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この夏、山岸凉子によるホラー作品集6タイトルを新たに配信!
株式会社KADOKAWA(以下 KADOKAWA)と株式会社講談社(以下 講談社)は、山岸凉子氏による傑作ホラー作品集6タイトルの電子書籍を2023年7月21日(金)および8月10日(木)より配信します。6タイトルすべてについて、本日7月13日(木)より電子書店(一部の電子書店を除く)での予約を開始します。
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キャッチコピーは〈沁みだす恐怖、貴方の夏が「凉(すず)」しくなる〉
少女漫画界に数々の革新的な作品を送り出してきた山岸凉子氏。
2021年10月、その作品がKADOKAWAと講談社で初めて電子書籍化され、これまでに12タイトルが電子化されています。
2023年夏に新たに電子化されるのは、いずれも恐怖と怪異が彩る6タイトルです。キャッチコピーは、〈沁みだす恐怖、貴方の夏が「凉(すず)」しくなる〉。暑い夏にぴったりの恐怖体験をぜひお楽しみください。
◆7月21日(金)の配信タイトル
『艮(うしとら)』(講談社)※紙・電子同時発売
『ゆうれい談』(KADOKAWA)※紙・電子同時発売
◆8月10日(木)の配信タイトル
『鬼』(講談社)
『汐の声』(KADOKAWA)
『白眼子』(KADOKAWA)
『わたしの人形は良い人形』(講談社)
※全タイトルが本日7月13日(木)より電子書店で予約開始(一部の電子書店を除く)
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作品紹介
【7月21日(金)配信】
『艮(うしとら)』
出版社に勤める樋口晶子は霊能者・由布由良の取材をすることに。半信半疑ながら、気になることを言われて……。表題作『艮(うしとら)』のほか『死神』『時計草』『ドラゴンメイド』の怪異・恐怖ストーリー3作品を収録。
※紙・電子同時発売
(講談社より刊行)
『ゆうれい談』
全部、本当にあった怖くて摩訶不思議な話。
漫画家にとって最大の敵は睡魔。山岸プロでの眠気ざましの話題は“ゆうれい談”。萩尾望都、大島弓子など著名漫画家たちの不思議体験談を始め、アシスタントさんが経験した怪異譚、著者が旅先や自宅で遭遇したほんとうにあった怖い話や魔訶不思議な話を満載。怖いけれど怪異を蒐集せずにはいられない著者のゆうれい談。表題作ほか、「読者からのゆうれい談」「蓮の糸」「ゆうれいタクシー」「タイムスリップ」の5作を収録した新装版。解説:小野不由美
※紙・電子同時発売
(KADOKAWAより刊行)
【8月10日(木)配信】
『鬼』
M美大のサークル“不思議圏”は、埋もれた故事、遺跡を求めてとある寺で合宿することになったのだが……。表題作のほか、家の習わしである木の実を食べた少女の物語『時じくの香の木の実』、『ある夜に』の2作品を収録。
(講談社より刊行)
『汐の声』
突如顔を出したその恐怖は、ずっと貴方の隣にあった――。
霊感少女として売り出し中の佐和(さわ)は、オカルト特集のゲストに呼ばれ、取材班とともに郊外の無人の屋敷を訪れるが――(「汐の声」)。表題作のほか、いずれも恐ろしさに息を呑む短編「千引きの石」「夜叉御前」「キルケー」の全4編を収録。
(KADOKAWAより刊行)
『白眼子』
貴方がまだ知らない、この世の不思議と、そして真実!!
戦後間もない北海道小樽で見知らぬ男に拾われた少女。彼女はそこで常人には知る事のできない世界を垣間見て暮らす――(「白眼子」)。表題作に加え、謎の転校生が日常を侵食していく中編「二日月」の全2編を収録。
(KADOKAWAより刊行)
『わたしの人形は良い人形』
疎開先から帰ってきた可愛らしい日本人形。しかし、その後忌まわしい出来事が……。表題作のほか、海で遭難した男が流れ着いた島で見たものは? 『グール』、『バンシー』の2作品を収録。
(講談社より刊行)
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著者プロフィール
山岸凉子(やまぎし りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年『りぼんコミック』5月号に掲載された「レフトアンドライト」でデビュー。71年『りぼん』10月号より連載が開始されたバレエマンガ『アラベスク』の大ヒットにより人気マンガ家となる。83年『日出処の天子』で講談社漫画賞少女部門を、2007年『舞姫 テレプシコーラ』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。ほか『白眼子』『レベレーション(啓示)』など多数。最新刊に『艮(うしとら)』がある。