カレーライスのコストが2025年ついに407円突破!過去最高を記録し、物価高が家庭に与える影響を見逃せないね⚡️
解説
カレーライス物価は、日本の食卓に直接影響を与える指標として注目されています。最近のデータによると、2025年2月にカレーライス物価が407円に達しました。これは前年同月比で88円の上昇で、初めて400円を超えたとのこと!🤔背景には、コメや野菜などの価格高騰があります。特に、輸入牛肉や国内野菜の価格が上昇しています。さらに、トランプ関税など国際情勢も影響しているかもしれません。家庭での調理コストが増す中で、私たちの食卓がどう変わっていくのか、今後も要注目です!🍽️
この記事のポイント!
1. カレーライス物価が407円に上昇し、記録的な最高値を更新。
2. 原材料の価格高騰が要因で、特にコメが影響大。
3. トランプ関税が輸入牛肉に影響し、さらなる価格上昇のリスク。
4. 光熱費は政府の補助で抑制されつつあるが、依然として高値が続く。
5. 今後の見通しでは2025年3月に420円前後まで上昇する可能性。
株式会社帝国データバンクは、食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算した。
SUMMARY
2025年2月のカレーライス物価は1食407円(前年同月319円)となった。
前年同月から88円上昇し、初めて400円を突破、11カ月連続で最高値を更新した。
2025年3月の予測では、コメ・野菜類の価格高騰を背景に1食420円前後へ上昇する見込み。
[注]カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指数
各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)を参照。調理シーンは「6食分(市販のカレールー1/2パック)をまとめて調理した」ものとした
カレーライス物価指数:各月のカレーライス物価を基に、2020年平均=100とした価格推移
(計算式)([当月の指数]-[前年同月の指数])/[前年同月の指数]×100
【原材料】 ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉(輸入)、コメ(コシヒカリ、1食:約1合[炊飯前重量])、カレールー(市販)、食用油
【エネルギー】 電気(炊飯器での調理、約7合分の炊飯+6時間の保温を加味した)、ガス(強火・中火・弱火の各調理手順)、水道水(上水道分のみ、下水道使用料は除く。食材・食器類の洗浄にかかる水量は考慮していない)
2025年2月のカレーライス物価: 1食あたり407円 / 前年同月+88円、初の400円突破
カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化した「カレーライス物価」は、2025年2月時点で1食あたり407円となった。前月(396円)から+11円、1年前の24年2月(319円)からは+88円、27.6%増と3割にせまる大幅な上昇となったほか、比較可能な2015年1月以降で初めて400円を超え、11カ月連続で最高値を更新した。コメ価格の大幅な高騰で「ごはん(ライス)」のコスト増が顕著なほか、ジャガイモやニンジン、輸入牛肉が高値で推移したことを背景に、カレーライス物価は引き続き上昇基調で推移した。
カレーライス物価を構成する費用の内訳をみると、最も高いのが全体の約5割を占める「カレー具材(肉・野菜)」で、209円(前年同月198円、+11円)だった。前月から変動はなかったものの、猛暑による生育不良で野菜価格が高騰した2024年8月以来となる高値となった。「ごはん(ライス)」価格は169円となった。足元でコメ店頭価格が高止まりしていることを背景に、前年同月(92円)からは+77円と大幅に上昇し、過去最高値を更新した。炊飯器での炊飯やガス調理などの「水道光熱費」(4円)は、政府による電気・ガス代補助により価格が抑制されたことで、低下傾向での推移となった。「カレールー」(25円)は価格の変動がなかった。
カレーライス物価を基に、2020年平均を基準(100)とした独自算出の「カレーライス物価指数」をみると、2025年2月の指数は148.4となった。カレーライス物価は5年間で約5割上昇したほか、10年前(2015年2月:246円)からは+65.4%と6割を超える値上げとなり、記録的な物価高が反映された。同指数の前年同月比では27.4%上昇し、21カ月連続のプラスとなったほか、2015年以降で最大を記録した。
今後の見通し:2025年3月
1食420円前後に上昇予想 コメ、トランプ関税などがリスク
全国の物価の先行指標となる東京都区部の物価動向を基に予想した2025年3月のカレーライス物価は、1食420円前後まで上昇する見通し。農林水産省の調査による2月の価格見通しでは、カレーライス物価を構成する野菜類(ニンジン・ジャガイモ・タマネギ)では、いずれも「平年を上回る」見通しとなった。輸入牛肉の価格も横ばい~上昇傾向での推移が続き、「カレー具材」は24年7月以来8カ月ぶりに210円台に到達して過去最高値を更新する可能性がある。
輸入牛肉は、米国産などでトランプ関税による価格高騰のリスクを抱えており、カレーライス物価をさらに押し上げる可能性も出ている。コメ価格では、政府による備蓄米の放出で値下がりへの期待感はあるものの、4月時点でも2024年産(新米)を中心に店頭価格ベースで値上がりが続いており、1食あたり180円台と前年比約2倍の高値推移が予想される。電気・ガス代は政府による負担軽減策で、3月調理分までは値下がりが続くものの、4月以降は反転上昇が見込まれる。
カレーライス物価は、近年例を見ない価格上昇圧力を反映し、記録的な高値圏での推移が予想される。