🌟日本ロレアルが新たにスタートアップ支援プロジェクトを始動!これからはAIやデジタル技術を駆使して、美の業界でイノベーションを促進します。
解説
🌈ロレアルグループは、日本独自のプロジェクトである『ロレアル Big Bang ビューティーテック イノベーション日本選考』を通じて、新たな美容の未来を切り開こうとしています。このプロジェクトは、AIやデジタル技術を駆使して、美容業界に革命を起こすスタートアップを募集中です✨。参画企業には、国際的なプロモーションの機会やロレアルとの共同開発のチャンスが待っています。力強いパートナー、STATION Aiとの協力により、地域や日本全体のエコシステムの発展へと繋がることを目指しています🍀。ぜひ、情熱を持った皆さまのご参加をお待ちしています!
この記事のポイント!
1. AIとデジタル技術の活用を促進
2. スタートアップを対象にした支援プロジェクトの開始
3. 国際イベントへの参加機会が提供される
4. サステナビリティへの取り組みも重視
5. STATION Aiとのパートナーシップによる発展
世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人、日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン-ピエール・シャリトン)は、2025年3月21日(金)、STATION Ai株式会社(ステーション・エーアイ、本社:名古屋市昭和区、代表取締役社長 兼 CEO:佐橋 宏隆)が運営する日本最大規模のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」(愛知県名古屋市)と協力し、デジタル技術とAI(人工知能)の活用によって、美のビジネスに革新を起こすスタートアップを募集するピッチイベント「ロレアル Big Bang ビューティーテック イノベーション 日本選考 2025」(以下、Big Bangプロジェクト)を始動します。
ロレアルグループは、「ビューティーテックカンパニー」を標榜しています。未来の美を創出し、最先端の技術を活用することで、世界中の消費者にこれまでにない美の体験を提供したいと考えています。革新的な技術やアイデアを有すスタートアップ企業との連携は、ロレアルグループの戦略において必要不可欠です。
今回の「Big Bang プロジェクト」では、「マーケティングイノベーション部門」を新たに設立。デジタルイノベーションを活用し、これまでに無い顧客体験を実現するユニークな提案や、顧客データの革新的な活用プログラム、めまぐるしく消費されてゆくデジタルコンテンツの効率化と創造性を両立させるようなコンテンツ生成技術等、eコマース、オンライン広告、インフルエンサーマーケティングといった、進化し続けるマーケティング領域でイノベーションを募集します。
「リサーチ&イノベーション部門」では、過去2年同様に高機能で持続可能な材料を探すためのマテリアル・インフォ―マティクス、研究開発を支援するAI技術、ラボ・オートメーション分野でのイノベーションを引き続き募集します。AI技術の活用は両部門で共通して推奨されます。また、持続可能な社会へ貢献する技術にも着目しています。
このプロジェクトを伴走していただくパートナーは、2024年10月に産官学協働の大型プロジェクトとして始動した日本最大規模のオープンイノベーション拠点、STATION Aiです。STATION Aiは独自のネットワークやオープンイノベーションの知見を活かし、スカウティングやピッチイベントをサポートします。両社のパートナーシップを通じ、日本が蓄積してきた技術力と研究開発力、そして創造性をかけ合わせ、日本から世界へと飛躍するイノベーションの創出を目指します。
選考には、日本ロレアルの責任者に加え、eコマース分野でロレアルと戦略的パートナーである楽天グループ株式会社、インフルエンサーマーケティングで重要なパートナーの株式会社サイバーエージェントのエキスパート、ロレアルグループのコーポレートベンチャーキャピタルBOLDにとって日本初の投資先、株式会社Spartyの代表がゲスト審査員として参加します。また日本ロレアルは、経済産業省・JETRO等が推進するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」のサポーターでもあることから、同プログラムに加盟するスタートアップ各社様にも積極的にプロモーションを実施させていただく予定です。
協力パートナー:
日本選考で選出された企業には、11月に開催される中国最大級の展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」で、自社技術を世界に紹介する機会を提供。さらには、ロレアルグループ本社がパリのスタートアップ拠点STATION F内で運営する「ビューティーテック・アトリエ」でのスタートアップインキュベーションプログラムへの参加等、ロレアルのエコシステムを活用した世界進出を目指す機会もあります。
私共と手を携え、美とイノベーションの力で社会と世界を大きく変えて行きたいという独創性と情熱にあふれたスタートアップの皆さま、ロレアル Big Bangビューティーテック イノベーション日本選考にぜひご参加ください。
日本ロレアル代表取締役社長のジャン-ピエール・シャリトンは以下の通りコメントいたします:
