旅の真髄を体現したルイ・ヴィトンのエクスクルーシブ時計

ルイ·ヴィトンとカリ·ヴティライネン：ウォッチメイキングの技巧を再解釈

2度目のウォッチメイキングの旅へ

ルイ·ヴィトンは、著名な独立系ウォッチメーカーとの継続的なコラボレーションの旅において、第2弾となるクリエーションを発表。旅にインスパイアされた壮大なこの作品は、マスター·ウォッチメーカー カリ·ヴティライネンとのパートナーシップによってデザインおよび製造されたものです。

フィンランド生まれのカリ·ヴティライネンが手作業で生み出す素晴らしいタイムピースは、その稀有なウォッチ1つ1つに注ぎ込まれる卓越したレベルのクラフツマンシップにより、コレクターの間で多大な名声を博してきました。

偶然にも、2002年に時を同じくしてウォッチメイキング界における認知度を高める旅に乗り出したルイ·ヴィトンとヴティライネン。この年、ルイ·ヴィトンは画期的なウォッチ｢タンブール｣を発売、ヴティライネンはスイスのサン·シュルピスに独立したアトリエを創設。

このたびの新作｢LVKV-02 GMR 6｣は、ヴティライネンのアトリエが擁する才能と、｢ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン｣の名職人たちの才能がユニークかつ特別に融合し誕生しました。

またカリ·ヴティライネンが専門家委員会のメンバーとして｢ルイ·ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ｣に参加することで、このエクスクルーシブなコラボレーションの収益は、独立系ウォッチメイキングと同プライズ自体を支援することにも貢献します。｢Louis cruises with…｣シリーズのそもそもの動機はまさにそこにあったと言えるでしょう。

ルイ·ヴィトンの旅のレガシーに根差したタイムピース

2024年に発表された最新の｢エスカル｣のデザインをベースにした40.5 mmの｢LVKV-02 GMR 6｣は、｢ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン｣の監督の下、純粋なタンタルから作られるケースを装備し、ベゼル、バック、ラグ、リューズ、ストラップバックルにはすべてプラチナが使われています。

英語で｢寄港｣を意味する ｢エスカル｣というウォッチ名は、旅の真髄(こころ)にまつわるルイ·ヴィトンの豊かな伝統と、トランク製造における比類のないサヴォアフェール(匠の技)を反映。ラグは、ルイ·ヴィトンのトランクを補強する真鍮製のブラケットやコーナーの角度のあるフォルム、リベット留めの外観を模しており、メゾンのアイコニックなトランクを常に連想させます。

2014年の発売以来、旅への情熱を抱く人々の期待に応えてきた｢エスカル｣。そのケースを旅志向の｢LVKV-02 GMR 6｣に使用することは、ごく自然な選択でした。｢ワールドタイム｣ウォッチである初代｢エスカル｣は、メゾンでトランクのカスタマイズに歴史的に使用されてきたカラフルな｢紋章｣のミニチュアハンドペイントバージョンがあしらわれた、24都市の位置を示すダイアルを備えていました。

｢LVKV-02 GMR 6｣のタンタルとプラチナ製のケースは美しいプロポーションを備え、機能的かつ審美眼にもかなうウォッチに仕上がっています。

ラグのポリッシュおよびサテン仕上げにはルイ·ヴィトンならではの最高のクラフツマンシップを注ぎ込み、すべてを手作業で行います。精密なヤスリ棒を使用して角度が付けられ、続いてプラチナのポリッシングとシャープニングによって完璧な仕上げを実現。

1つ1つのラグの加工に約1時間をかけ、あらゆるディテールの最高の品質基準が確実に満たされます。ケース製造における最も要求の厳しい工程であるタンタル製ケース側面のサテン仕上げもすべてが手作業で行われ、1つ仕上げるのに4時間近い作業を要します。このプロセスによりタンタルの自然な輝きがさらに増し、ポリッシュ仕上げのプラチナ製部品との印象的なコントラストが生み出されます。マット仕上げと高度なポリッシュ仕上げの組合せは、ウォッチの洗練された外観をさらに際立たせます。

この完璧なバランスこそが、旅のお供として実用的であると同時に、アートピースとも呼べるウォッチたる所以。ケースバックには｢Louis cruises with Kari｣というエングレービングが施され、卓越したタイムピースに特別感を添えます。約12時間の綿密な作業を要するこのエングレービングは、ルイ·ヴィトンとカリ·ヴティライネンとのコラボレーション精神や、卓越性、創造性、クラフツマンシップという共通の価値観を象徴しています。

