彼の作品は、ただの静物ではなく、観察者に思考の余白を与えるもの。インターネット時代の曖昧さと向き合った内容は、見る価値がありますよ!👀
解説
松岡洋太の個展「Perception in Flux」は、観ることを再考させるアートの展示です!この展示では、静物画を通して私たちの知覚がどのように変容しているのかを探ります。✨例えば、私たちが普段見ている景色は他の人々にも同じように見えているのか?という根本的な疑問がテーマとして扱われています。作品には、リアルとアンリアルが共存し、観察者に様々な解釈の余地を与える工夫が施されています。美術に興味がある人も、ただ鑑賞を楽しみたい人も、ぜひ一度会場へ足を運んでみてください!新しい視覚体験が待っています!🎨
この記事のポイント!
1. 松岡洋太の個展「Perception in Flux」が銀座で開催。
2. 静物画を通じて現代社会の知覚を探求。
3. 作品は観察者に解釈の余地を与える。
4. 古典的なアート形式の現代的解釈が魅力。
5. 無料で入場できるため気軽に訪問可能。
銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX 6F)では、店内アートウォールにてYohta Matsuokaの個展「Perception in Flux」を、2025年3月22日(土)~4月11日(金)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/46204-0958590314.html
概要
Yohta Matsuokaは、多摩美術大学を卒業後、世界中を放浪しながらストリート、カウンターカルチャーに触れ、2004年から「JONJON GREEN」名義で壁画やライブペイントを主体として活動を始めました。その後、キャンバス作品も手掛けるようになり、2021年から続く静物画シリーズ「Before Dawn」では、シミュラクラ現象(※)を利用した独自のスタイルを確立しました。2024年にOIL by 美術手帖ギャラリーで開催した個展「Still Painter life」では、そのシリーズを自身のルーツであるグラフィティアートと組み合わせたスタイルとして提示しました。
本展では、「普段当たり前のように見えている景色や日常は、他人にとっても同じように見えているのだろうか」という疑問をきっかけに、静物画という古典的な表現を通して、現代社会における人々の知覚の本質に迫る試みを行います。特に、ひとつのトピックに対してさまざまな考察が交差し、真実がぼやけてしまいがちなインターネット上で発生する曖昧な知覚や情報による認知のずれを、作品を通して表現しています。浮遊した物体は、人の手によるのか、上から落ちてきたのか、横から飛んできたのか、鑑賞者に思考する余白を持たせています。また、リアルとアンリアルな描写を共存させることで、固定概念への混乱を生じさせます。新たな視覚体験を追求し続ける最新作を、ぜひ会場にてご覧ください。
※シミュラクラ現象:3つの点が集まった図形など、本来は顔ではないものが顔に見えてしまう現象
アーティストステートメント
“Perception in Flux”(変容する知覚)
現代社会において、私達の知覚はかつてないほどに大きく揺さぶられている。SNSを通じて拡散する無数のイメージ、アルゴリズムによって選別された情報、デジタル技術による現実と虚構の交錯。それらによって私達の知覚は、固定されたものではなく、絶えず流動し、変容してきた。それは、視るという行為が目の前にあるものを単に捉えるのではなく、記憶や経験、文化的背景、社会の文脈によって絶えず再構築されるプロセスにあるからとも言える。
“Perception in Flux” では、静物画という伝統的な形式を通じて、この流動する知覚の本質に迫ります。静物のなかに”動き”や”意図”または”違和感”を組む事で、視覚の確かさに揺らぎを生じさせる。
それらは想像の余白となって、新たな認識の断片が立ち上がり、鑑賞者それぞれの方法によって再解釈される事を促す。
作品を通じて変容する知覚の揺らぎが、見る事の本質を再考するきっかけになれば幸いです。
松岡洋太
アーティストプロフィール
Yohta Matsuoka / 松岡洋太
1978年、群馬県高崎市生まれ。多摩美術大学卒業。2004年より日本のストリートカルチャーシーンの中で「JONJON GREEN」名義でライブペイントを主として制作活動を始める。80年代のイタリアを中心に生まれた色鮮やかで刺激的なデザイン集団「メンフィス」に大きな影響を受けたことから、パターンで構成するダイナミックかつ自由度の高い抽象表現を壁画に応用し国内外に数々の大型作品を残す。2021年より、原初的な感覚でモノクロの画面に球体や棒などのシンプルなオブジェクトを配置する静物画の作品制作を開始。本名である「Yohta Matsuoka / 松岡洋太」名義にて個展『Before Dawn(夜明け前)』(SORTone、東京、2022)を開催し国内外から注目を集め、イギリスで個展『Before Dawn』(MOOSEY、ノリッジ、2023)を開催した。オブジェクト同士の偶発的な関係性によって得られるシミュラクラ現象を通して、物体が持つ本来の姿とは違うユーモアを創造することを考察している。
販売について
展示作品は、会場にて3月22日(土)10:30より販売します。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
展示詳細
Yohta Matsuoka「Perception in Flux」
期間|2025年3月22日(土)~4月11日(金)
時間|10:30~21:00 ※最終日は17:00まで
会場|銀座 蔦屋書店 アートウォール
⼊場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|HIDDEN CHAMPION
お問い合わせ|info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/event/art/46204-0958590314.html
銀座 蔦屋書店
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