2025年3月25日に羽田圭介の最新刊『バックミラー』が発売!彼の初短編集には、読み応えたっぷりの12の物語が収録されています。
解説
羽田圭介の最新作『バックミラー』は、2025年3月25日に発売されます。初の短編集として、彼のこれまでの集大成とも言える全12作品が収録!都会に生きる人々の悩みや背景をユーモラスに描く一冊で、特にいろんな「ままならなさ」がリアルに表現されています。📚✨作中のキャラクターたちは、日々の中で抱える悩みを独自の視点で切り取ることで、読者に新しい気づきを与えることでしょう。羽田氏のシニカルな観察力には毎回驚かされますよ!彼の書く作品の特長として、悩みを笑い飛ばしつつも深いところにある真実を探る姿勢が際立っています。
この記事のポイント!
1. 初の短編集としての挑戦が新鮮!
2. 都会の生き様を切り取った12の物語
3. シニカルなユーモアと冷徹な観察力が光る
4. 恥部を照らし出す独自の視点
5. デビューから23年の集大成
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役社⻑⼩野寺優)は、羽田圭介さんの最新刊『バックミラー』(税込価格2,200円)を2025年3月25日に発売いたします。
【著者よりメッセージ】
初の短編集です。厳選した12作の中には、名刺がわりにしたい作品が幾つもある一方、「これは見られたくない」という、作家や人間の恥部そのものを表出させつつ、思わぬ角度から光を当ててくる作品もあり――。結果的に、代表作と思える一冊になりました。
――羽田圭介
・元ストーカーと暮らしながら他人のストーカーを覗き見る、落ち目のミュージシャン
・極度の無駄嫌いで、ビジネスのため東京駅至近の高層マンションに住むM&A会社社長
・緑豊かな公園前の低層マンション生活を送るも、突然樹木伐採が始まり困惑する女……
シニカルな笑いと冷徹な観察力で、都会に生きる人々の「ままならぬ人生」を写し取った、令和の《没落小説》がここに誕生しました。
今も語り継がれる衝撃作「黒冷水」で文藝賞を受賞し、高校3年生で作家デビューした羽田圭介さん。最新刊『バックミラー』は、デビューから23年目となる作家の軌跡を凝縮した、全12作品からなる初めての短編集です。ぜひご注目ください!
【短編小説集『バックミラー』収録作品】
バックミラー
シリコンの季節
目覚めさせる朝食
みせない
成功者Kのペニスオークション
なぜ自分は、今までそれを
知られざる勝者
〇.〇〇…
自立
のっとり
そこに生きている
渋谷と彼の地
【麻布競馬場さん・燃え殻さん推薦!!】
◆麻布競馬場(作家)
“日常版「滅びの美学」――極限まで乾燥したユーモアが、人生の空虚を容赦なく照らし出す。”
◆燃え殻(作家)
“「バックミラー」に登場する、可笑しくて哀しい人物たち。それぞれがそれぞれ、ここではないどこか、だれか、に想いを馳せながら生きている。”
【著者紹介】
羽田 圭介(はだ・けいすけ)
1985年生まれ。2003年「黒冷水」で文藝賞を受賞しデビュー。「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞。
著書に『走ル』『隠し事』『メタモルフォシス』『成功者K』『ポルシェ太郎』『Phantom』『滅私』『タブー・トラック』他多数。
【新刊情報】
書名:バックミラー
著者:羽田圭介
仕様:四六判・並製・304ページ
装丁:鈴木成一デザイン室
装画:後智仁
発売⽇:2025年3⽉25日
税込定価:2,200円(本体2,000円)
ISBN:978-4-309-03949-7
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039497/
・電子書籍も同日に発売いたします。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。