素材の選択から複雑な仕上げにいたるすべてのディテールにおいて、ルイ·ヴィトンの不朽のレガシーと、カリ·ヴティライネンの卓越した芸術性を伝える｢LVKV-02 GMR 6｣。本タイムピースは両者が共有する伝統を讃えるだけでなく、イノベーションとクラフツマンシップの真のシンボルであるとも言えます。

卓越したダイアル：両メゾンの才能をシームレスに融合

｢LVKV-02 GMR 6｣のダイアルは、この芸術的コラボレーションの卓越したクラフツマンシップの証。4つのパートで構成されたゴールド製ダイアルのあらゆる要素は、両メゾンのユニークな伝統と専門技術を反映し綿密にデザイン、製作されています。

ダイヤモンドで磨き上げたアワーサークルは、｢ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン｣の稀少な手工芸の技術が集うアトリエ｢ラ·ファブリク·デ･ザール｣の熟練アルチザン マリナ·ボシーが手作業で装飾した細密画の傑作。この作業には28種類の色を使った32時間の綿密なペインティングと、合計8時間の焼成を要します。

 ゴールド製ダイアル中央の見事な装飾は、ヴティライネンのアトリエで卓越した手作業であるギョーシェ(素材を削り取り、曲線や直線の複雑な模様を生み出すエングレービング技法)によるもの。かのダミエ·モチーフを想わせるこの模様を生み出すプロセスには終始、18世紀にまで遡る年代物の機械が用いられています。特に手のかかるこの技法には、本ウォッチにタイムレスでエレガントな優雅さを添える、インスピレーション溢れるアルチザンたちのこの上ない器用さ、正確さ、情熱、そして生まれながらの審美眼が求められるのです。

ホワイトゴールド製のローマ数字の下にあるアワー·サークルには、古代のステンドグラス窓のデザインを彷彿させる華麗な細密画が｢ラ·ファブリク·デ·ザール｣の専門職人によって描かれています。ヴティライネンのアトリエは、セカンドタイムゾーンサブダイアルにおいて昼夜インジケーターとして機能する、壮大な太陽と月のイメージを担当。手作業でエングレービングを施したあと、サフランとブルーというルイ·ヴィトンのアイコンカラーで、太陽と月をモチーフにした昼夜表示ディスクを綿密に装飾するため、多大な時間が費やされます。昼夜表示ディスクのエナメル部分の繊細なグラデーションには、アーティストレベルのタッチと完璧さへの揺るぎないこだわりが必要とされるため、大きなチャレンジとなりました。さらに細かく観察すると、模様にはルイ·ヴィトンのモノグラム·フラワーが隠れていることも分かります。

こういった1つ1つの要素は、本ウォッチのGMT機能がルイ·ヴィトンと旅の深い関係に根差していることを示唆。またヴティライネンのアトリエが手掛けた手組文字が特徴的なメインダイアルは、よく知られる｢LV｣ロゴが｢Voutilainen｣の名と組合わされ、｢V｣の文字が｢Voutilainen｣の頭文字も兼ねています。

 ｢LVKV-02 GMR 6｣のダイアルは単なる機能的な要素ではなく、ルイ·ヴィトンとヴティライネンの両アトリエが擁する卓越した才能を発揮するキャンバス。芸術的な手腕と技術的な精度の完璧な融合を表現するものであり、本ウォッチをウォッチメイキングの世界での真のマスターピースにしています。

世界を旅する人々のためにウォッチメイキングの専門技術を駆使して作られたムーブメント

個別番号が振られた5本の｢LVKV-02 GMR 6｣のムーブメントに卓越した手作業で施された装飾には、ディテールにこだわり、完璧を追求することで知られるヴティライネンのアトリエの姿勢が鮮やかに見て取れます。

ウォッチの名前に含まれる｢GMR 6｣は、大胆な旅行者のためのトランクメーカーとしてのルイ·ヴィトンの歴史的レガシーへのオマージュであり、セカンドタイムゾーン機能に敬意を払うもの。｢R｣はパワーリザーブ表示を表し、｢6｣はセカンドタイムゾーンのサブダイアルの位置を意味します。GMTディスクは24時間に1回転し、自分のいる｢ホーム｣時間に設定されるようになっていますが、中央の時針はリューズを押すだけで、訪れている国の現地時間に簡単に合わせることができます。考え抜かれたデザインのウォッチは、まさに世界を旅するのに不可欠なアイテムでしょう。

