恐竜学科の研究が集約された本格的な専門書が登場!新しい恐竜の知識を深めるチャンスだよ📚
解説
新たに刊行される専門書『恐竜学』は、国内で初の“純国産”恐竜専門書として、分類から成長、雌雄、食性まで幅広いテーマを網羅しています。岡山理科大学の恐竜学科と東京大学のコラボによって、生命科学との融合が実現されたこの一冊には、13人の研究者が執筆した最新研究が詰まっています📖✨ 小林快次教授や他の専門家が、新たな知見を徹底的に分かりやすく解説しており、読み応え抜群!この本が、恐竜研究を目指す若き研究者のバイブルになることを期待しているとのことです。ぜひ手に取って、恐竜の不思議を一緒に発見しよう!🦖💡
この記事のポイント!
1. 最新の恐竜研究が詰まった専門書。
2. 岡山理科大学と東京大学のコラボレーション。
3. 雌雄や成長に関する新たな知見。
4. 生命科学との融合をテーマに。
5. 若手研究者へのバイブルを目指す。

編集は北海道大学総合博物館の小林快次教授が担当し、小林教授はじめ13人の研究者が全23章を執筆。恐竜学科の千葉謙太郎講師は、小林教授とともに第2章の「鳥盤類Ⅰ」と第4章「鳥盤類Ⅲ」、さらに単独で第10章の「成長」と第11章の「雌雄」を、また高崎竜司助教は小林教授と第3章の「鳥盤類Ⅱ」、第15章の「食性」を担当しました。辻極秀次教授は第18章の「タンパク質」を執筆しています。
なぜ恐竜はあれほど巨大化したのか――。第10章をのぞいてみると、四肢骨の断面にある成長綸の数やサイズから成長曲線を推定することで、大型の種ほど成長速度が非常に速くなることが明らかになっています。骨組織学的手法によって得られる成長データに基づき、成長に伴う解剖学的特徴の変化、巨大化の進化的プロセスなどの研究も、まさに行われているとのことです。
千葉講師は「一般書では書かないような具体的な話が入っているので、知識が深まるし、気づきが増えると思います。研究者たちが恐竜にどうやって迫ってきたかが分かるはずです」と説明。また、高崎助教は「とにかく最新研究の内容をたくさん詰め込みました。ほんの数年前の常識すら既に書き換わっているので、研究のスピード感も合わせて楽しんでもらえるかと思います」と話しています。
生命科学分野からのアプローチに挑む辻極教授は「骨化石から抽出したタンパク質のアミノ酸配列が解読できれば、恐竜の生理学的研究の新たな展開が期待されます。この本が若い恐竜研究者たちの“バイブル”になれば」と期待を込めて語っています。