2025年健康経営銘柄に選ばれたロート製薬の全貌

ロート製薬株式会社（本社：大阪市、社長：杉本雅史）は、この度健康経営に優れた上場企業として経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2025」に選定されました（10年ぶり2度目）。併せて、「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人（ホワイト500）」に5年連続で認定されました（制度が開始した2017年から8度目の認定）。

■創業から大切にしている社員の健康にかける想い

当社は、創業以来、世界の人々に美と健康に関わる商品やサービスをお届けしてきました。現在はロートグループ総合経営ビジョン2030「Connect for Well-being」を掲げ、食や再生医療分野にも事業の領域を広げています。また、長きに渡り「健康」に従事する企業として、その基盤を支える社員一人ひとりが心身ともに健康であり、情熱（働きがい・生きがい）をもって日々の仕事に取り組めるよう、過去からさまざまな取り組みを行ってきました。2016年には健康経営推進グループを設置し、以後、同グループを中心に各種取り組みを推進しながら、2018年には当社の健康経営の考え方を「健康経営宣言」として制定しました。ウェルビーイングの実現に向けた働き方改革を進めると同時に、自由闊達な議論や行動を起こせるような組織風土づくりも重要と考え、組織の活性化につながる取り組みも推進しております。また、2022年にはロートグループ健康保険組合を設立し、グループ会社全体を通して広く健康づくりに取り組んでおります。

参考：ロート製薬における健康経営の推進

■近年の取り組み事例

・介護と仕事の両立支援（2023年12月～）

社員向けの介護セミナーや座談会を定期的に開催し、個別相談窓口を開設しています。また、産業ケアマネジャーと共同で「介護プライマリーシート」を開発し、介護が始まる前の準備を支援しています。今後も、仕事と介護を両立して介護離職を防ぐための支援策の拡充や、柔軟な働き方の推進、介護サービスの紹介など、社員が安心して働き続けられる環境づくりに取り組んでまいります。

・運動習慣の定着と睡眠改善への全社での取り組み（2024年5月）

運動習慣の定着と社内コミュニケーションの活性化を目的に、2018年より「とこチャレ」と称したウォーキングイベントを定期的に開催してきました。2024年には「とこチャレ」に睡眠改善プログラムを掛け合わせ、全社で運動習慣の定着と睡眠改善のための行動変容に取り組みました。約3週間のプログラムを経て、6.5時間以上の睡眠の確保と、睡眠による休養感が大きく改善する結果となりました。

参考：2024年春、健康経営の進捗と、運動習慣と睡眠の改善に全社で取り組む「とこチャレ2024睡眠＋」スタートのお知らせ

・眼の健康寿命延伸を目指す眼科健診プログラム「ロートアイドック」（2025年2月～）

加齢とともに増加する緑内障や白内障などの眼疾患を早期発見・予防し、社員の健康寿命延伸を目指す新たな取り組みを行っています。中之島アイセンターおよび藤田医科大学羽田クリニックと提携し、前眼部三次元画像解析や光干渉断層血管造影など最先端の研究に基づく医療技術を活用した眼の健診プログラムを導入しました。

眼の健康は、日常生活や仕事の質、さらには将来の生活の質にも直結します。目薬をはじめとするアイケア事業を展開する企業として、眼の健康を支援することで、社員の長期的なウェルビーイングを実現してまいります。

■今後について

当社はこの度の選定を励みとし、さらなる健康経営の推進に努めます。また、当社で進めている健康経営をグループ会社にも広げ、社員一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働ける環境づくりを通じて、より一層の企業価値の向上と社会への貢献を目指してまいります。

健康経営銘柄について

「健康経営銘柄」は、東京取引証券所に上場する企業の中から、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む企業を選定するものです。「健康経営度調査」の回答結果をもとに、健康経営優良法人（大規模法人部門）申請法人の上位500位以内の上場企業から、1業種1社を基本として選ばれます。

経済産業省ウェブサイト「健康経営銘柄」

健康経営優良法人認定制度について

「健康経営優良法人認定制度」とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。大規模法人部門のうち上位法人は「ホワイト500」に認定されます。
経済産業省ウェブサイト「健康経営優良法人認定制度」