待望の「TMTギア」プロジェクト、ついに始動!次世代アート・クリエイターたちが集まり、夢の舞台芸術と音楽を共に創り上げていきます😊これからが楽しみです!
解説
「TMTギア」とは東京芸術劇場が立ち上げた新しいアート・クリエイター支援プロジェクトです。未来の舞台芸術や音楽を創出するために、クリエイターを広く募集し、次世代の才能を育成します。メンターとして次期芸術監督がサポートし、劇場内外でのクリエイションやリサーチ、国際的なプロモーション活動を行います💡✨このプロジェクトを通じて新たな舞台芸術が生まれることを楽しみにしています!
この記事のポイント!
1. アート・クリエイターの募集
2. 世界に向けた創作活動
3. メンター陣がサポート
4. 映像メディアチームの育成
5. 国際的な展望を目指す
東京芸術劇場が2024年度より実施している、舞台芸術・音楽の未来を切り開くための、まったく新しいプロジェクト「TMTギア」。世界に向けてチャレンジングなプロジェクトを実現したい人を、「アート・クリエイター」として広く募集しました。このたび、多数の応募の中から選考を経て、以下5名のアート・クリエイターが決定しましたので、お知らせいたします。
【パフォーミングアーツ分野】
額田大志 Nukata Masashi
作曲家・演出家・劇作家。1992年東京都出身。
東京藝術大学在学中にコンテンポラリーポップバンド『東京塩麹』結成。FUJI ROCK FESITVALの出演など、現在までリーダーとして精力的に活動。
2016年に演劇カンパニー『ヌトミック』を結成。「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のバックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張していく作品を発表している。
Mana Hiraki(KIENGI)
山崎阿弥 Yamasaki Ami
声のアーティスト、美術家。
自らの発声とその響きを感受しエコロケーションに近い方法で空間を認識する。音響的な陰影を変容させ世界がどのように生成されるのかを問い、科学者との協働に力を入れる。
近年は『100年の宇宙 見つめる眼・歌う声』(国立天文台, 2024)、S.シャリーノ作曲『ローエングリン』演出・美術(神奈川県民ホール, 2024)、「JAPAN. BODY_PERFORM_LIVE」(PAC, 2022)他。
【音楽分野】
布施砂丘彦 Fuse Sakuhiko
劇場の内と外で、演奏、批評、公演やイベントの企画制作、舞台作品の演出などを行っている。
演奏家としてはコントラバスでのプロオーケストラへの首席客演、実験音楽の演奏、即興パフォーマンスなどを行うほか、古楽器の演奏もしており、2021年からアントネッロおよびバッハ・コレギウム・ジャパンに参加。批評家としては第7回柴田南雄音楽評論賞奨励賞を受賞。
近年は諸ジャンルの音楽家、俳優、ダンサー、現代美術の作家などとも協働している。
長瀬善則 Nagase Yoshinori
慶應義塾大学経済学部卒業後、金融機関に新卒入社し、会社員の傍らバークリー音楽大学音楽経営学修士へリモートで進学/卒業(Dean’s List)。現在、社費派遣生としてコロンビア大学経営大学院(MBA)にフルタイムで在籍しながら、パートタイムでジュリアード音楽院Extension Programに在籍し、DTM/音楽制作をAnthony Barfield氏に、ピアノを Lisa Yui氏に師事。
直近は音楽プロダクションでの楽曲制作や、コンサート/音楽ラジオ出演等、様々な音楽企画に従事。
吉野良祐 Yoshino Ryosuke
オペラ演出家・演出助手。
気鋭のオペラカンパニーNovanta Quattroなどで演出作品を発表するほか、中村敬一氏らのアシスタントとして、びわ湖ホール、アントネッロなど各地のプロダクションで演出助手を務める。舞台美術やコンサートの空間構成、レクチャーなどを手がける。伴奏法を河原忠之氏に師事。建築史研究者でもあり、東京造形大学などで教鞭を執る。
片岡安賞(日本建築協会)など受賞。共著に『東京時影 1964/202X』(羽鳥書店、2023年)がある。
「TMTギア ―東京芸術劇場クリエイター支援プロジェクト」とは
東京芸術劇場が2024年度より実施している、次世代のクリエイターとともにまったく新しい舞台芸術・音楽を作り上げるプロジェクト「TMTギア」。
次期芸術監督(舞台芸術部門は演劇作家・岡田利規氏、音楽部門は指揮者・山田和樹氏)と当館スタッフがメンターとなり、劇場内外でのクリエイション、海外でのリサーチやプロモーション活動など、劇場とアート・クリエイターが一体となって、世界に向けたプロジェクトの実現を目指します。
当プロジェクトの特徴の一つは、アート・クリエイターだけではなく、伴走する映像メディアチーム、インハウス(東京芸術劇場)のプロデューサー、舞台技術スタッフも育成することです。なお、映像メディアチームにおいては、東京芸術大学 大学院映像研究科 助教の和田信太郎氏が、プロジェクト・ディレクターとして育成にあたります。
プロジェクトの名称「TMT ギア」とは、次代のアート・クリエイターたちに未来を切り拓きサヴァイヴするための〈ギア〉―装備、変速装置―をこのプロジェクトを通して探しあて、開発し、身に付けてほしい……という思いを込めた名称です。
芸劇から未来へ、東京から世界へ。
これから、2026年度の国内公演および、その先の海外公演の実施を目指してまいります。
ぜひ、プロジェクトの今後にご期待ください。
https://www.geigeki.jp/info/20250327/