富士フイルムの新TVCMでは、液体ヘリウムを使わないMRI技術が紹介され、医療現場の効率化と品質向上を目指します！✨
解説
最近、富士フイルムが新しいゼロヘリウムMRI技術を発表しました。この技術は、液体ヘリウムをまったく使用せず、超電導型MRIシステムを稼働させることが可能です。これは、冷却に新しい方法を使い、地球上で非常に貴重なヘリウムを節約する素晴らしいイノベーションです🌟。MRIシステムは、体内の画像診断に不可欠な装置で、多くの医療機関で使用されていますが、従来は液体ヘリウムが必要でした。そのため、富士フイルムは新たな選択肢を提供し、医療業界のニーズに応えることを目指しています。これにより、検査の効率化と質の向上が実現し、みんなの健康をしっかりサポートすることが期待されています💉✨。
この記事のポイント！
1. 液体ヘリウムを使わない新技術
2. 超電導MRIシステムの冷却方法の革新
3. 医療現場の効率化を目的とした技術
4. 地球環境に優しい貴重な資源の節約
5. 富士フイルムの歴史的な医療への貢献
富士フイルム株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長・CEO：後藤 禎一）は、企業広告シリーズ「世界は、ひとつずつ変えることができる。」の新TVCM「ゼロヘリウムMRI技術」篇を３月20日（木・祝）より全国で放映します。「世界は、ひとつずつ変えることができる。」は、さまざまな分野において、多様な人・知恵・技術の融合と独創的な発想のもと、社会ニーズ・課題解決に取り組む富士フイルムの企業姿勢をお伝えする企業広告シリーズです。
MRIシステムは、磁石の力と電磁波を使って体内の臓器などの状態を断面像として画像化する診断装置です。その中でも強い磁力を用いて高画質な医療用画像を撮影する超電導型MRIシステムは、磁石を超低温に保つ必要があり、冷媒として多量の液体ヘリウムが使われています。ヘリウムはさまざまな産業（医療、電子機器・半導体、航空宇宙など）や化学分野において多様な用途で使われる天然資源で地球上にわずかな量しか存在しないため、需要に対して供給が安定せず確保が難しい状況にあります。
新TVCMでは、富士フイルムが開発した液体ヘリウムをまったく使わないゼロヘリウム超電導MRI技術(※1)を紹介します。本技術は、液体ヘリウムを一切使わずに磁石をマイナス269℃の超低温状態に保つことができる冷却方式により、MRIシステムを稼働させることができ、一般的な超電導型MRIシステムの課題を解決します(※2)。
富士フイルムは、1936年に医療用レントゲンフィルムを発売以降、X線画像診断装置、内視鏡システム、超音波診断装置、臨床検査用の機器・試薬など多くの製品やAI技術を活用して医療現場を支援するソリューションを医療機関へ提供してきました。今後もさまざまな医療現場のニーズにこたえ、検査の効率化と医療の質の向上を図ることで、人々の健康維持増進に貢献していきます。
※1 液体ヘリウムを一切用いずに超電導状態を維持します
※2 吸着事故発生後の早期復旧、ヘリウム排気設備不要に伴う設置性向上など
■MRIシステムの稼働には液体ヘリウムがなくてはならない存在。
MRIシステムは、磁石の力と電磁波を使って体内の臓器などを断面像として写し出す画像診断装置です。一般的な超電導型MRIシステムは画像を撮影するためには、磁石をマイナス269℃の超低温に冷やし、超電導状態に保つ必要があります。磁石を冷却するための冷媒として液体ヘリウムが使われています。一般的な超電導型MRIシステム一台あたりに使用される液体ヘリウムは、約1,000～1,500ℓ程度であり、お風呂約5杯分相当(※3)になります。
※3 お風呂一杯は平均的な家庭浴槽の容量約200ℓで換算
■ヘリウムは貴重な資源。需要が高まり世界的に手に入りにくい。
液体ヘリウムはヘリウムガスを冷却することで液化させています。ヘリウムガスは、空気中に0.005％しか含まれておらず、大気中から抽出することが難しく、天然ガス採掘時の副産物として産出される貴重な資源です。ヘリウムは、医療機器だけでは無く、半導体や光ファイバーなど他の産業や化学分野でも需要が高まる一方で、産出国が8か国(※4)と少なく、慢性的な供給不足が続いています。過去にヘリウムの風船が製造自粛になったことがありましたが、世界的なヘリウム不足の影響でした。
※4 2024 年ヘリウム産出国 U.S. Geological Survey調べ
■液体ヘリウムをまったく使わないゼロヘリウムMRI技術
富士フイルムは、液体ヘリウムをまったく使わないゼロヘリウム超電導MRI技術を開発しました。本技術は、液体ヘリウムを一切使わずに磁石をマイナス269℃の超低温状態に保つことができる冷却方式で、超電導MRIシステムを稼働させることができます。本技術により、地球上にわずかしかない貴重な資源であるヘリウムの消費を抑え、液体ヘリウムを使わなくても超電導型MRIシステムを稼働させることができるようになります。
富士フイルムは、今後もさまざまな医療現場のニーズにこたえ、検査の効率化と医療の質の向上を図ることで、人々の健康維持増進に貢献していきます。
■関連情報について
世界は、ひとつずつ変えることができる。『MRI検査とFUJIFILM』
https://brand.fujifilm.com/sekai-hitotsuzutsu/contents/zeroheliummri
CM・広告動画
https://www.fujifilm.com/jp/ja/about/brand/adgallery
富士フイルムの事業領域：ヘルスケア
https://www.fujifilm.com/jp/ja/about/corporate/field/healthcare
■TVCMで使用した楽曲について
本シリーズのCM音楽には、「Q Department（キューデパートメント）」の楽曲を使用しています。「Q Department」は、NEW YORKを拠点にする最先端の音楽制作・サウンドデザイン集団として、
CM・テレビ番組・インタラクティブ・ゲームなどで幅広く活躍しています。
■ナレーターに、宮沢和史さんを起用
ナレーターには、ロックバンド「THE BOOM」のボーカリストとしてデビューし、シンガーソングライター、俳優としても幅広く活躍されている、宮沢和史（みやざわかずふみ）さんを起用しています。大ヒット曲「島唄」は、日本国内だけでなく世界中で知られており、日本を代表するミュージシャンの一人です。
■「字幕付きCM」も放映
「字幕付きCM（クローズドキャプション）」は、聴覚障がい者や耳が不自由な方の視聴普及を目的に、2021年10月から新ネットワーク系列の地上波民放テレビ99局とBS民放5局で放映スタートしました。TVリモコンの字幕ボタンを押せば、大きな文字でナレーションやセリフが字幕表示されます。
■スタッフリスト
クリエイティブディレクター 赤石正人、町田聖二
CMプランナー 町田聖二
コピーライター 赤石正人
ディレクター サノ☆ユタカ
撮影 石田東
プロデューサー 宮崎真人
音楽プロデュース MR.MUSIC
音楽制作Q Department
ナレーター 宮沢和史
制作会社 ビスポークフィルム
広告会社 電通
TVCMに関するお問合せ
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 宣伝グループ
ff-brand@fujifilm.com
「MRIシステム」に関するお問合せ
富士フイルムメディカル株式会社
営業本部営業企画部マーケティング部
shm-fms-hansoku@fujifilm.com
お問合せフォーム：
https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/mri-and-ct/contact-m-mri