動物を守るために、岡山理科大学の辻教授と日産がコラボ!新しい技術で動物たちの安全を目指しています。🚗✨
解説
最近、日産自動車が新たな動物保護の試みとして、岡山理科大学の辻教授の協力を得て「鹿ソニック」を使ったロードキル防止プロジェクトを始めたんだ。絶滅危惧種のアマミノクロウサギを狙って、特別天然記念物である動物たちを守るための道筋が描かれています。この高周波音を利用する装置が、どれほど効果的なのか、実際の走行テストでの結果が待ち遠しいです!今後はもっと多くの動物を保護する活動へと広げていきたいという願いも込められているよ。🐰🚗
この記事のポイント!
1. 高周波音「鹿ソニック」が導入されている。
2. 日産自動車がアマミノクロウサギを保護するプロジェクトを始動。
3. 岡山理科大学の辻維周教授が協力。
4. ロードキルの件数が増加していることが背景。
5. 複数の団体がプロジェクトに参加している。
プロジェクト名は「NISSAN ANIMALERT PROJECT」(ニッサン・アニマラート・プロジェクト)。日産自動車は2010年から電気自動車「日産リーフ」に接近通報音を標準装備していることから、これに「鹿ソニック」を組み合わせて、動物保護にもつなげていこうという試みです。プロジェクトには、日産自動車、理大のほか鹿ソニックを開発した山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」、奄美市、環境省など計7団体が参画しています。
アマミノクロウサギのロードキル件数は、環境省調査によると近年多発しており、2023年には147件と過去最高となっています。同省は「生息域も拡大し、数年前だとアマミノクロウサギが見られなかった場所でも見られるようになってきた。特に、国道や県道など、生活道路での交通事故が多く発生している」とし、ロードキル防止が急務となっています。
プロジェクトの紹介動画は日産自動車公式YouTubeチャンネル及び、公式SNSで公開されています。
紹介動画には辻特坦教授も登場し、次のように話しています。
「(既に開始している実証実験について) 設置型実験を行った場所は、アマミノクロウサギのフンが多数あるところだったのですが、設置した後にはアマミノクロウサギの姿が照射範囲内ではカメラに映らなくなりました。ということは、彼らの出現を抑止できている、というふうに考えています。また車載実験のテストでも、スイッチを入れた途端にアマミノクロウサギが逃げ出すという動作がありました。これはうまくいくのではないかと思っています。プロジェクトの目標として、アマミノクロウサギのロードキルを限りなく ゼロ に減らしていきたいと思っています」