季節を問わず「毛穴の目立ち」の悩みに新技術が挑む!崩れないメーク膜で美しい仕上がりが続くよ!💄
解説
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業が開発したこの新技術は、メークの持続力を高めるものです。汗を利用し、肌環境に応じた適切なメーク膜を形成します。これにより、時間が経過しても毛穴が目立たず、つるんと滑らかな仕上がりを保つことができます。この技術により、多くの人が抱える化粧崩れの悩みも解消されるかもしれませんね!🌟
この記事のポイント!
1. 新たなメーク膜技術で汗を利用
2. 毛穴の目立ちを効果的に防ぐ
3. 84%の評価者が効果を実感
4. 光拡散性を高める特性を持つ
5. 顧客ニーズに応える新技術の開発
ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:片桐崇行)は、メークの崩れを防ぐ新たな技術を開発しました。これまでの概念とは異なり、汗の量などの肌環境や肌質に応じてメークしたての仕上がりを維持する化粧もち技術として、今後の製品に活用されます。
ベースメークに関する悩みのトップ常連「毛穴の目立ち」の原因とは
季節や年代を問わず「毛穴の目立ち」は常に上位にあがる肌悩みです。毛穴の悩みは、「朝きれいに仕上げたメークが崩れてしまう」といったベースメークの崩れとも関連があります。崩れの主な原因は、汗の水分によってメークの膜が弱くなり、毛穴の部分に落ち込むなどして深いひび割れや穴が生じたり、汗に溶けて液状になったメーク膜が肌の上を流れ、表面に大きく不均一な凹凸(ヨレ)が生まれたりすることです。こうした状態になると、メーク膜は光をきれいに拡散できず、毛穴の影やくすみ、さらには皮脂浮きによるテカリが目立ってしまいます。
新着目: 汗を味方に
どんなに汗をかいても崩れない、しなやかなメーク膜をつくる
従来の化粧もち向上技術は、撥水性を高めることで汗をはじくか、粉体などの成分に汗を吸収させる手法が主流でした。しかし、汗の量は人それぞれであり、また夏場などは汗の多さに対応しきれず、キレイなベースメークの持続時間は極端に短くなってしまいます。
そこで、メーク膜のしなやかさを保ったまま、膜そのものに汗を吸収し一体化させることができれば、ひび割れや流動を防ぎ、きれいな仕上がりが続くのではないかと考えました。さらに汗を取り込むことで膜表面の状態が整い光拡散性が向上する性質を持たせることも目指しました。これにより、時間がたっても毛穴が目立たず、つるんと滑らかで崩れのない仕上がりが続きます(図1)。
さまざまな化粧品素材をテストし、膜のベースとなり汗を吸収し一体化できる素材(水とのなじみが非常に良く汗を抱え込む性質をもつ) と、汗を取り込むことで膜の光拡散性を高める素材(表面を適度な滑らかさに整える性質をもつ)を見出しました。これらを最適なバランスで組み合わせることで、ひび割れたり流れたりしにくく、しかも光拡散性に優れたベースメーク技術を確立しました。またこのメーク膜は、汗を取り込むほど光を拡散する力が高まることが実験的に確かめられています(補足資料1)。
使用実感: 8割以上が従来技術に比べて化粧持ちが良いと評価
肌に直接触れるメーク下地に本技術を活用し使用試験を行うと、つるんと滑らかで毛穴が気にならない仕上がりが続くことが確認できました。また開発品と従来技術のメーク下地について専門評価者24名にアンケート調査を行ったところ、84%の評価者が毛穴や凹凸のない滑らかな肌になっていると判定しました(補足資料2)。
ポーラ化成工業では今後も、お客様のニーズに応える新技術の開発を行っていきます。
【補足資料1】 汗の量とメーク膜の光拡散力の関係
本技術を用いたメーク品で膜を作り、汗をかいた状態を実践的に再現すると、汗の量が多いほど光拡散率が高くなることが確かめられました(図2)。これにより、汗によって毛穴補正効果が向上し、つるんと滑らかな仕上がりをキープできると考えられます。
【補足資料2】 新技術を採用したメーク膜の化粧もち
メーク下地は、メーク膜の土台を形成することから、皮膚から分泌される汗を素早く吸収し、メークへの影響を最小限に抑えるのに適していると考えられます。そこで本技術を活用したメーク下地で効果を検証しました。
その結果、従来技術を活用した比較対象に比べて、メークしてから時間が経過しても毛穴などの凹凸やくすみがほとんど目立たず、つるんと滑らかな仕上がりが続くことが確認できました(図3)。さらに、新技術を活用した下地の毛穴補正効果に関する満足度調査では、84%の専門評価者が満足と判定しました(図4)。