著者の経験を元に、約40年の中で感じた夫婦の不仲の原因や解決策を、本書で分かりやすく説明しています。これからの夫婦生活に役立つ情報が盛りだくさん!👩❤️👨💡
解説
『幸せになる覚悟 夫婦がうまくいくための考え方』は、夫婦関係を維持するための大切なポイントを教えてくれる本。著者の東野純彦さんは、産婦人科医としての経験から、夫婦が不仲になる原因に「産後クライシス」があると述べています。出産や子育ての時期に、夫がどのように妻をサポートできるか、また冷え切った関係にならないためにはどうするべきかを具体的に考えさせられる内容です。読んでみると、夫婦の良好な関係を築くために必要な覚悟が、愛情以上に重要であることが実感できるかも!まずはこの一冊から、夫婦としてどのように歩んで行くべきか考えてみよう📝💖
この記事のポイント!
産後クライシスについての理解が深まる
著者の経験に基づく実践的なアドバイス
夫婦のサポート方法の具体例が豊富
愛情ではなく覚悟が重要であると強調
幸せな夫婦関係を築くための考え方を提示
『幸せになる覚悟 夫婦がうまくいくための考え方』(東野 純彦[著]/幻冬舎

妻と夫が互いを支え合い成長していく覚悟をもつこと
約3万組の夫婦に寄り添ってきた
産婦人科医が教える
夫婦が円満に過ごすためのヒント
愛し合い幸せいっぱいで結婚したはずなのに、時が経つにつれて性格の不一致や
経済的な問題、配偶者の浮気などが原因で、離婚してしまう夫婦は少なくありません。
厚生労働省の2020年度の調査によると1年間で離婚する夫婦の数は約19万3000組で、
婚姻数から算出すると3組に1組が離婚している計算です。
離婚までには至らなくても、冷え切った関係になってしまっている夫婦は、
かなりの割合にのぼります。
産婦人科医として、約40年にわたって3万件近くのお産に立ち会ってきた経験を
もつ著者は、夫婦が不仲になる原因の一つは「産後クライシス」であるといいます。
産後クライシスとは妊娠や分娩によって起こる身体やホルモンバランスの変化に伴い、
産後の母親が精神バランスを崩し、夫婦仲に悪影響を起こしてしまうことです。
メディアでも取り上げられるようになって認知は広がりましたが、
まだ十分とはいえません。
産後の女性を支えるコミュニティがしっかりしていた一昔前と違い、
現代では産後の妻を支えられるのは一緒に暮らす夫だけというケースが多く、
最も支えてほしい時期に夫に助けてもらえなかったというつらい経験は、
その後何十年と続く結婚生活に暗い影を落とします。
産後クライシスを起こさないためにも、夫婦はお互いをよく理解して、
言動を改善していく必要があります。
互いの理解、譲り合い、歩み寄りなしに、夫婦の良い関係は持続できないからです。
それぞれの事情があるため必ずしも離婚がいけないこととは限りませんが、
一方で今の日本において親一人では子育てがしづらい環境です。
本来は親が離婚していることや、親が結婚していないことが子どものハンディに
ならない社会になるべきですが、そんな社会が実現するまでにはしばらく時間を要します。
だからこそ、著者は結婚して子どもを授かるからには末永く仲の良い夫婦でいることが
必要であり、そのために最も大切なのは愛情ではなく、覚悟であると主張します。
本書では著者が産婦人科医としてさまざまな夫婦を見てきた経験から、
幸せな夫婦になるための覚悟・考え方をまとめています。
夫婦としてこれからどのようにパートナーと歩んでいくべきか、
考えるきっかけとなる一冊です。
著者
東野純彦(とうの・あつひこ)
お問い合わせ
株式会社幻冬舎ゴールドオンライン
住所:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-30-1 ベネッセビル2階
TEL:03-5411-6270
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