様々な世代が選んだ「ネクストブレイクスイーツ」ランキング。ボンボローネやカンノーリが注目を集め、特別なご褒美欲が高まっています!🥳
解説
株式会社リクルートのホットペッパーグルメ外食総研が行った調査によると、次に流行が期待されるスイーツが「ボンボローネ」としてランクイン!その調査は、20代から60代までの男女1,035人を対象に実施され、多くの人が食べてみたいと回答。ボンボローネは生地を揚げ、中にクリームが詰まったイタリアの伝統的スイーツです✨最近ではSNS映えするビジュアルが話題になっており、多くの専門店も登場しています。他にもカンノーリやフラン、一部のアメリカンスイーツも人気!これからのスイーツシーンには期待が高まります。特別なご褒美として、日々の暮らしに華を添えるスイーツが今後もさらに進化していくことが楽しみですね!🍰
この記事のポイント!
1. ボンボローネが次世代スイーツとして注目されている
2. 海外の伝統的なスイーツが人気を得ている
3. SNS映えするビジュアルがトレンドに影響
4. 食べたいスイーツランキングでデータが収集されている
5. スイーツ市場は新たなアレンジで常に進化している
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は次にヒットしそうな「ネクストブレイクスイーツ」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。
■「ネクストブレイクスイーツ」予想1位は「ボンボローネ」
『ホットペッパーグルメ外食総研』がピックアップした26の「ネクストブレイクスイーツ」候補(各スイーツ詳細は次ページ)の中から、「知っているが食べたことがなく、食べてみたい」「知らなかったが食べてみたい」を合わせた「食べてみたい・計」が最も高かったのは「ボンボローネ」(58.2%)でした。2位、3位には「カンノーリ」(57.6%)、「フラン」(56.8%)が入り、海外の伝統的なスイーツ、特にイタリアやフランスのデザートへの関心が高いことがうかがえます。また、TOP10の中で「知っているが食べたことがなく、食べてみたい」割合が高かった「ドバイチョコ」(11.7%)や「マラサダ」 (10.3%)などは、SNSなどで名前の認知度がありながらも提供店舗が限られており、ネクストブレイクな状態にありそうです。
今回の「ネクストブレイクスイーツ」ランキングでは、「ボンボローネ」や「カンノーリ」のような聞き慣れない海外スイーツが上位に入りました。これらはSNSを中心に“映える”ビジュアルが話題となり、近年専門店も登場。次の大ヒットを待つ状況が整いつつあります。また、近年のスイーツ市場は「生ドーナツ」や「さまざまなフレーバーのカヌレ」など、新たなアレンジが加わることでヒットにつながるパターンも少なくありません。そういう意味で、すでに好きなスイーツ(次ページ)の中でも「アップルパイ」や「チュロス」などは最近アレンジを目にする機会が増えており、こちらもヒットの予感です。物価高騰の影響で節約傾向が強まる中でも「特別なご褒美」としてのスイーツ需要は根強く、スイーツ市場は今後も、海外トレンドの導入と定番スイーツの革新が共存しながら発展していくのではないでしょうか。
『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員 田中 直樹
※提示したメニュー:パネットーネ(主にクリスマスに食べられるイタリアの伝統的なドライフルーツが入った発酵菓子パン)、ボンボローネ(生地を揚げて砂糖をまぶし、中にカスタードやチョコレートのクリームをたっぷり詰めたイタリアの国民的スイーツ)、カンノーリ(イタリア・シチリアの伝統菓子。小麦粉の生地の中にたっぷりのリコッタチーズやクリームを詰めたもの)、カッサータ(イタリア・シチリアの伝統菓子で、果汁かリキュールで湿らせたスポンジケーキに、リコッタチーズと果物の砂糖漬けを重ねたもの)、クロッフル(クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼いた、韓国発祥のスイーツ)、パッピンス(韓国のスイーツで、大きな器にたっぷりの氷と小豆やアイスクリームなどがのったもの)、カタラーナ(スペインのカタルーニャ地方のスイーツで、卵や牛乳、生クリーム、砂糖、小麦粉などを使って作られ、冷蔵庫または冷凍庫で冷やし、食べる直前に表面に砂糖をふってバーナーで炙って表面を焦がす)、豆花(豆乳を固めたなめらかな豆腐にシロップや小豆、ナッツや餅を添えて食べる)、パイナップルケーキ(台湾発祥で、パイナップルジャムとバターで作った餡をクッキー生地の皮で包んで焼いたもの)、菠蘿油・菠蘿包(ボーローヨー、ボーローバウ、香港のパンの一種で、パン生地の上にクッキー生地を被せて焼くのが特徴)、エッグタルト(マカオ、香港の名物で、ペイストリー生地の器にエッグ・カスタードをのせて焼いたもの)、芋圓(蒸して柔らかくしつぶした里芋に水及びサツマイモの粉もしくはジャガイモの粉を混ぜて成形し、ゆでて作ったもので、シロップなどと食べる)、愛玉子(オーギョーチィ、植物の種を使って作る独特の食感の寒天のようなもので、レモンシロップとともに食べるのが一般的)、マラサダ(ハワイのスイーツで、クリームをドーナツ生地でつつみ、砂糖をまぶして揚げたもの)、ギリシャヨーグルト(普通のヨーグルトと違って水切りがされている、クリーミーな食感が特徴のギリシャ発祥のヨーグルト)、チェリーパイ、アップルパイ、キャロットケーキ(すりおろしたにんじんを生地に混ぜ込み、シナモンやナツメグ、生姜などのスパイスやナッツ類を使ったケーキ)、ブラウニー(チョコレートやココアパウダーを使って焼いたしっとりした四角いケーキのような形で、ナッツ類やチョコチップなどが入ることが多いアメリカ発祥のスイーツ)、チュロス(断面が星形の細長い形状のドーナツで、砂糖やシナモンなどをまとわせて食べることが多い)、シュガーバタークレープ(もちもちクレープ生地にバターを塗って砂糖をかけたシンプルなスイーツ)、フラン(タルトの土台にプリンに似たカスタード生地を流して焼いたヨーロッパのお菓子、もっちりとろりな食感が特徴)、バクラヴァ(何十層にも重ねられた薄いパイ生地にピスタチオやクルミを挟み、バターシロップをかけた中東のお菓子)、クナーファ(小麦粉でできた糸状のサクサクとした生地にチーズを挟んで焼き、ナッツとシロップをかけた中東のお菓子)、ドバイチョコ(板チョコの中にピスタチオペーストとトウモロコシの粉で作ったパリパリの細麺のような「カダイフ」を入れたもの)、韓国ドーナツ・クァベギ(材料にもち粉を使うことが多い、もっちり食感の韓国のねじりドーナツ)
■「食べたことがあり、好きなスイーツ」の中で“ネクストブレイク”候補は…?
「食べたことがあり、好きなスイーツ」に関する調査では、「アップルパイ」(72.1%)が圧倒的な人気を誇り、「チュロス」(62.5%)、「ブラウニー」(60.9%)が続く結果となりました。「アップルパイ」「ブラウニー」に加え、「チェリーパイ」(20.3%)、「キャロットケーキ」(18.6%)などはアメリカ発祥のものやアメリカ家庭料理のイメージが強く、アメリカンなスイーツが定番のものとして愛されていることがわかります。また、「エッグタルト」(34.2%)や「ギリシャヨーグルト」(32.7%)といった、最近専門店を目にする機会が増えてきたスイーツも上位にランクインしました。
■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは
シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。
■調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件
調査実施期間:2024年11月1日(金)~2024年11月2日(土)
調査機関:マクロミル
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