さらに上も目指す染井為人の新作『歌舞伎町ララバイ』、15歳の家出少女が立ち向かう物語が描かれる良作だよ✨
解説
『歌舞伎町ララバイ』は染井為人の最新作で、15歳の家出少女七瀬が主人公。歌舞伎町という舞台で、彼女がヤクザやホスト、政治家と絡む困難な状況を描いていて、社会の裏側がこれでもかと出てきます📚✨。この小説は、月刊誌「小説推理」に連載されていて、しかもほぼ同時にWEBでも全話無料公開!これは新しい試みで、読者と早くから接点を持つための作戦だったんだって🚀。さらに213万PVも集めたって!?話題性も抜群で、重版決定もされたんです!染井さんが描く魅力的な登場人物と、リアルに近い背景が絡み合ったサスペンスは、絶対に一度は読んでほしい一冊だよ。
この記事のポイント!
1. 15歳の家出少女が主人公の物語
2. 社会の闇をリアルに描写
3. WEBで全話無料公開の新しい試み
4. 213万PVを獲得し、重版が決まった話題作
5. 魅力的な登場人物が登場するサスペンス
横浜流星主演の映画『正体』が日本アカデミー賞で優秀主演男優賞をはじめ12部門13の賞に輝くなど話題となり、3月20日に公開される北村匠海主演の映画『悪い夏』も早くも高評価。それらの原作を務める、いまもっとも勢いのある作家・染井為人の新刊が発売になりました。
タイトルは『歌舞伎町ララバイ』。東洋一の繁華街・歌舞伎町を舞台に15歳の家出少女・七瀬がヤクザ、ホスト、半グレ、政治家たちに立ち向かっていく異色のサスペンス小説です。
本作は、月刊誌「小説推理」連載と平行して、小説では異例の「全話無料」で双葉社文芸総合サイト「COLORFUL」に公開されたものです。有料の小説誌に載ったものを、ほぼタイムラグなしで無料で読める、という新しい試みに挑戦した最初の作品となります。さらには、WEB上では毎週連載が更新されて、「COLORFUL」から「SmartNews」などに転載もされ、連載時から多くの人に読んでいただきました。
11カ月の連載期間中で小説分野の配信では驚異的な数字となる213万PVを獲得した「歌舞伎町ララバイ」は、小説分野における新しい試みが成功した作品といえます。その証拠に、発売前から話題となり重版も決定。ありがたいことに、まだ店頭に並ぶ前ですが、多くの反響をいただき、取材のお問い合わせも多数いただいています。
無料公開の意図のひとつとしてあった「単行本刊行前から読者とのタッチポイントを増やす」というPRとしての狙いが功を奏した嬉しい結果になりました。
物語も15歳の家出少女・七瀬をはじめ、魅力あふれる登場人物たちが次々に出てくる「染井ワールド」全開の社会派サスペンス小説に仕上がっています。
内容紹介
中学卒業と同時に親元から飛び出し歌舞伎町にたどり着いた15歳の少女・七瀬。わずか15年の人生で絶望を味わい、すべてをあきらめている七瀬にとって、歌舞伎町は唯一、心が安らぐ場所だった。トー横広場で仲間とダベり、危ないバイトに手を出していくうち、歌舞伎町の闇社会や家出少女たちを食い物にしようとする大人たちとも関わっていく。そして事件は起きた――。社会派サスペンスの新鋭が超魅力的なダーク・ヒロインを主人公に描く衝撃の復讐劇。
作品概要
【タイトル】歌舞伎町ララバイ(かぶきちょうららばい)
【著者名】染井為人(そめい・ためひと)
【書籍発売日】2025年3月19日頃
【定価】1800円+税(四六判並製)
著者プロフィール
染井為人(そめい・ためひと)
1983年千葉県生まれ。芸能マネージャー、演劇プロデューサーなどを経て、2017年「悪い夏」で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞。同名作で小説家デビューする。4作目となる『正体』は亀梨和也主演で連続テレビドラマ化、横浜流星主演で映画化された。また、2025年3月、デビュー作の『悪い夏』が映画化されている。そのほかの著書に『海神』『鎮魂』『滅茶苦茶』『黒い糸』『芸能界』などがある。
編集担当者より
生きづらさを抱えた子供たちにとって、大都会の喧噪はむしろ居心地がいい――そんなことを語る一文からスタートする物語には、東洋一の繁華街・歌舞伎町ならではの様々な人間が出てきます。ヤクザ、半グレ、NPO職員に、ホスト、そして家出してきた少年少女たち。そんななかでも、本書の主人公である15歳の家出少女・七瀬は異彩を放ち、そしてとても魅力的なダーク・ヒロインとして描かれています。社会で起きている様々な事象をテーマに傑作を書き続けてきた染井為人さんが挑む「歌舞伎町小説」。エンタメ度はもちろん、物語のなかで動きまわる登場人物たちの魅力、そして「悪い奴ら」の暗躍などなど、一気読み必至の一冊になっています。ぜひ、この機会にご一読いただければと思います。