大阪韓国文化院では、春をテーマにした伝統工芸展を開催中!韓日国交正常化60周年を盛り上げるこのイベント、見に来てね🌸
解説
大阪韓国文化院では、春をテーマにした「季節の断想」展示が開催されています🌷。この展示では、韓国の伝統工芸を4回にわたって模様替えし、春から夏、秋、冬へと季節の変化を楽しむことができます。特に、韓国の国家無形文化財保有者の作品も展示され、その美しさを体感できます!また、初心者向けの体験プログラムもあって、実際に作ってみるチャンスも✨。この素晴らしいイベントを通じて、韓国と日本の国境を越えた友好と文化の交流を実感できる機会です。楽しみながら、ぜひ足を運んでみてください!
この記事のポイント!
1. 韓国文化院で春をテーマにした伝統工芸展示が開催されている。
2. 多岐にわたる韓国伝統工芸の作品が、季節ごとに模様替えされる。
3. 初心者向けの体験プログラムが用意されており、本物の技術を学べる。
4. 展示監督には、韓国の国家無形文化財保有者などが参加している。
5. 2025年の大阪万博に向けた国際交流の意義が込められている。
大阪韓国文化院(院長 金蕙穗 キム ヘス、大阪市北区)は、韓日国交正常化60周年及び2025大阪・関西万博の開催を迎えて韓国の伝統工芸を季節の変化と共に体験できる年中プログラムを開催します。
この度のプログラムは韓国文化院1階の常設展示室を活用し、多岐にわたる韓国伝統工芸の様子を季節の移り変わりと共に魅せる展示で3月28日(金)から12月末まで韓国の国家無形遺産保有者(人間国宝)などの作品を4回模様替えします。特にこの度のプログラムでは、2024年青瓦台(チョンワデ)*で開催された「伝統韓服一生儀礼」や徳寿宮での「時を繋ぐ手つき」など多くの工芸展で監督として携わってきたキム・ジュイル氏が展示監督を務め、韓国固有の美を大阪で披露します。
* 青瓦台(チョンワデ):ソウル市鍾路区に位置し、2022年まで70年あまりにわたって大統領官邸・執務室として使用されました
展示では、韓国の伝統工芸に込められた視覚的なイメージを活用し、春夏秋冬の各季節が表現されます。季節ごとに衣替えをし、家屋の整備を行っていた昔の祖先たちのように、各テーマに合わせてその季節を表現する伝統工芸作家の作品が展示されます。また、初心者を対象に作家直々の指導を受けることができる伝統工芸の体験プログラムも行われ、見る展示から進歩し、韓国伝統工芸の深淵を体感できるプログラムも実施されます。
3月28日からオープンしている1回目の展覧会は「春」をテーマにした『季節の断想-春』というタイトルで6月4日まで開催されます。焼き物で有名な韓国 京畿道 利川市(キョンギド イチョンシ)で名匠として認定された金判基作家のタルハンアリ6点と国家無形遺産 宮中彩花*1の履修者*2である金周暎作家が宮中彩花を現代の工芸として発展させた「散花モビール」で展覧会場をご鑑賞いただけます。
*1 宮中彩花(クンジュンチェファ):絹やモシ(麻を原料とするの韓国伝統布)で作られ、嘉礼(カリェ・婚姻の儀)や宴享など宮中で行われる行事で、上位身分への尊敬や平和・長寿・健康などを祈願するために飾られたもの
*2 履修者:その分野において3年以上修行し、韓国政府からその技量を認められた人
金判基作家は、伝統の技法を受け継ぎながらも現代の空間に適切に融合された作品を作っています。即ち伝統への賛同から伝統の技法を保ち、現在の価値を理解する作家ということです。彼の作品は複雑な技巧や多彩な色の表現より胎土と釉薬固有の特性がそのまま表現される作業を志向していて透明な釉薬にこだわる理由も同じでしょう。彼は陶磁器の製作において彼特有のオプダジギ技法*で制作しています。一般的なオプダジギ技法では自然乾燥をさせますが、彼は乾燥機などを用いて物理的に乾燥をさせてすぐに接合させる技法を使っています。彼は「陶磁の作業は純粋さを保ちながらも均衡と調和が必要だ」といいます。彼の作品は完璧な人為的美しさよりも、少し不完全ながらも人間味ある自然さを追求しています。
* オプダジギ技法:壷を上下に分けて製作し、作ったものを接合して焼く技法
金周暎作家は、繊細で華やかで気品溢れる朝鮮時代の宮廷文化の一つである「宮中彩花」の復元と現代的な造形性を取り入れる作業を通じて多様な作品活動をしています。今回展示される作品は風になびく花びらを表現したモビール作品で、宮廷で飾られる宮中彩花の中でも王のテーブルにのみ許された大水波蓮の花の技法に基づいて製作されたものです。蓮の花は泥水の中で咲きながらも汚れのない神秘の花であり、仏教では清浄・美妙・化生を、儒教では孤高な君子を象徴しています。
そして、28日(金)には宮中彩花を応用した『桜のブローチ作り体験』が開催されました。桜の花は韓日国交正常化60周年のロゴにも韓国のムクゲと共に日本を象徴する花として登場する春の花の代名詞であることから、韓国の伝統工芸の技術で桜を作ることで韓日国交正常化60周年を祝い、両国の国民の友好を再確認する意味も込められています。
「春」展示の終了後は 、「夏―金箔」、「秋-オンギ*1」そして「冬-ヌビ*2」をテーマとする展示や体験プログラムを続けて開催する予定です。
*1 オンギ(甕器):醬油、コチュジャンやキムチなどを保管するために使われる陶器
*2 ヌビ:布の間に綿をいれて縫い合わせ、防寒用の服の製作に使われた裁縫技術
大阪韓国文化院の金蕙穗 院長は「この度の企画を通じて日本の皆様を含め、2025年大阪・関西万博で大阪を訪れる多くの皆様に韓国伝統工芸の魅力と気品溢れる姿をお見せしたいと存じます。花見の夜の情緒にも似ている白磁壷と宮中彩花の花びらが展示される今回の展示を皮切りに、季節が変わると文化院に訪問したくなる企画になることを期待しております。」と述べました。