ペットの健康も腸内フローラがカギ!💩お腹の不調から免疫力向上まで、乳酸菌やビフィズス菌の効果を深掘りします!
解説
腸内フローラは、ワンちゃんやネコちゃんにとって非常に重要なんです!🐾 食事やストレスで変わる腸内環境を整えるには、乳酸菌やビフィズス菌がピッタリです。これらは腸の健康を守り、お腹の不調や免疫力向上に役立つことが分かっています。🤩 毎日の食事に取り入れて、愛するペットが元気に過ごせるようサポートしてあげましょう!腸活を始めるきっかけになるかも!
この記事のポイント!
1. お腹の不調の改善に役立つプロバイオティクス!
2. 免疫力を向上させ、健康を維持するサポート!
3. 腸内フローラはストレスや老化に影響されやすい!
4. 乳酸菌やビフィズス菌の摂取が健全な腸環境をサポート!
5. 家族の一員として、ペットの健康を考えた腸内ケアが大切!
今回は、ワンちゃんやネコちゃんへの乳酸菌やビフィズス菌の活用に関する調査の結果とともにワンちゃんやネコちゃんの腸内フローラについてご紹介します。
ワンちゃん、ネコちゃんへの乳酸菌やビフィズス菌の活用に関する調査結果
また、乳酸菌やビフィズス菌をワンちゃんやネコちゃんに与えている人は、乳酸菌入りのフードやサプリメントなどの製品を与えていると回答していました。ワンちゃんやネコちゃんにあったやり方で腸活を始めてみましょう。
ワンちゃん、ネコちゃんの腸内フローラについて
腸内フローラは様々な生理作用を持っていますが、有益な作用としては、病原菌の排除や免疫の活性化、ビタミン産生などがあります。このように、腸内フローラは、健康と密接に関与しており、そのバランスの乱れは、下痢、肥満、アレルギーなどと関連しています。腸内フローラの改善には、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを与えることも手段の一つです。乳酸菌やビフィズス菌はワンちゃんやネコちゃんの腸内にも存在していますが、ストレスや老化などにより減少してしまうことから、プロバイオティクスとして乳酸菌やビフィズス菌を補い、腸内フローラを整えてあげることが大切です。
ワンちゃん、ネコちゃんの腸内フローラを整えるメリット
1. お腹の不調の改善
下痢は、ワンちゃんやネコちゃんにとって一般的な症状ですが、腸内フローラの変化が関連しています。健康なワンちゃんと下痢をしているワンちゃんの腸内フローラを比較した報告(1)によると、ビフィズス菌は、健康なワンちゃんの全てに検出されたのに対し、急性下痢では検出率が減少し、慢性下痢では検出されませんでした。また、乳酸菌は急性、慢性下痢で菌数が減少し、一方で、ウェルシュ菌などの有害菌が下痢をしているワンちゃんで増加しました。乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスを与えることは、腸内フローラを整え、下痢症状の改善につながることが考えられています。また、プロバイオティクスの摂取は便性状や便臭を改善することも報告されています(2)(3)。日頃から、お腹の健康維持にプロバイオティクスを活用してみてはいかがでしょうか。
2. 免疫の強化
腸内にはカラダの免疫細胞の約7割が集まっていると言われ、腸内フローラはこれらの免疫細胞を刺激して免疫反応を強化します。腸内フローラが産生する短鎖脂肪酸(酢酸や乳酸など)は腸内を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑えるとともに、免疫細胞の活性化を促します。またプロバイオティクスを与えることにより、感染防御に重要な免疫抗体IgAが増加することも報告されています(4)。このように、腸内フローラを整えることは免疫機能が正常に働くことに寄与するため、日頃の体調管理に役立ちます。
3. 肥満の改善
動物病院に来院する約25%程度のワンちゃんが肥満傾向と言われています。肥満は糖尿病や関節疾患などの健康リスクと関連しており、生活の質の低下に繋がります。肥満の原因は運動不足や食べすぎなどによって起こります。これらに加えて、腸内フローラの乱れも肥満と関連していることが最近の研究から分かってきました。肥満であるワンちゃんと痩せているワンちゃんや、体重減少がスムーズなワンちゃんとそうではないワンちゃんでは腸内フローラが異なると言われており、肥満状態では、痩せにくい腸内フローラになっている可能性が考えられています。一方で、プロバイオティクスは体重の増加や脂肪の蓄積を抑える効果があることが報告されています(5)。
ワンちゃんやネコちゃんの肥満対策として、適度な運動や食生活の改善に加え、プロバイオティクスを取り入れることも手段の一つになるかもしれません。
最後に
【調査に関する概要】
調査実施会社:大正製薬株式会社
調査方法:インターネット調査
調査日:2024年12月18日~2024年12月25日
有効回答数:犬または猫を飼っている男女、186人
【引用】
(1) Bifidobacteria Microflora. 1983;2(1):41-55.
(2) Vet Rec Open. 2019;6(1):e000368.
(3) BMC Vet Res. 2020;16(1):116.
(4) Antioxidants. 2024;13(7):764.
(5) Microbiol Spectr. 2024;12(3):e0255223.