『世界のイスラム建築美術 大図鑑』では、歴史的なモスクから現代的な建築まで、幅広いイスラム建築の美が見られる!どれも素敵で驚くこと間違いなし!🌍📸
解説
『世界のイスラム建築美術 大図鑑』は、イスラム建築の魅力を広く伝える一冊です。本書は、オランダの著者エリック・ブラウグが監修し、世界中の美しいモスクや他宗教の建築を網羅。特に、建物のデザインや装飾に焦点を当て、その背後にある文化的背景や歴史も詳しく解説しています。約300の選りすぐりの作品を通して、読者はイスラム建築の奥深さを体験できるでしょう📖✨ ワークショップやデザインプロジェクトを行う著者の視点も反映されており、建築やデザイン愛好家にとって必見の内容になっています!🌍📸
この記事のポイント!
1. 約300カ所の美しいイスラム建築を収録。
2. 紀元7世紀から現代までの建物を網羅。
3. 業界のトップ専門家による解説。
4. 大判写真で迫力ある視覚体験。
5. 詳細な巻末資料とコラムが充実。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 ⼩野寺優)は、世界各地に創建されたモスク、ミナレット(モスクに付随する塔)、マドラサ(主にイスラム科学を教える高等教育機関)といったイスラム建築と、イスラムの影響を色濃く受けた建築物、その装飾の数々を一冊で網羅した、世界初のヴィジュアル図鑑『世界のイスラム建築美術 大図鑑』(エリック・ブラウグ著、鷲見朗子訳)を2025年3月26日に刊行いたしました。
■世界初のヴィジュアル図鑑『世界のイスラム建築美術 大図鑑』
「私たちのことを知りたければ、私たちの建物を調べなさい」
――サマルカンドにあるティムール建築物に刻まれた銘文(本書「はじめに」より)
著者エリック・ブラウグはオランダで育ち、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)でイスラム美術と建築史の修士号を取得。25年以上にわたりイスラム幾何学デザイン、パターンの研究に取り組むかたわら、自身のデザイン学校を運営し、世界各地でのワークショップ、デザインプロジェクトへ多数参画する、イスラム建築、美術、デザインの第一人者です。
本書『世界のイスラム建築美術 大図鑑』では、紀元7世紀から2010年代までに作られた数々のイスラム建築、装飾に加え、イスラムの影響を色濃く受けた他宗教の会堂、役場、ホテルなどの建築物から、その美しさ、視覚的なユニークさ、来歴などを基準に約300カ所を厳選。
よく知られた建築物の知られざる魅力、これまであまり知られていなかった驚くべき建物、精緻な装飾のため息の出るような美しさ――。大判ヴィジュアル図鑑ならではの迫力あふれる一冊です。
米国での刊行直後から、「驚きと宝に満ちた本」NPR(メディアネットワーク)、「視覚的な饗宴」パブリッシャーズ・ウィークリー(書評誌)ほか、高い評価を受け、話題を集めた、世界初のイスラム建築美術図鑑がついに翻訳出版。絢爛豪華、人類が生んだ至宝の数々を存分にご堪能ください。
『世界のイスラム建築美術 大図鑑』の5大特徴
①世界各地の著名なイスラム建築、イスラムの影響を受けた建築など、約300カ所を美しい写真と解説でまとめた世界でも類を見ない決定版ヴィジュアル図鑑。
②紀元7世紀頃から現代までの主要なイスラム建築美術を網羅。壮麗なモスク、驚嘆の幾何学デザイン、パターンを多数掲載。
③時代順、地域別の構成で、各時代、地域ごとの建築様式の流れを追いながら、世界遺産に登録されている多くの建築物、装飾の価値、位置づけを十分に把握。
④建築の細部と全体、内部と外観を見比べられる、色彩豊かな大判写真を多数収録。
⑤詳細な索引、用語解説、イスラム王朝一覧といった巻末資料、イスラム建築における女性、ワクフ(イスラム法に基づく慈善寄付)などコラムページも充実。
■本文ページを一部紹介!
