠点を移してNADiff a/p/a/r/tとしての営業をスタート。ギャラリーでは若手作家から国内外で人気を得る作家まで、多彩な展示を実施。店内では、豊富な品揃えのアートブックとユニークなアートグッズを取り扱うなど、新たなアートとの出会いの場となることを目指しています。
住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
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CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/