 12時の位置には、逆向きに進むパワーリザーブ表示が。オープン仕様のケースバックからはGMR 6ムーブメント全体が見え、内部にあるメカニズムの複雑なクラフツマンシップや美しさを堪能することもできます。

ニッケルシルバー製のメインプレートとブリッジを装備したメカニズムは、ヴティライネンのアトリエ内で設計、製造、加工、仕上げ、組み立てが行われました。254個の部品で構成される｢LVOUTILAINEN｣ムーブメントは自社製の超大型のテンプを備え、厳格な許容誤差範囲内でウォッチを完璧に調整することができます。このようなタイムピースの装備として、稀有かつユニークなヒゲゼンマイシステムが採用されています。ゼンマイの外端には典型的なフィリップス曲線のオーバーコイル、また内端の曲線には珍しいグロスマン曲線が採用され、精度をさらに向上しています。

このムーブメントをとりわけ際立ったものにしているのは、石を通してテンプにダイレクトインパルスを提供する2つのガンギ車です。この革新的な構造はスイスレバー脱進機よりも少ないエネルギーで効率を上げると共に、寿命、安定性、より長時間のパワーリザーブといった、普段使いにとってありがたいメリットをもたらします。またルイ·ヴィトンとヴティライネンのアトリエが誇る精緻なクラフツマンシップの証である、｢コート·ド·ジュネーヴ｣装飾やペルラージュといった伝統的な仕上げにより、ムーブメントはさらに際立ったものに。こうした仕上げは両ウォッチメーカーの技術的手腕を示すだけでなく、このタイムピースに一層のエレガンスと洗練さを加えます。

各ムーブメントは、主ゼンマイ香箱カバーに多色細密画の万華鏡的な模様をあしらったユニークなアートピースとも呼べるもので、オープン仕様のケースバック越しに見ることができます。この手の込んだ装飾は｢ラ·ファブリク·デ·ザール｣において、才能溢れるマリナ·ボシーによって綿密にハンドペイントされたものです。

ホワイトゴールド製のラチェットアップリケは、｢ラ·ファブリク·デ·ザール｣で実現される卓越したクラフツマンシップを象徴。ラチェットに27種類の色で綿密に施されるハンドペイントには約16時間を要し、この見事な仕上がりを達成するためのきめ細かなプロセスには、およそ5回の窯入れと8時間の焼成を含む、27個もの作業を要します。

手の込んだハンドペインティングの装飾から巧みな機械工学にいたるまで、あらゆるディテールにおいて｢LVKV-02 GMR 6｣は、ウォッチメイキングの専門技術とグローバルな冒険の精神の完璧な融合を表現しています。このムーブメントは技術的な卓越性の証であるのみならず、真に優れたタイムピースの美しさと正確さを評価する人々のためにデザインされた、ウォッチメイキングの技巧を讃えるものなのです。

ルイ·ヴィトンの伝統が息づくアトリエで作られるトランク

それぞれのウォッチは、アニエールに佇む歴史あるルイ·ヴィトンのアトリエで伝統的な方法で細心の注意を払って製作された、特注のルイ·ヴィトンのトラベルトランクに収めて納品されます。トランク製造アトリエという魅惑的な環境の中で、専門技術とクラフツマンシップが代々受け継がれている場所、アニエール。ここは単なるアトリエという存在を超え、まさにメゾンの心臓部と言える、伝統と革新によって卓越したトランクが生み出される場所なのです。

｢LVKV-02 GMR 6｣トランクの製作は、クラフツマンシップと芸術性を巡る旅。ルイ·ヴィトンだけが提供できる精度と専門技術によって構造が完成したトランクは、少人数のアルチザンチームへと引き渡されます。熟練した職人たちはその後、ウォッチのダイアルの手の込んだ装飾と構造を反映したデザインをトランクにハンドペイントし、調和のとれた息をのむような仕上りを実現。トランクには、本コラボレーションのユニークさをさらに際立たせる、｢Louis cruises with Kari｣のシグネチャーも施されます。

特別感をさらに高めるため各トランクには販売される5本の｢LVKV-02 GMR 6｣それぞれの個別番号が付けられ、そのセットは世界でたった1つの特別なものに。

 それ自体がマスターピースであるこの極上のトランクは、タイムピースを収めるだけでなく、ルイ·ヴィトンとヴティライネンのアトリエを特徴付けるタイムレスなエレガンスと比類のないクラフツマンシップの象徴でもあります。

