「新潮」が村上春樹の中篇「武蔵境のありくい」を掲載!✨ 絵本作家夏帆の冒険を通じて、創作の根源をわかりやすく描いています。要チェック!
解説
村上春樹の最新作「武蔵境のありくい」は、新潮の5月号に掲載された中篇小説!😄 作品では、絵本作家の夏帆がありくいの導きで武蔵境に引っ越し、シロアリの密輸に関わるという危険な冒険を描いています。なかなか発表されないボリュームで、村上ファンにはたまらない内容です📚✨ また、東京中野文学賞を受賞した羽田圭介の作品も収録されており、新潮の価値がますます高まりますね!この雑誌は、長い歴史を持ち、文学界でも大きな存在感を持っています。読書の秋にぴったりの一冊です!
この記事のポイント!
1. 村上春樹の最新中篇小説が新潮に掲載!
2. 主人公の夏帆がシロアリ密輸に挑む物語。
3. 羽田圭介の受賞作も同時収録。
4. 新潮は100年以上の歴史を持つ文芸誌。
5. 文学ファン必見の内容
株式会社新潮社は、本日4月7日(月)発売の雑誌「新潮」2025年5月号に、村上春樹さんの書き下ろし最新作「武蔵境のありくい」を掲載いたします。
一年ぶりの創作となる村上春樹さんの最新小説「武蔵境のありくい」は、原稿用紙にして130枚の中篇です。
昨年5月に刊行した「新潮」創刊120周年記念特大号(2024年6月号)に掲載され、大きな話題となった短篇「夏帆」の流れを汲みつつ、独立した作品としても読める一作が、このたび「新潮」に一挙掲載となります。
原稿用紙100枚以上のボリュームの村上作品が文芸誌に発表されるのは、極めて稀なこと。最後に中長篇の一挙掲載がなされたのは、「羊をめぐる冒険」(「群像」1982年8月号)まで遡ります。
■ 「武蔵境のありくい」内容紹介
絵本作家である夏帆はありくいの夫婦にうながされ、「文明の果つるところ」武蔵境へと引っ越した。
そこで彼女は、闇ルートを使って「シロアリの瓶詰め」を入手するという、危険な責務を負わされる。
密輸に関わる商店街の「とぎや」店主の正体は? そして、これは夢でないなら何なのか?
謎が謎を呼び、物語を追う夏帆の姿を通して創作の根源を見つめた重要作!
■ 東京中野文学賞大賞を受賞! 羽田圭介さん「その針がさすのは」も掲載
同じく「新潮」5月号では、第2回東京中野文学賞大賞を受賞した羽田圭介さんの中篇小説「その針がさすのは」も掲載いたします。
夫婦で不妊治療に取り組むもなかなか思う結果が出ない「僕」の生活を、奔放な同級生が搔き乱す――。ノスタルジーと再開発が折り重なる街・中野を舞台に、中年の危機に差し掛かった男たちの身体と内面を描き出した作品です。
■「新潮」とは
「新潮」は日露戦争の年(1904年)に創刊された、百歳を超える文芸誌です。現役の商業文芸誌としては世界一古いという説があります(ただし第二次大戦中は紙不足のため数号、関東大震災のときは1号だけ休刊)。その歴史の一端は小誌サイト内〈表紙と目次で見る「新潮」110年〉でご覧ください。
■ 雑誌データ
【雑誌名】「新潮」2025年5月号
【発売日】2025年4月7日(月)
【定価】1,200円(税込)