「ロレアルグループは、テクノロジーの力を活かすことで、世界中の方が、一人ひとりに固有の、自分らしい美を表現できるような世界を目指しています。ロレアルはこれまでもAIを活用したバーチャルトライオンや、デジタル広告における環境負荷の低減など、スタートアップとの協業によって、美における新しい価値と体験を数多く産み出しています。当社とのパートナーシップは、ロレアルグループの世界的なネットワークと、美の専門知識やノウハウへのアクセスを意味します。ご参加いただく企業には、世界をつき動かす美を私たちと一緒に、ここ日本から目指していただきたいと考えています。日本には、その可能性を有す企業が数多く存在することを確信しています。今回のロレアル Big Bangプロジェクトで、情熱と才能にあふれる日本のスタートアップの皆様と出会えることを楽しみにしています」
STATION Ai 株式会社代表取締役社長 兼 CEO 佐橋宏隆は以下の通りコメントいたします:
「この度、日本で初めてインキュベーション施設と共同実施される日本ロレアル様のスタートアッププログラム『Big Bang プロジェクト』に、我々STATION Aiがパートナーとして参加できることを大変光栄に思います。
STATION Aiは、オープンイノベーションを通じて新たな価値を創出する場として、スタートアップや企業が共に成長し、挑戦できる環境を提供しています。この取り組みが、地域や日本全体のエコシステムの発展に繋がることを確信しております。日本ロレアル様との協働により、STATION Aiを通じた「世界へ羽ばたくグローバルスタートアップの創出」に一歩近づけることを嬉しく思います。今後もスタートアップ支援や企業との連携を通じアジアのオープンイノベーションの聖地、”innovation terminal”を目指してまいります」
ロレアル Big Bangビューティーテック イノベーション日本選考募集要項
スカウティング対象企業
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スカウティング対象技術に該当するご提案を頂ける企業であれば業種を問いません。化粧品産業以外の異業種企業からの応募も歓迎します。
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テーマに合致するアーリーステージからミッドステージのスタートアップ、あらゆる資金調達段階の企業の応募を募集します。
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データ分析技術や評価系といったツールはすでに上市済みでも応募可能です。
応募条件
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応募後、POC (Proof of concept、例えば、プロトタイプやサンプル 、データなど) をご提示いただけること。
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書類通過後、秘密保持契約締結にご協力いただき、秘密保持契約のもとでプレゼンテーションに向けた準備を進めていただくこと。
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二次選考(9月を予定)で、プレゼンテーションをおこなっていただくこと(日本語または英語)
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過去のロレアルBig Bangプログラムで受賞していないこと。
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選出後ロレアルと共同開発を前向きに検討していただけること。
選出されるスタートアップ企業に提供されるメリット
1.ロレアルグループとの共同開発・提携の機会
– POC (Proof of Concept) の検証をし、化粧品・美容サービス、研究ツールへの応用に向けた領域拡大サポートを検討
– 日本ロレアル デジタル戦略統括本部およびリサーチ&イノベーション本部との共同開発や提携の可能性
2.中国最大級の展示会など、ロレアルグループが関与する国際イベント等におけるプロモーション機会
– 2025年11月に上海で開催される中国最大級の国際展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」における「北アジア ビューティーテック&イノベーションチャレンジ 受賞式典」に参加、「イノベーション・インキュベーション・エリア」で、技術とイノベーションを展示する機会、メディアならびに多様かつグローバルな展示会参加企業への情報の露出と発信の機会
また、応募企画の内容如何では、グループ全体で推進するスタートアップのインキュベーションプログラム(パリのスタートアップ拠点STATION F等)に参画する可能性もあります。
スカウティング対象提案
両部門共通でAI技術の活用が推奨されます。テクノロジーの力で環境に配慮した原材料の開発や、デジタル領域におけるCO2削減など、ロレアルが掲げるサステナビリティへの取り組み「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を加速する提案にも注目しています。(ロレアル・フォー・ザ・フューチャーについて:https://www.loreal.com/ja-jp/japan/pages/commitments/l-oreal-for-the-future-jp/
対象分野
■マーケティングイノベーション部門
eコマース、オンライン広告、インフルエンサーマーケティングといった、進化し続けるビジネス領域で以下のようなイノベーションを募集
– 【次世代コマース】製品やサービスを顧客に届ける画期的なソリューション、eコマースでの売り上げ向上のためのサービス、ソリューション
