「Allbirds(オールバーズ)」は、世界初のネット・ゼロカーボン・シューズ「M0.0NSHOT(ムーンショット)」の開発に成功しました。2023年6月27日(火)にデンマーク・コペンハーゲンで開催された「Global Fashion Summit」で初公開されました。
Allbirdsは待望の世界初ネット・ゼロカーボン・シューズである「M0.0NSHOT」のプロトタイプを公開しました。そしてオープンソース化されたツールキットを提供することによって、ファッション業界にムーブメントの拡がりを期待したいと思います。このスニーカーは、カーボンフットプリントが0.0kg-CO2eという画期的な数字を誇っています。再生型農業によって調達されたカーボンネガティブなウールがM0.0NSHOTの全体を包み込み、印象的で統一感のある外観に仕上げています。
Allbirds共同創業者のTim Brownは、「Global Fashion Summit」のステージでこのシューズを発表し、会場にいる方々と世界に向けて、誰でもカーボンネガティブなシューズやアパレルが作れる可能性を示唆しました。そのためにAllbirdsは、「M0.0NSHOT」の素材、製造、輸送、廃棄、カーボンフットプリント計算などの各工程を詳細に説明したツールキット「Recipe B0.0K」を作成し、その手法をオープンソース化しました。
このツールキットは、「Global Fashion Summit」に参加者に配布され、現在は英語版のみですが、Allbirdsのウェブサイト上で誰でもダウンロードでき、実践できるようデジタルで提供されています。
*日本語版は今後公開予定
「Allbirdsにとっては小さな一歩ですが、他の企業が参加すれば、ファッション業界にとって大きな飛躍となるかもしれません。宇宙開発競争とは異なり、これはリレーであり、私たちは皆、同じ側にいるのです。「M0.0NSHOT」はAllbirdsの最大の功績ですが、他の人が行動を起こさなければ意味がありません。だからこそ私たちは、他の人がバトンを受け取り、前進できるように、私たちの学びをオープンソースにする必要がありました。」 – Tim Brown(Allbirds共同創業者)
2024年春に販売予定の「M0.0NSHOT」は、Allbirdsが創業以来、事業や製品において体系的にカーボンフットプリントを削減することに注力してきた、長年の努力の集大成と言えます。2018年には、カーボンネガティブなサトウキビ由来のグリーンEVAを使用したミッドソールフォーム「SweetFoam®」を生み出し、「M0.0NSHOT」で使用する新しいフォームに反映させました。そして2020年、Allbirdsはファッションブランドとして初めてカーボンフットプリントを商品に表示することになりました。その1年後には、アディダスとのパートナーシップを発表し、その時点で世界で最も低炭素なシューズである「Adizero x Allbirds」を共同開発しました。
それらのプロジェクトを通じて、ネット・ゼロ・カーボン・シューズの開発は自然なことでした。オールバーズのイノベーションを司るであるフューチャーズチームは、2022年にこのチャレンジに挑み、ブランドのこれまでの学びをすべて活かして「M0.0NSHOT」をデザインし開発に着手しました。
この成果は以下の通りです。
カーボンネガティブ アッパー
レイク・ハウェア・ステーションから調達したカーボン・ネガティブな再生型農業ウールを使用したアッパーです。ミニマルなデザインアプローチは、この超自然素材をヒーローにし、ウールシューズで創業した会社にとってエポックメイキングとなりました。
カーボンネガティブ ミッドソールフォーム
ミッドソールには、サトウキビを原料とし、超発泡で成形したカーボンネガティブなバイオベースミッドソール「スーパーライトフォーム」を特別仕様で採用しました。
カーボンネガティブ バイオプラスチック
マンゴーマテリアルズ社との提携により、メタンから生成されたプラスチックを使用したアイレットやロゴを開発しました。
パッケージ
カーボンニュートラルな素材であるサトウキビを原料としたポリエチレンで真空包装し、輸送時の重量とスペースを軽減します。
輸送方法
バイオ燃料での海上輸送や、港から倉庫間の輸送時の使用燃料を配慮します。
「私たちは、世界初のネット・ゼロカーボン・シューズを作っただけではありません。このマイルストーンにふさわしいビジュアル・アイデンティティを生み出すために、さまざまなプロトタイプを検討しました」と、このプロジェクトのデザインリーダーであるジェイミー・マクレランは語ります。この “未来の靴 “について考えるとき、M0.0NSHOTが過去のものに見えてはいけないということは明らかでした。私たちは、サステナブルシューズの科学を再構築しただけでなく、デザインも再構築したのです。
カーボンフットプリントとは?
カーボンフットプリントとは、製品を作るために排出されたkg CO2eのこと。
あらゆる温室効果ガスの排出量を、CO2の排出量に換算したものです。
「Allbirds」では2020年4月より、全製品においてカーボンフットプリントを表示。製造過程における排出量ゼロを目指すと共に、食品のカロリー表示のように、「地球のためにCO2e排出量を知る」が当たり前の世の中をつくります。
▼詳細はこちら https://allbirds.jp/pages/sustainability
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ストア情報
Harajuku Store
ストア名:Allbirds 原宿(オールバーズ原宿)
住 所 :東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1階
営業時間:11:00 ~ 19:00 不定休
Marunouchi Store
ストア名:Allbirds 丸の内(オールバーズ丸の内)
住 所 :東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
営業時間:11:00 ~ 20:00 不定休
※ 日・祝日は10:00 ~ 19:00
Osaka Store ※〜2024年1月まで延長予定
ストア名:Allbirds 大阪(オールバーズ大阪)
住 所 :大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館5F
営業時間:11:00 ~ 21:00 不定休
Online Store
URL :allbirds.jp
送 料 :無料(日本国内のみ)
返品交換 :30日以内であれば無料
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お客様お問い合わせ先
Allbirds(オールバーズ):(E-Mail) help@allbirds.jp
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Our Story
サッカーの元ニュージーランド代表のティム・ブラウンとバイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンジャー。2人の異色のチームにより、2016年にサンフランシスコで誕生したのが「Allbirds(オールバーズ)」です。
大きなロゴや派手なカラー、ケミカルな素材で作られた従来のシューズ製造に疑問を持ち、着目したのが、ティムの母国であるニュージーランドのメリノウールでした。ティムは優れたメリノウールの可能性を信じ、ジョーイとタッグを組み、快適性とサステナビリティ、シンプルなデザイン性を兼ね備えた「Allbirds」が誕生しました。
代表作である「Wool Runners(ウールランナー)」は最高級メリノウールが柔らかく足を包み込みます。保温性、通気性、防臭性に優れたその快適性はもちろん、シューレースに再生ポリエステル、インソールにはヒマシ油、靴底はサトウキビから生まれた SweetFoam®を用い、カーボンフットプリントを抑えるといった環境配慮した徹底的なモノ作りを行ってきました。さらには洗濯機で丸洗いできるその利便性が共感を呼びました。日々最新のテクノロジーを生み出しているシリコンバレーで支持を集め、アカデミー賞の受賞経験もあり環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏が投資をし、その評価は世界中に広まっていきました。
その後も、ユーカリ繊維で作られた通気性と快適さをそなえたメッシュ構造の「Tree(ツリー)」シリーズ、100%植物性レザーの「Plant (プラント) 」シリーズを発売し、サステナブルで革新的な素材開発を行い、地球環境への負荷を考慮した現代社会に必要とされている商品を世の中に送り出しています。