山極さんは、ゴリラの生態から老いを学び、希望を与える人生観を提示するんだ。もっと知りたくなる一冊だね!🌈
山極寿一の『老いの思考法』は、まさに老年期について新しい視点を提供してくれる本です📖✨著者は、霊長類学の視点で人間の老いを深く探究し、なぜ人間だけが長い老年を持つのかを解き明かしています。この本では、老いることが新しい発見や希望につながることを示していて、老いの美しさや科学的な背景についても学べます。また、老いに対するネガティブな感情を持つ人にこそ読んでほしい一冊!人間の老化プロセスを理解することで、もっと豊かな老後を迎えられるかもしれません🌟。著者のメッセージは、現代社会における老いの意味を再考し、魅力的に老いることの重要性を教えてくれます💖。
1. 老いをポジティブに捉える視点が得られる
2. ゴリラの生態から学ぶ老いの美しさ
3. 人間の長い老年期の意味を探る
4. 内田樹との対談イベントが開催される
5. 旧来の競争意識を超えた新たな価値観
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、ゴリラ研究の第一人者として世界的に名高い山極寿一さんの新著『老いの思考法』を、本日3月19日に発売します。
73歳の山極さんが初めて老いというテーマに挑んだ本書は、700万年の進化史と霊長類研究の視点を踏まえ、なぜ人間だけが長い老年期をもつのか――人類の生存戦略から浮き彫りになる老いの社会的な意味と、新しい捉え直しを示した感動的な一冊です。
“老いるほど美しくなる”ゴリラの生態は、実は老いをめぐる学びの宝庫。歳をとっても慕われる秘訣から、過去の記憶との出会い直しの喜びまで、人生後半戦が「希望」となる考え方が込められています。
・ 人間はなぜ“人生後半戦”が長いのか?
・ 身体が弱くても大丈夫――河合雅雄さんの創造性
・「離婚なんて怖くない」理由を知っていますか?
・ 狩猟採集民的な「学びのモデル」を復権する
・ 過去の記憶との出会い直しは、老年期の最大の特権……etc.
老いることを「さびしい」「苦しい」と感じている人や「年をとるのは嫌だ」とネガティブに捉えている人にこそ読んでほしい一冊です。
「老い」は生物界の中で人間に特有の期間だ。それは現実を超越して花鳥風月を愛でる心を持ち、長い離乳期と不安定な思春期を支える重要な存在だ。ゴリラから学んだ老いは美しく、威厳に満ち、和(輪)をもたらす役割を持っていた。
ところが、現代の人間の老いは壮年期の競争意識や自己実現の夢を引きずっており、あまり魅力的に見えない。それを本来の「老い」の本質に立ち返り、社会における大きな役割を回復することが本書の目的である。みんなが美しく老いれば、世界が変わる。
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刊行を記念して、思想家・内田樹さんとの初対談を開催します。知の巨人2人が、現代社会における老いという大テーマについて、存分に語り合います。
『老いの思考法』刊行記念
「サル化する社会でどう老いるのか?」山極寿一✕内田樹(特別ゲスト)
日 時:2025年4月3日(木)19:00~20:30
場 所:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 4階イベントスペース
申込先:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70065-250403
主 催:丸善ジュンク堂書店
山極寿一(やまぎわ・じゅいち)
1952年東京生まれ。霊長類学者、人類学者。総合地球環境学研究所所長。日本モンキーセンターリサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授などを経て、2020年9月まで京都大学総長を務める。国際霊長類学会会長、日本学術会議会長などを歴任し、2021年4月より現職。主著に『暴力はどこからきたか』『家族進化論』『「サル化」する人間社会』『ゴリラからの警告』『共感革命』『争いばかりの人間たちへ』などがある。
出版社:株式会社 文藝春秋
書 名:『老いの思考法』
著 者:山極寿一
判 型:四六判並製カバー装 220ページ
発売日:2025年3月19日
定 価:1,650円(税込)
ISBN: 978-4ー16ー391964-5
書誌URL :https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919645