鳥類学者の知られざる日常、緊張感あふれるエッセイでは、ウツボや吸血カラスとの遭遇を描きつつ、自然の魅力をお届け!🐍📚
解説
川上和人さんのエッセイは、火山、ジャングル、無人島など、自然の中での冒険がテーマ。彼は鳥類学者としてアウトドア活動を行い、毎日命がけの体験をしています。🤣著書『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』は、そんな彼の日常をユーモアたっぷりに描写。8年経っても人気で、20刷が登場するほど!生き生きとした描写と楽しいエピソードが詰まっていて、読者を惹きつける内容に。自然が好きな方、または冒険に憧れる方にはぴったりの一冊です!📚💚
この記事のポイント!
1. 鳥類学者としての独自の視点を持つ
2. 笑いと冒険が詰まった内容
3. 自然の脅威に立ち向かう姿勢
4. 柔らかい表現で読みやすいエッセイ
5. 川上和人の実体験に基づくリアルな描写
出張先は火山、ジャングル、無人島……必要なのは一に体力、二に体力、三、四がなくて、五に体力?! 噴火する火山の溶岩、耳に飛び込む巨大蛾、襲い来るウツボと闘いながら、吸血カラスを発見したのになぜか意気消沈し、空飛ぶカタツムリに想いをはせ、増え続けるネズミ退治に悪戦苦闘する――アウトドア系「鳥類学者」の知られざる毎日は今日も命がけ! 発売から8年経っても愛され続ける川上和人先生の爆笑エッセイ『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社刊)の20刷が3月19日、全国の書店へ飛び立ちます。

噴火する火山の溶岩、耳に飛び込む巨大蛾、襲い来るウツボと闘いながら、無人島には泳いで上陸し、吸血カラスを発見したのになぜか意気消沈。空飛ぶカタツムリに想いをはせ、鳥の骨に恍惚とし、増え続けるネズミ退治に悪戦苦闘――センセイ、ご無事のお戻り、祈念しております。
<目次>
はじめに、或いはトモダチヒャクニンデキルカナ
第一章 鳥類学者には、絶海の孤島がよく似合う
1 わざわざ飛ぶ理由がみつかりません
やれるものならやってみたまえ/空席があるならくつろぎたまえ/必要なければやめたまえ/そろそ ろ、交替したまえ
2 火吹いて、地固まる
1Q73/絶望に一番近い島/行こう、行こう、火の山へ
3 最近ウグイスが気にくわない
オノマトペ/告発/侵攻
4 帳と雲雀のあいだに
寝ない子ダレダ?/耳をすませば/仄暗い穴の底から
第二章 鳥類学者、絶海の孤島で死にそうになる
1 南硫黃島・熱血準備編
鳥類学者は南をめざす/知人者智 自知者明/宇宙の海はおれの海
2 南硫黃島・死闘登頂編
カフェ・パラ/雨に唄えば/白玉楼中の鳥
第三章 鳥類学者は、偏愛する
1 筋が通れば因果は引っ込む
風になれ/骨まで愛して/目的は結果についてくる
2 それを食べてはいけません
ヤギさんからの贈り物/ヤギが吹けばネズミが儲かる/現実的大科学実験
3 赤い頭の秘密
まずは友達から始めよう/次は宿敵と手をつなごう/赤は血の色、黒は罪の色
4 カタツムリスティックワンダーランド
聖なる嫌われ者の活躍/冷たい目で見ないで/翼を持たないフェニックス/果実となるか、種子となるか
第四章 鳥類学者、かく考えり
1 コペルニクスの罠
陽気なネズミが世界を回す/ヒトは回して追い抜いた/自分でするのはイヤなのです/きっと幸せはそばにある
2 二次元妄想鳥類学事始め
脳内講座の始め方/そこに趾があるから/信じても救われるとは限らない
3 冒険者たち、冒険しすぎ
ガンバりすぎ/招かれざる賓客たち/悪党のパラドクス/海を泳ぐネズミ
4 シンダフルライフ
擬死の科学/死にたくなければ死んだふり/不死鳥伝説の正体/ウソカマコトカ
第五章 鳥類学者、何をか恐れん
1 熱帯林の歩き方
はじめに言葉あるべし/拝啓、南の森の日常/諸行無常の響きあり
2 エイリアン・シンドローム
世界の国からコンニチハ/闘え在来種防衛軍/自分を信じちゃいけないよ
3 となりは何をする人ぞ
みなさんのおかげです/本当は昔から好きでした/第三の男
4 恐怖! 闇色の吸血生物
戦標! ヴァンパイアの接吻/登場! 怪傑黒マント/真実! 吸血鬼の裏腹
第六章 鳥類学者にだって、語りたくない夜もある
1 素敵な名前をつけましょう
冒険の始まり/一生の不覚/後の祭りの後始末
2 非国際派宣言
誰か嘘だと言ってくれ/そうだ、島に行こう!/第一種接近遭遇
3 林擒失望事件
裏切りの果実/色彩の魔力/見かけ倒しじゃありません/誰がために色は咲く
4 ダイナリー・イン・ブルー
パーフェクト・アニマル/ファミリー・ツリー/ミステリアス・ライフ
おわりに、或いはカホウハネテマテ
■書籍紹介
出張先は火山、ジャングル、無人島……必要なのは一に体力、二に体力、三、四がなくて、五に体力?! 噴火する火山の溶岩、耳に飛び込む巨大蛾、襲い来るウツボと闘いながら、吸血カラスを発見したのになぜか意気消沈し、空飛ぶカタツムリに想いをはせ、増え続けるネズミ退治に悪戦苦闘する――アウトドア系「鳥類学者」の知られざる毎日は今日も命がけ! 知られざる「理系蛮族」の命がけの日々を明かした抱腹絶倒エッセイ。
■著者紹介:川上和人(かわかみ・かずと)
1973(昭和48)年生れ。農学博士。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所鳥獣生態研究室長。東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。著書に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『美しい鳥 ヘンテコな鳥』『そもそも島に進化あり』『鳥の骨格標本図鑑』『鳥類学は、あなたのお役に立てますか?』『鳥肉以上、鳥学未満。』などがある。図鑑の監修も多く手がけている。2017(平成29)年に上梓した『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』がベストセラーとなり、読書界の注目を集める。
■書籍データ
【タイトル】鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
【著者名】川上和人
【発売日】2017年4月15日
【造本】四六判ソフトカバー
【定価】2,090円(税込)
【ISBN】978-4-10-350911-0