3月14日、数学の日に三鷹市と日本数学検定協会が連携協定を結ぶことができて感動です😊これからの教育に大きな変化が期待されます!
解説
今回の三鷹市と日本数学検定協会の連携協定は、教育をより多様で実践的なものにする素晴らしい試みです🏫💡特に放課後プログラムに力を入れることで、子どもたちが日常生活とのつながりを感じながら算数や数学に親しむチャンスが広がります。私たちの参加で、地域コミュニティ全体が活性化し、子どもたちの「人間力」と「社会力」を高めることが目指されています📈✨この協定が実現する新しい学びの場に期待が高まります!
この記事のポイント!
1. 三鷹市教育委員会と日本数学検定協会の協定締結。
2. 放課後の算数・数学教育を強化。
3. 地域資源を活用した学習プログラム。
4. キャリア教育の推進に繋がる取り組み。
5. 数学教育を通じて子どもたちの成長を支援。
令和7年3月14日(金)、三鷹市教育委員会(所在地:東京都三鷹市、教育長:松永 透)と公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:高田 忍)との連携協力に関する協定締結式が三鷹市教育センターにて執り行われました。本協定にもとづき、三鷹市における放課後を含めた算数・数学的活動の推進と各種教育の振興などを通じて、三鷹市教育ビジョンの実現と相互の発展をめざしてまいります。
三鷹市教育委員会 松永 透教育長(左)、公益財団法人日本数学検定協会 理事長高田 忍(右)
【本協定の連携協力事項】
(1)算数・数学の教科等横断的な学習の推進
(2)算数・数学に関連するキャリア教育の推進
(3)算数・数学を活用した地域学校協働活動やスクール・コミュニティの推進
(4)その他算数・数学に関連して必要と認める事項
【協定締結】
協定締結
【三鷹市教育委員会 松永透教育長あいさつ】
三鷹市教育委員会 松永 透教育長
平素よりみなさまには三鷹市の教育の推進にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。本日は、公益財団法人日本数学検定協会のみなさまとの連携協定締結にあたり、三鷹の教育の方向性と、この協定がもたらす意義についてお話させていただきます。
私たちは現在、三鷹市の教育の方向性を示す「三鷹市教育ビジョン2027」を策定しています。このビジョンでは、教育の目的、すなわち私たちが教育を通じて子どもたちに贈りたいものを「自らの幸せな人生とよりよい社会の創造」(個人と社会のウェルビーイングの実現)と掲げております。
このたび、公益財団法人日本数学検定協会との連携協定を締結する運びとなりましたのは、私たちのこうした教育ビジョンと協会の取り組みが交わり、三鷹市内での算数・数学教育の推進と幅広い教育の発展を通じて、お互いに大きなメリットがあると考えたからです。
特に、放課後における取り組みでの連携は可能性を感じております。放課後の場を通じて、日常生活や社会とのつながりを感じながら算数や数学に親しんだり、あるいは、より発展的な内容や探究的な学びを深めたり、学校の授業に限らず、放課後を含めたさまざまな場面で日本数学検定協会のみなさまの知見やノウハウを生かしながら、三鷹市の掲げる子どもたちの「人間力」と「社会力」のさらなる向上を図りたいと考えております。
日本数学検定協会のみなさまがその活動を通して、教育現場で子どもたちの数学力向上に寄与していることに対して、心からの敬意を示します。今回、連携させていただくことで、三鷹市の子どもたちが多様な学びの機会に恵まれ、自己の成長を実感できるようになることを心から期待しております。
【公益財団法人日本数学検定協会 理事長 高田 忍あいさつ】
公益財団法人日本数学検定協会 理事長 高田 忍
3月14日は「数学を楽しむ日」として知られていますが、このような日に三鷹市教育委員会様と連携協力に関する協定締結ができたことをたいへんうれしく思います。
これまで、三鷹市では、地域のみなさまと学校との長きにわたる協働により、算数検定・数学検定が積極的に実施されてきました。
また、私たちは検定事業者から人材育成プロデュース事業者への変革に努めており、これまでと同様に地域のみなさまと学校との協働による検定の実施も引き続きお願いし、人材育成プロデュース事業者の観点からの連携協力を強化したいと考えております。それでは、連携協力する事項について、具体例を挙げて説明いたします。
1つめの、「算数・数学の教科等横断的な学習の推進」については、三鷹市独自の地域資源を生かした、「天文×算数・数学」「スポーツ×算数・数学」のように体感しながら学ぶ講座やイベントを行うこと、2つめの「算数・数学に関連するキャリア教育の推進」は、「仕事で役立つ算数・数学」について、地元の企業の方々と連携したうえで体験学習を行っていくことなども考えられます。3つめの「算数・数学を活用した地域学校協働活動やスクール・コミュニティの推進」は、私たちの算数・数学に関する専門的な知見を生かしながら、三鷹市における「算数・数学嫌いをなくし、算数・数学好きを増やす」活動を強化し、地域住民のみなさまや関係協力者の方々との「縁」を築く取り組みを推進するなどです。
こうした連携協力を遂行していくうえでも、みなさまのお力添えを賜りたく存じますので、何卒よろしくお願いいたします。
【「数検」について】
実用数学技能検定「数検」(後援=文部科学省。対象:1~11級)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、また、数検を実施する学校や教育機関も18,000団体を超え、公費での活用も広がっています。以来、累計志願者数は700万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(累計志願者数は50,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。
【ビジネス数学検定について】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるIBT(Internet Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。
【データサイエンス数学ストラテジストについて】(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「データサイエンス数学ストラテジスト」は、データサイエンスの基盤となる数学力とコンサルティング力を兼ね備えた専門家として認定する資格制度で、2021年9月に新設しました。資格試験は、中級と上級の2つの階級があり、五肢択一のIBT(Internet Based Testing)形式で行います。データサイエンスの基盤となる基礎的な数学(確率統計・線形代数・微分積分)と実践的な数学(機械学習系・アルゴリズム系・ビジネス系数学)の理解度・習熟度を測定します。
【3月14日は数学を楽しむ日】
3月14日は公益財団法人日本数学検定協会が円周率の近似値3.14にちなみ、数学を生涯学習として子どもから大人まで楽しめるものに発展させたいという願いを込めて、1997年に3月14日を「数学の日」と制定し、一般社団法人日本記念日協会に登録しました。世界各国では「円周率(π)デー」として親しまれていますが、2019年11月にユネスコは総会で3月14日を「国際数学デー」と定め、世界各国で数学を楽しむ日となっています。
【法人概要】
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 高田 忍
会長 : 甘利 俊一(帝京大学 先端総合研究機構 特任教授、
理化学研究所 栄誉研究員、東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)数学や学習数学に関する学術研究
(6)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : https://www.su-gaku.net/
※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会の登録商標です。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。