– 【顧客体験】オンライン、オフライン問わず顧客体験価値向上のためのサービス、ソリューション
– 【コンテンツ最適化】AI、データ、社内リソースを活用した効率的なコンテンツ作成のためのサービス、ソリューション
– 【データインサイト】リアルタイム インサイトと予測モデリングを活用したインテリジェンス向上のためのサービス、ソリューション
■リサーチ&イノベーション部門
– 【マテリアル・インフォーマティクス】新材料や成分の研究開発を支援
– 【研究の自動化】実験の自動化、解析の自動化等により研究開発を効率化
– 【研究開発のためのAI】AIを活用した研究開発領域におけるイノベーション(製剤設計や製剤性能予測など)
スカウティングにおいて重要視する項目
– サステナビリティ観点(環境負荷、生物多様性や生分解性)から好ましいテクノロジー
– 人体に対する明らかな弊害が想定されないテクノロジー
– 倫理的であり、また動物愛護の観点から好ましいテクノロジー
– 既存技術に対する、性能面での優位性や機能としてのユニークさ
– 技術主導かつ実績のある革新的なソリューション
– ロレアルにとって重要な問題を解決する効果的なソリューションビジネスベネフィットの大きいテクノロジー(数字のデータや過去の取り組み事例等があるとなお良し)
– 安定性と拡張性のあるビジネスモデル
スケジュール
3月21日 エントリー開始
4月30日 デジタル部門第一次エントリー、研究開発部門エントリー締切
6月6日 デジタル部門第二次エントリー締切
5月~6月 書類選考通過企業ご連絡
6月~9月 デジタル部門メンタリング、研究開発部門Pre PoC
9月上旬 二次選考(プレゼンテーションを含む)を経てスカウティング企業選出
応募サイトURL : https://stationai.co.jp/lorealbigbang2025
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■ ロレアルグループについて
ロレアルは115年にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。37の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。当社は、9万人を超える従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網(eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売)における販路を有しています。2024年のグループ売上高は434億8千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と6,500人を超えるデジタル人財を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。詳細については、以下をご参照ください。
https://www.loreal.com/en/mediaroom
■日本ロレアルについて
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。社員数は2,350 人(2024年末時点)、取り扱いブランドは 20です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。日本はロレアルグループのなかでも重要な戦略的拠点のひとつであり、シュウ ウエムラとタカミの2つのブランド本部機能(商品企画やグローバル展開施策を策定)と、その他のブランドの営業・マーケティング等を担う新宿本社、全国に配置された支社に加え、川崎の研究開発拠点(日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター)、御殿場の製造工場(株式会社コスメロール)で構成されます。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/
■ロレアル リサーチ&イノベーション ジャパンについて
日本における研究開発は 1983 年にスタートし、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター (所在地:川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)として、戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。数ある外資系化粧品企業においても、もっとも歴史ある研究開発部門であり、いち早く日本の文化、歴史、社会を深く理解し、200 名以上の研究員が、ラグジュアリーブランドをはじめ、グループの各ブランドおよび様々なカテゴリーの製品開発を行っています。代表的なブランドはランコム、シュウ ウエムラ、キールズ、イヴ・サンローラン・ボーテ、ケラスターゼ、ロレアル プロフェッショナル、メイベリン ニューヨーク、タカミ等です。
https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/science-and-technology/beauty-research-and-innovation
■STATION Aiについて
2018年に策定されたAichi-Startup戦略に基づいてSTATION Ai株式会社が整備・運営事業を行う日本最大規模のオープンイノベーション拠点でスタートアップの創出・育成やオープンイノベーショ ンを促進するためのさまざまな支援サービスを提供しています。 https://stationai.co.jp/