脇阪克二さんが語る『いいくり返し』の哲学。日々の暮らしの中で感じるリズムを楽しむ秘訣がいっぱい!😊🎉
解説
脇阪克二さんは、京都で育った日本のデザイナーで、世界のデザインシーンで多くの経験を積んできた80歳の現役アーティストです。この本『脇阪克二のアイデア箱 つくりながら日々暮らす』は、彼の独特のデザイン哲学を丁寧に取材しまとめた作品集。マリメッコでのキャリアをスタートし、毎日のように奥様に向けて描いた手紙のイラストの数はなんと15,000枚!その過程で彼が記録してきた生活のリズムや心のあり方は、今を生きる私たちにも多くの気づきを与えてくれます。✨🎨彼のデザインは、日常生活に美を取り入れることを教えてくれます。
この記事のポイント!
1. 京都育ちのベテランデザイナー
2. マリメッコでのキャリアを持つ
3. 毎日奥様に絵を描いて送る習慣
4. 生活のリズムを大切にする哲学
5. 脇阪克二の貴重な作品を収録
脇阪克二を知っていますか?
京都で育ち、世界の名だたるデザイナーと共に活躍した、80歳の現役デザイナーです。
本書は、およそ5年にわたり丁寧に取材を重ねた、脇阪克二の生き方と言葉、作品をまとめた物語作品集。今、ほとんどメディアに出ることがない脇阪氏の、貴重な一冊です。
京都の西陣で生まれ育ち、57年前、なんのあてもなく船でフィンランドへ渡った脇阪氏。
5枚の絵だけを持ってマリメッコの門をたたき、日本人初のマリメッコ・デザイナーが誕生しました。
1960年代の北欧デザインを学び、ニューヨークで刺激に満ちたデザイナー生活を送り、58歳で生まれ育った京都へと戻ります。朝起きると一枚のはがきに絵を描き投函。35年間毎日続け、その数は15,000枚に。
マリメッコの創設者であるアルミ・ラティアを生涯の師としながらも、今はSOU・SOUのデザイナーとして、日々新たなテキスタイルを生み出し、世界中にファンを持ちます。
内容の一部を紹介します。
不動の人気を誇る、約55年前のマリメッコ作品をふんだんに収録。
毎日妻宛に絵を描き、自宅へと届きます。その数15,000枚。
陶芸作品も収録。シャツや冷蔵庫など、つくるのは身近なもの。
脇阪さんは言います。
「いいくり返しのなかで
いいくり返しをおこなっているとリズムが生まれて、
人生は心地のいいものになるように思います」
何歳になっても「わくわく」しない生活はつまらない。
日々の暮らしのリズムを大切にして楽しみながら描きつづける脇阪氏の言葉と作品に気づきを得られる、長く大切にしたくなる一冊。
【書誌情報】
『脇阪克二のアイデア箱 つくりながら日々暮らす』
(著・脇阪克二)
定価:2,750円(税込)
発売:2025/4/11
ISBNコード:978-4-7780-3889-2
A5判・上製・192頁
発行:小学館クリエイティブ 発売:小学館