WWFジャパンが生物多様性をテーマにしたマンガを選書する新たな取り組みを発表!著名な選書者が登場し、興味深い対話の機会を作ります✨
解説
今日はWWFジャパンの面白い取り組み、コミック・ダイバースについて紹介するよ!このプロジェクトは、生物多様性をテーマにしたマンガを選書する活動なんだ📚✨新たに選ばれた写真家や蒸留家、和菓子作家が登場して、それぞれの視点からマンガを通じて生物多様性を語ってくれるんだ。4月には一般参加枠があって、選ばれたマンガの選書者とみんなとの対話の時間も設けて楽しめるんだよ!生物多様性について、もっとみんなで会話ができるきっかけになると良いなと思っているよ😊。自分の生活と自然とのつながりを見つけるための楽しいチャンスだね〜!
この記事のポイント!
1. 生物多様性をテーマとした漫画の選書プロジェクト
2. 著名な選書者が参加、各氏の活動とのつながりを探る
3. インタビューを通じて一般参加者との対話の機会を提供
4. 生物多様性に関する意識調査の結果を受けた取り組み
5. WWFジャパンによる環境保全活動の一環として実施
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWFジャパン)は、昨年立ち上げたマンガで感じる生物多様性「コミック・ダイバース(COMIC DIVERSE)」の第2弾として、新たに写真家の石川直樹氏、蒸留家の江口宏志氏、和菓子作家の杉山早陽子氏の三氏が、生物多様性を感じるマンガを選書することをお知らせします。4月に行なわれる各選書者へのインタビューに各回8名の一般参加枠を設け、申込みを本日から受け付けます。さらに本日、1月にWWFジャパンが実施した「生物多様性に関する生活者意識調査」の結果を公開しました。この調査結果をふまえ、4月の選書者インタビューでは、選書者と一般参加者の対話の時間をつくり、生物多様性と自分の生活とのつながりを実感する機会となることを狙います。
■「コミック・ダイバース」第2弾概要
「コミック・ダイバース」は、WWFジャパンが企画した取り組みで、漫画家や研究者、編集者、アーティストなどが選んだマンガの作品を通じて生物多様性についての理解を深めることを目的に、昨年2024年6月5日の「世界環境の日」に開始しました。第1弾では、選書者が選んだ馴染みあるマンガのワンシーンから生物多様性を読み解き、それぞれの視点で書き下ろしたエッセイを特設サイトやイベントで紹介し、記念ブックレットも配布しました。
<コミック・ダイバース特設サイト> https://www.wwf.or.jp/campaign/comic/
第2弾では、新たに写真家の石川直樹氏、蒸留家の江口宏志氏、和菓子作家の杉山早陽子氏の三氏が、生物多様性を感じるマンガのワンシーンを選書します。2025年4月に、選書者三氏それぞれに実施予定のインタビューを限定公開し、各回8名の一般参加を受け付けます。選書したマンガを入り口に、各氏の活動と生物多様性のつながりを紐解くとともに、選書者と一般参加者の対話の時間も設けます。インタビューの談話風景は、選書したマンガのワンシーンとともに、2025年5月22日(火)「生物多様性の日」に「コミック・ダイバース」特設サイトで公開予定です。
<募集要項および申込先>
石川直樹氏 2025年4月14日@東京
江口宏志氏 2025年4月16日@東京
杉山早陽子氏 2025年4月17日@京都
詳細は下記URLからご覧ください。当日は報道関係者のご取材も承ります。
<選書者紹介(五十音順)>
石川直樹氏(写真家)
1977年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞、『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最新写真集に『K2』(小学館)、『Cho Oyu』(平凡社)、『Nanga Parbat』(SLANT)など。
江口宏志氏(蒸留家)
書店経営等を経て蒸留家の道へ。日本の優れた果樹や植物から蒸留酒を作る、 mitosaya薬草園蒸留所を千葉県大多喜町に設立。これまでに約190種を超える種類の蒸留酒、季節の恵みを閉じ込めた加工品などをリリースしている。また、ノンアルコール飲料の製造・充填を行う都市型のボトリング工場「CAN-PANY」を清澄白河で運営する。
杉山早陽子氏(和菓子作家)
1983 年三重県生まれ、京都在住。食べて消えることに表現の可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。食べる行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を菓子に込めて制作する。2006年-2016年まで「日菓」としての活動、2014年より「 御菓子丸 」を主宰、制作、販売している。
■1月に「生物多様性に関する生活者意識調査」を実施
~「生物多様性について人と会話することはほとんどない・一度もない」との回答が83.1%~
WWFジャパンは、2025年1月に全国10~60代551名を対象に「生物多様性に関する生活者意識調査」を実施しました。
「生物多様性に関する生活者意識調査」について(PDFファイル)
調査では回答者の約8割が「生物多様性は大切(78.6%)」と回答した一方、「どのように私の生活とつながっているのかがわからない(60.8%)」、「生物多様性について、人と会話することはほとんどない・一度もない(83.1%)」という回答となり、その重要性は生活者のなかで認知されているものの、自分の生活との具体的なつながりの理解が十分に進んでいない現状や、普段の暮らしの中で話題にあがることが殆どない状況がうかがえました。
■ 担当者コメント(WWFジャパン ブランド・コミュニケーション室 増本香織)
豊かな生物多様性は、食べ物を供給したり(供給サービス)、食べ物が育つための土壌を形成したり(基盤サービス)、大気や水をきれいにしたり(調整サービス)、森林浴や自然散策などのレクリエーション機会や芸術へのインスピレーションを与えてくれる(文化的サービス)など、私たちの健全な暮らしの基盤です。しかし、生物多様性の豊かを示す「生きている地球指数(Living Planet Index: LPI)」は過去50年間で約73%減少し、生物多様性の保全と回復に向けた取り組みが急務となっています。
生物多様性は私たちの暮らしに密接に関わっているからこそ、生活者も自分ごととして、生物多様性を脅かし続けてきたこれまでの生産や消費のあり方を見つめ直す時が来ていると言えます。「コミック・ダイバース」第2弾では、アンケート調査から得た声をもとに、選書者と一般参加者の対話の時間を設けています。「コミック・ダイバース」を通して、あたりまえの日常生活の裏側でどのように生物多様性の恩恵を受けているのか、この先ますます危機が深刻化すると暮らしがどうなるのかを想像し、身近な人たちとの会話を増やすきっかけになることを願っています。
WWFについて
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行なっています。 https://www.wwf.or.jp