サブリ・モスク SABRI MOSQUE
101ページに写真掲載(上図右ページ)、サブリ・モスクは1945年に完成した、パキスタン・カラチで最大級のモスクの一つ。外壁のほぼ全てが暗赤色の背景に白で描かれた曲線的な花や植物の精巧な模様に飾られています。裏庭には本格的なクリケット場も完備。
シャキ・ハーン国 シャキ・ハーン宮殿
SHAKI KHANATE:PALACE OF SHAKI KHANS
シャキ・ハーン宮殿は支配者たちの夏の離宮として1797年に創建された、アゼルバイジャンの古都シャキを代表する旧跡。通常は撮影禁止となっている宮殿内部は、フランスのステンドグラスをはじめ、ロシア、イラン他世界各地から取り寄せられた装飾品に彩られています。
感謝祭チャペル THANKS-GIVING CHAPEL
304ページに外観(上図左ページ上部)、305ページに内観を掲載(同右ページ)、感謝祭チャペルは、アメリカ合衆国・ダラス中心部にあるサンクスギビングスクエア内に1976年創建。様々なモスク、ミナレットなど、イスラム建築の影響を強く感じさせる造形の礼拝堂です。らせん状の壁面に施された大規模なステンドグラス作品は圧巻。
■目次
はじめに
第1章 東地中海と湾岸地域
ヨルダン/アラブ首長国連邦/サウジアラビア/エジプト/シリア/レバノン/パレスチナ/イスラエル/カタール/バーレーン/オマーン/クウェート/イエメン
第2章 イラク、イラン、南アジア
イラク/イラン/インド/パキスタン/バングラデシュ/スリランカ
第3章 トルコと中央アジア
トルコ/北マケドニア/ウズベキスタン/アフガニスタン/トルクメニスタン/アゼルバイジャン/タジキスタン/キルギス/カザフスタン
第4章 アフリカ
モロッコ/チュニジア/アルジェリア/リビア/マリ/ニジェール/スーダン/エチオピア/ソマリア/ケニア/タンザニア/コモロ/セネガル/コートディヴォワール/ブルキナファソ/ガーナ/ベナン/ナイジェリア
第5章 アジア太平洋
インドネシア/カンボジア/フィリピン/マレーシア/ミャンマー/タイ/シンガポール/ブルネイ/日本/オーストラリア/中国
第6章 ヨーロッパとアメリカ
スペイン/ポルトガル/イタリア/ロシア/チェコ/ウクライナ/フランス/オランダ/ドイツ/クロアチア/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/ポーランド/ウェールズ/イングランド/スコットランド/スウェーデン/デンマーク/アメリカ合衆国/カナダ/キューバ/チリ/エクアドル
イスラム建築における女性/ワクフ/用語解説/イスラム王朝/参考文献/図版出典/索引/謝辞
■著者紹介
【著】エリック・ブラウグ Eric Broug
イスラム建築と幾何学デザインが専門の作家、教育者、アーティスト。ロンドンの東洋アフリカ研究学院(SOAS)でイスラム美術・建築史の修士号を取得。世界各地で講演、ワークショップ、デザイン学校を主催。
【訳】鷲見朗子 すみ・あきこ
1963年生れ。京都ノートルダム女子大学教授。ミシガン大学大学院近代中東・北アフリカ研究所、インディアナ大学大学院比較文学修士課程、同大学院近東言語文化学科博士課程修了。アラブ文学、アラビア語教育専攻。
■書誌情報
書名:世界のイスラム建築美術 大図鑑
著者: エリック・ブラウグ
訳者:鷲見朗子
仕様:B4変形判/上製/336ページ
発売⽇:2025年3⽉26日
税込定価:8,910円(本体8,100円)
ISBN:978-4-309-22938-6
装丁:岩瀬聡
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