デイブレイクとTOPPANが冷凍食品の品質を向上させるため業務提携を開始しました。特殊冷凍技術とバリアフィルムを掛け合わせ、保存状態を改善!🍏❄️
解説
デイブレイク株式会社とTOPPAN株式会社が新しい協力関係を結びました!デイブレイクは特殊冷凍技術を持ち、TOPPANは高性能なバリアフィルムを開発してきた企業です。冷凍食品の品質を向上させるために、二社はそれぞれの技術を組み合わせ、共同研究を行うことになります。この業務提携によって、食品業界全体に新しい価値を提供しようとしています。特に、冷凍食品の保存方法や鮮度保持の重要性を広める活動にも力を入れます。🍏❄️食の未来を一緒に創造するこのプロジェクト、楽しみですね!
この記事のポイント!
1. デイブレイクとTOPPANが業務提携
2. 冷凍食品の品質向上を目指す
3. 特殊冷凍技術とバリアフィルムの融合
4. 食品ロス削減への貢献
5. 共同研究と普及活動の実施
特殊冷凍ソリューション事業を展開するデイブレイク株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:木下 昌之)とTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭)は、冷凍食材の品質向上・保持を目的とした業務連携を開始いたします。これを機に、デイブレイクの特殊冷凍技術とTOPPANの高性能バリアフィルムを掛け合わせ、冷凍食品の品質向上・保持の共同研究および普及を推進します。
業務連携の背景 冷凍食品の品質における「保管」の重要性
冷凍技術の進化による多彩な冷凍食品の普及や食品ロス削減の意識の高まりを背景に、冷凍食品市場は急速に拡大しています。デイブレイクは、素材本来の品質を保つ特殊冷凍技術によって、これまで困難とされていた食品の冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食品を生み出してきました。しかし、長期間鮮度を保つためには、優れた冷凍技術だけでなく、適切な「保管」による品質維持が重要です。乾燥や酸化といった冷凍食品の品質劣化は7割近くが保管に起因すると考えられています。
デイブレイクとTOPPANは、保管工程における品質劣化を防ぎ、従来以上の鮮度保持を実現することを目的に、業務連携に至りました。デイブレイクは特殊冷凍技術を、TOPPANは食品包装分野での高度なバリアフィルム技術を保有しています。両社の技術を組み合わせることで、冷凍食品のさらなる品質向上・保持を実現し、食品業界全体の発展に貢献することを目指します。
取り組み内容
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特殊冷凍✕バリアフィルム活用による冷凍食品の品質向上・保持の共同研究
さらなる品質向上・保持に向けて温度変化や包装の影響を考慮した実証実験を実施し、特殊冷凍とバリアフィルムを掛け合わせた最適な保管方法を研究します。 -
特殊冷凍✕バリアフィルム活用による冷凍食品の品質向上・保持の普及活動
個社への提案のほか、食品メーカーや飲食業界向けに、特殊冷凍とバリアフィルムの活用メリットを解説する共同のセミナーや勉強会を開催する予定です。共同研究で得られた知見をもとに、冷凍食品の品質向上・保持における「保存」の重要性を広く普及させる活動を展開します。 -
特殊冷凍✕バリアフィルムの共同開発
将来的な構想として両社の技術連携による新商品開発を見据え、共同研究・普及活動を推進してまいります。
特殊冷凍✕バリアフィルムの効果検証結果
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アボカドの冷凍実験
熱処理されていないアボカドをデイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」で凍結し、-20℃でバリアなし真空袋とTOPPANの透明バリアフィルム「GL BARRIER」の真空袋で約7か月間保管する実験を実施。その結果、バリアなし真空袋ではアボカドに褐変がみられた一方で、バリアフィルム「GL BARRIER」の真空袋ではアボカドの変⾊が起こらず、凍結前に限りなく近い状態を再現することができました。
デイブレイクは、これからも特殊冷凍技術を活かして食品業界が抱える様々な課題を解消するとともに、さらなる技術の発展や研究を進め、食の新しい可能性を提案してまいります。
TOPPANのバリアフィルム「GL BARRIER」について
TOPPANが手掛ける「GL BARRIER」は、独自の透明蒸着加工技術とコーティング技術を活用した、高いバリア性能を持つ透明バリアフィルムです。酸素・水蒸気のバリア性が非常に高く、アルミ箔の代替として使用することで、温度変化に影響されることなく、水分喪失や酸化を防ぎます。GL BARRIERはベースとなるフィルム(PET,PP,PE,ナイロン)などに、バリアコート層と無機蒸着バリア層(アルミナもしくはシリカ)が積層されています。独自開発のコーティング層と高品位の蒸着層を組み合わせた多層構造により印刷やラミネートなどの後加工適性にも優れ、安定したバリア性能を発揮します。
デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」について
「アートロックフリーザー」は、デイブレイクの食材研究データを踏襲し、独自に開発した特殊冷凍機です。2021年10月の発売以降、導入先は約700社を越え、多くの食品事業者に支持されています。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わるときに細胞が損傷。特殊冷凍は、急速かつ均一に凍結することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を減らし、うまみ成分の流出を防ぎます。さらに、冷風の循環に技術が加わり、食品に与えるダメージを低減。素材本来の風味や食感を保ち、調理済みの食品も、できたての味を再現します。「アートロックフリーザー」は、これまで難しいとされていた食品の冷凍を可能にするとともに、従来を上回る高品質な冷凍食品を生み出しています。
デイブレイク株式会社について
「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」をミッションとして掲げ、特殊冷凍機に特化した国内唯一の専門会社として2013年創業。食品事業者(飲食店や食品メーカー、生産者など)への特殊冷凍機の販売および導入支援、特殊冷凍食材「アートロックフード」の流通事業など、特殊冷凍テクノロジーを活用した「Freezing as a Service®(FaaS®)」を展開。2021年10月には、自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」を発売し、2年で700社以上に導入されています。デイブレイクは、これからも特殊冷凍のパイオニアとして、食品流通のあらゆる課題を解決する事業を展開・推進してまいります。
※「特殊冷凍™」「アートロック®」「アートロックフード™」「Freezing as a Service®」「FaaS®」は、デイブレイク株式会社が商標登録または商標登録出願中です。