伊東英朗監督の新しいドキュメンタリー本が発売されるよ📚!それは1960年代の勇気ある女性たちが活躍したお話。子どもの命を守るために、彼女たちが立ち上がったんだ!
解説
『サイレント・フォールアウト』は、1960年代の核実験を止めようと立ち上がったセントルイスの女性たちを描く感動的なドキュメンタリーです📽️。彼女たちは政府の隠蔽に立ち向かい、実態を調査するために子どもの乳歯を集めたんだ。🎗️この行動が大統領ケネディを動かし、核実験禁止につながったなんて、まさに女性の力を感じる物語だよ!今回の書籍は、伊東英朗監督18年間の取材を元にしていて、さまざまな証言や資料が詰まっています。核の恐怖から全ての子どもたちの未来を守るために行動する勇気を与えてくれる一冊になってるので、ぜひ手に取ってみてね!🌱✨
この記事のポイント!
1. 1960年代のアメリカにおける核実験の実態を描く。
2. 女性たちが立ち上がり、ケネディ大統領を動かした勇気。
3. 詳細な取材と証言に基づく内容。
4. 核の恐怖とそれに立ち向かうコミュニティの活動。
5. 読者に行動を促すメッセージが込められている。
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、映画監督・伊東英朗氏によるドキュメンタリー『サイレント・フォールアウト アメリカ核実験を止めた女性たちとその真実』(税込価格2,200円)を4月23日に発売いたします。
「子どもの乳歯を集めて、被ばくの実態を測ろう!」
1960年代、全米の女性たちの勇気ある行動が当時のケネディ大統領を動かし、
核実験廃止まで取り付けた。しかし、その後も不都合な真実は続く――
20年にわたって核実験による被ばく問題を追及してきた映画監督の最新刊。加藤登紀子氏推薦!
1960年代アメリカ。
放射能汚染はネバダ核実験場から北米大陸に広がり、風下地域では羊が大量死し、人体への被害も出る中、アメリカ政府は真実をひた隠しにしていた。
「自分たちの手で放射能汚染を調べなければ、子どもたちの命は守れない」と、立ち上がったのはセントルイスに住む女性たち。科学者と市民たちが”共闘”し、子どもたちの乳歯を集め、実態を解明。ついに事実をつきとめ伝説の大統領、ジョン・F・ケネディを動かした――。
徹底した現地取材で30人の証言、4000ページに及ぶ文書に基づき、核大陸アメリカの実態を暴く映画「サイレント・フォールアウト」。日本やアメリカの主要都市ですでに100か所を超えて上映されている注目の映画が、待望の書籍化。ドキュメンタリー映画監督・テレビディレクター伊東英朗が20年にわたる独自取材で追及し続ける、”核”にまつわる不都合な真実。
28の海外映画祭で評価、第71回芸術選奨文部科学大臣賞、日本記者クラブ賞特別賞、ギャラクシー賞大賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞などを受賞、世界が注目する映画監督による渾身の一冊にぜひご注目ください。
■『サイレント・フォールアウト アメリカ核実験を止めた女性たちとその真実』目次
プロローグ “おんちゃんたち”の無念を晴らしたい
第1章 風下住民(ダウンウィンダー)の苦悩
ダック・アンド・カバー/医療費は全部自分で支払う
放射線被曝補償法が失効/ダウンウィンダーたちの訴え
家族を失った悲しみが〝怒り〟に変わる時/地平線に隠れた炎の塊
隠蔽された事実を掘り起こす
第2章 グラウンド・ゼロ
カジノの街で行われた核実験ツーリズム/「我は死なり、世界の破壊者なり」
50年代の核実験と永遠につながる/ 共和党政権下で研究が中止に
キノコ雲は気流に乗って全米中に流れる
第3章 「乳歯」が起こした奇跡
60年ぶりの邂逅/ セントルイスで起きた騒動
科学者と市民の〝共闘〟が始まった/並外れた仕事をしたルイーズ・ライス
歯を失って記念のバッジをもらいましょう/病の原因は〝不摂生〟で片付けられる不条理
第4章 サイレント・ヒーロー
伝説の大統領を動かした母親たち/ルイーズの論文を読んだ大統領からの直電
現在の意思決定をより良いものにするために過去から学ぶ
積極的に行動を起こす女性たち
第5章 サイレント・フォールアウト
現代のミツバチからの警告/核実験の犠牲となった「第七幸鵬丸」
アトミック・ソルジャー/次世代に引き継がれる〝核〟の被害
愛する人のために
第6章 アメリカでまだ続く「不都合な真実」
千里の道も一歩から/ 珊瑚礁の美しい島が人の住めない島に
「原子力平和利用」を被爆国日本に売り込むトリック/ウラン採掘の廃棄物と隣り合わせの生活
8月6日抗議集会に参加/森の中に潜む1000発の核弾頭
第7章 私たちはみんなヒバクシャ
未来を生きる子どもたちのために/私たちはみんなヒバクシャ
〝痛み〟に寄り添い続ける/すべての核被害者とともに
エピローグ
■著者紹介
伊東 英朗 いとう・ひであき
1960年愛媛県生まれ。ドキュメンタリー映画監督/テレビディレクター。幼稚園教諭から‘00年、テレビの世界に転じ、ドキュメンタリーを中心とした番組制作を行う。‘04年、太平洋マグロ漁場で行われた核実験による被ばく事件の取材を開始。以降、毎年同テーマで番組制作を行う‘12年、‘15年、映画「X年後」シリーズを劇場公開。‘23年、映画「SILENT FALLOUT」を製作。国際ウラン映画祭(観客)、ハンプトン国際映画祭、セントルイス国際映画祭など、28の海外映画祭で評価。第71回芸術選奨文部科学大臣賞、日本記者クラブ賞特別賞、ギャラクシー賞大賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞などを受賞。著書に『放射線を浴びたX年後』(講談社)がある。
■新刊情報
書名: サイレント・フォールアウト アメリカの核実験を止めた女性たちとその真実
著者: 伊東英朗
仕様:46判/並製/232ページ
発売⽇:2025年4⽉23日
税込定価:2,200円(本体価格2,000円)
ISBN:978-4-309-03956-5
装丁:坂野公一+吉田友美(welle design)