ダイキンが「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2025」選出、特許戦略の裏には持続可能性への挑戦が!新たな冷媒の開放もしてるんだって🚀。
解説
ダイキン工業株式会社が、2025年版の「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター」に選出されたのは、特許戦略や環境への取り組みが高く評価されたためです🌱。特許を無償開放し、新興国との関係を築くことで、他社と協力しながら地球温暖化に立ち向かう姿勢がグローバルに認められています。また、戦略的な事業展開や研究開発の強化を通して、「顧客とつながるソリューション」などの成長戦略を推進します。更には、特許の取得や知財の保護に加えて、産業界との協創や知財創出にも確実に注力していくことで、持続可能な社会の実現に貢献し続ける意図が浮き彫りに👩🔬💼。
この記事のポイント!
1. ダイキン工業がClarivateの評価で10回目の選出。
2. 特許の無償開放を通じた環境貢献。
3. ナショナルとグローバルの両面での研究開発強化。
4. 知財活動の推進と産産協創の重要性。
5. カーボンニュートラルという成長戦略テーマ。
「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター」は、クラリベイト社が保有する特許データを基に、世界の企業・機関の知財動向を分析、評価するものです。2000年以降の特許出願数や、過去5年間の特許登録数から評価対象となる企業・組織を抽出し、その上で「影響力」「成功率」「希少性」「地理的投資」等の要素でスコアを付与し、上位100社が選出されます。
グローバルに事業展開する空調メーカーであるダイキンは、業界全体の温室効果ガス削減に寄与すべく、保有する特許の一部について他社の利用を認めています。例えば、低温暖化冷媒HFC-32(R32)を用いた空調機の特許93件を、2011年に新興国に向けて無償開放し、2015年からはその範囲を全世界に拡大しました。また、2019年からは特許の対象を拡大し、それら特許について権利不行使を宣言することにより、省エネ性が高く、地球温暖化係数が低い冷媒への転換を後押ししています。また、ダイキンでは技術開発の初期段階から技術部門と知財部門とが密に連携し、事業を守るポートフォリオの構築を進めています。これらの成果が、今回のような外部からの高い評価につながったものと考えています。
ダイキンは、戦略経営計画「FUSION25」において成長戦略テーマに掲げる「カーボンニュートラルへの挑戦」「顧客とつながるソリューション事業の推進」「空気価値の創造」等を実現するべく、グローバル規模で研究開発の強化に取り組んでいます。今後も、知財権の取得・他社知財の侵害回避に加えて、産産・産学の協創による知財創出や、特許の無償開放等を通じた仲間づくりにも注力することで、事業に貢献する知財活動を推進していきます。