このユニークなコラボレーションにおいて、ルイ·ヴィトンとカリ·ヴティライネンはウォッチメイキングの技巧を再解釈。｢LVKV-02 GMR 6｣は単なるウォッチに留まらず、比類のないクラフツマンシップやイノベーション、そしてタイムレスな旅の真髄(こころ)を象徴し、綿密に製作されたダイアルから特注のトラベルトランクにいたるまでの1つ1つの要素が、こだわりと芸術性、卓越性に対する共通の情熱を物語ります。本タイムピースは、ルイ·ヴィトンとカリ·ヴティライネンの豊かな伝統と卓越した芸術性を讃える他に類を見ないウォッチであり、旅のあらゆる瞬間に特別なものを求める方々のためにデザインされました。このエクスクルーシブなクリエーションは、両メゾンの歴史における特別な瞬間であり、ウォッチメイキングの頂点と冒険の精神を表現しています。

LVKV-02 GMR 6

WATP11

5ピースのみのリミテッドエディション

ケース

• ｢エスカル｣ケース：部品数 52

• ケース径：40.5 mm

• 厚さ：12.54 mm

• ラグ幅：20 mm

• 防水：3気圧(30m) – 防滴性はありますが、水に浸けないこと

ダイアル

• 手作業によるギョーシェ装飾を施したゴールド製ダイアル

• ｢ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン｣によって細密画が施され、ダイヤモンドで磨き上げた

　アワーサークル

• 手作業でエングレービングとエナメルを施した昼夜表示付きの、ゴールド製セカンドタイムゾーン

　ディスク(24時間単位)

• ゴールドおよびブルースティール製の針

ムーブメント

• ヴティライネンのアトリエで製造、仕上げ、組み立てられた

　手巻き機械式ムーブメント(キャリバーGMR 6)。

　ブルースティール製の2つのダイレクトインパルスガンギ車

• 機能：時･分･秒表示、パワーリザーブインジケーター、

　6時の位置に昼夜表示付きのセカンドタイムゾーン

• 部品数：254

• ニッケルシルバー製のプレートとブリッジ

• ゴールド製のテンプ

• 細密画が施されたホワイトゴールド製の香箱カバー

• 石数：32

• 直径：30 mm

• 厚さ：6 mm

• 振動数：18,000回 / 時。ローズゴールド製の調整ウエイトを備えたテンプ

• フィリップス外端曲線とグロスマン内端曲線を持つヒゲゼンマイ

• パワーリザーブ：65時間

ストラップ

• 2種類のストラップ：

• ファブリックストラップ：上面に縁取りを施したグレーのファブリック、

　ブラウンのレザーライニング

• エキゾチックレザーストラップ：上面に縁取りを施したアンスラサイトカラーのアリゲーター、

　ブラックのレザーライニング

バックル

• プラチナ製ピンバックル

トランク

• ウォッチのダイアルを反映したデザインをハンドペイントで施した、モノグラム·エクリプス キャン

　バスのハイウォッチメイキング用トランク

ルイ·ヴィトンについて

1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ·ヴィトンが生み出した｢旅の真髄(こころ)｣の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは｢大胆さ｣でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

カリ·ヴティライネンについて

2002年から独立した活動を行っているヴティライネンのアトリエは、ウォッチメイキングの伝統と現代的なデザインを融合させたユニークな哲学に基づいてタイムピースを製作しています。

静穏なスイス、ヴァル·ド·トラヴェール地方にアトリエを構えるこのマニュファクチュールは、ハイウォッチメイキングのエッセンスを守りつつ、その境界を押し広げています。アルチザンとウォッチメーカーによって1つ1つ丁寧に手作りされるヴティライネンの比類のないウォッチ。高いレベルで仕上げられた自社製の洗練された丈夫なメカニズム、独特なケース、手作業によるギョーシェ装飾が施されたダイアルなど、細部にまで注意の行き届いたサヴォアフェール(匠の技)を感じさせるのが特徴です。情熱に突き動かされるままに伝統と革新を融合してきたことで、ハイウォッチメイキング界における傑出した地位、そしてジュネーブ時計グランプリでの複数回の受賞をも手に入れた同アトリエ。ヴティライネンのエクスクルーシブなタイムピースは、世界中のコレクターや愛好家に切望され、代々大切に受け継がれていくアイテムなのです。

詳細は、www.voutilainen.chをご覧ください。