最新の研究を交えた出口治明の見解を基に、歴史の中の重要人物たちを振り返る!今の時代を正しく理解するために、読む価値が大いにあるね🎉
解説
『大転換の日本史』は、出口治明氏が最新の歴史研究を基に、日本の歴史的な転換点に立った10人の英雄たちを紹介する本です💡これを読むことで、私たちは過去の出来事を深く理解し、今後の変化にどう備えたら良いのかを考えるきっかけになるかもしれません!📘特に、吉田茂の章は深く考えさせられ、私たちの現代の文化や政治にも関わる重要な視点を提供してくれます。この本はただの歴史書ではなく、未来へのヒントも満載です!✨
この記事のポイント!
1. 日本の歴史的転換点に立った先駆者を解説。
2. 最新の研究結果を踏まえた内容。
3. 現代と歴史の関係を示唆する視点。
4. 言及されている人物は日本史の重要なリーダーたち。
5. 歴史を学ぶことの意義を強調。
3つの観点から今の日本を作りあげた人物を解説
①世界に対して広い視野を持っていたか
②経済を重視する姿勢を持っていたか
③その上でリーダーとしての手腕はどうであったか
歴史の転換期といえる混迷した現代において、同じように時代の転換点を作った先駆者たちの生き方を学ぶことは、現代の私たちにとっても大きな意義があるはずです。
吉田茂が描いたグランドデザインを維持する現在の日本
本書に登場する先駆者たち
・中国との外交関係を築いた馬子の業績
・蘇我馬子を遠ざけ「聖徳太子伝説」を創作したのは誰か?
持統天皇
・持統天皇が即位したことの意味
・「いまの日本」の生みの親は持統天皇と考えたい
藤原良房
・藤原氏を王朝政治の主役に押し上げていく良房
・恒貞親王が廃太子された承和の変の仕掛け人は?
白河法皇
・白河法皇の「三不如意」賀茂川の水、双六の賽、山法師
・白河法皇と女性の問題、待賢門院璋子のこと
平清盛
・「落とし胤」説を有効活用した清盛
・いち早く貨幣経済に着目した清盛
足利義満
・実質的に「公武合体」をやりとげた唯一人の将軍となった義満
・義満が「日本国王」を名乗った真意、目的は明との正式な外交関係
織田信長
・信長の経済政策は貨幣経済の確立へ向かっていた
・光秀はなぜ信長を襲撃したのか
阿部正弘
・なぜ日本は鎖国をしたのか
・安政の改革とペリーの来航
大久保利通
・十四代将軍、徳川家茂の上洛に際して大久保利通が取った行動
・西南戦争が終結するまでの大久保利通の主張と行動
吉田茂
・不思議な縁でつながっていた大久保利通と吉田茂
・阿部正弘とクリミア戦争、吉田茂と冷戦
『大転換の日本史』について
著者略歴
立命館アジア太平洋大学(APU) 名誉教授・学長特命補佐。ライフネット生命創業者。1948年三重県生まれ。京都大学法学部卒業後日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月ライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年~2023年APU学長。2024年1月より現職。
『世界史・10の「都市」の物語』(PHP研究所)、『0から学ぶ「日本史」講義』古代篇、中世篇、戦国・江戸篇、近・現代篇(文藝春秋)、『哲学と宗教全史』 (ダイヤモンド社)、『一気読み世界史』(日経BP)、『人類5000年史』 I~VI (ちくま新書)など著書多数。
書誌情報
著者:出口治明
定価:2,640円(税込)
判型・製本・頁数:四六判・上製・480ページ
ISBN:978-4-569-85873-9
発行:PHPエディターズ・グループ
発売:PHP研究所
発売日:2025年4月15日