『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション
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エンタメ業界のプロを育成するアミューズメントメディア総合学院(東京都渋谷区、理事長:吉田 尚剛、以下AMG)は、アニメーション演出家・アニメ監督の堂山卓見さんによるトークセッションを開催したことをお知らせします。
アニメーション演出家・アニメ監督の堂山卓見さんをゲストにお招きし、スペシャルトークセッションを開催しました。『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』監督、『えいがのおそ松さん』『ちびまる子ちゃん』他(絵コンテ・演出)、『アクダマドライブ』『転生したらスライムだった件』『パズドラ』他(演出)など、アニメーション業界で大活躍されている堂山さん。この日は、アニメーションの面白さの鍵を握る「演出」の魅力、そして業界で働く魅力についてたっぷりと語っていただきました。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション

まずは、2023年3月に劇場公開されたばかりの『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の予告編の映像を参加者の皆さんと視聴。その後、堂山さんから「非常にたくさんの方に観ていただいた作品です。子どもはもちろん、ドラえもんってすごく幅の広い層の方に観られる作品ですが、今回の映画では脚本のテーマをどうやってドラえもんの映像に落とし込むか考えるのが大変でした」と、制作エピソードについてお話しいただきました。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション

この日のトークイベントのメインテーマである「演出」というお仕事について「アニメにおける演出は『作品の物語を伝えること』です」と、堂山さん。一般的にアニメの「演出家」と呼ばれる人たちは「監督」「絵コンテ」「演出」のすべてができる人を指していて、「絵コンテに書かれた指示をスタッフに伝え、責任を持って作品の完成まで導く人というイメージ」だと説明してくださいました。

たくさんの人によって一つの作品を作るアニメのお仕事。アニメーター、背景美術、仕上げなど、色んな役割があり、それぞれのセクションごとに集中して作業をおこなっているため、「作品全体をまとめる」というのが、演出の大きな役割になります。演出を通さない工程はないため、全ての仕事を理解しておかなければなりません。堂山さんは、演出の仕事について「作品の方向性、次の工程で支障が出ないかなど、常に一歩先のことを考えて頭をフル回転させておく必要がある」と、教えてくださいました。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション

「アニメ監督になりたいと思ったきっかけ」について、「専門学校の実践授業で、監督の役割を経験したことがきっかけです。最初は小説家やマンガ家の方が興味があったけれど、チームでアニメの制作をしている中で、どんどんチームがまとまって絆が深まっていくのを感じて、楽しかった」と、語ってくださった堂山さん。

アニメ監督となった今、「自分が面白いと思って作った作品を見て、同じように面白いという反応がかえってくると嬉しいです。それから、学生時代に憧れていた監督の作品と自分の作品が同じ時期に公開されると感慨深いですし、作品の主題歌を歌うアーティストなど、普段は出会えないような人と接点が持てることも、この仕事ならではの魅力です」と、語ってくださいました。

『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の監督・堂山卓見氏が来校。アニメの「演出」の仕事と業界の面白さについて語られたAMGだけのスペシャルトークセッション

「演出の仕事で必要なのは『コミュニケーション能力』と『責任感』かなと思います。一人では決してできない仕事なので、様々な人とのコミュニケーションは大切ですし、大変な状況でも途中で投げ出さず最後まで責任を持って頑張ることが大切です。それと、手を動かすことよりも、とにかく考えることが好きな人は、演出の仕事に向いているかもしれません」と、堂山さん。

最後は、「アニメ業界はブラックだと見られがちですが、年々待遇がよくなってきているし、チャンスがいっぱいある業界です。これからアニメ業界に入ってくる皆さんと一緒に良い作品を作っていければと思います」と、アニメーション業界を目指す皆さんにメッセージをくださいました。

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AMGでは、学校説明会や個別相談会と並行して、今日のような楽しく実りある企画を今後もたくさん行いながら、アニメーション業界を目指す皆さんを応援します。

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  • AMGのゲーム・アニメ3DCG学科

飛躍するCG業界、凄まじい勢いで進化するアニメ・ゲーム業界に対応できる知識と技術を2年で習得します。業界の最新情報や、プロの現場で実際に使用される技術を取り入れたカリキュラムを展開。他学科と合同でチームを結成しゲームをつくる共同制作など、実践教育を通し、就職活動に臨みます。

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  • AMGのアニメーション学科

作画のプロを目指す「アニメーター・監督専攻」と、制作管理や演出など、アニメ制作を総合的に学ぶ「制作・プロデューサー専攻」をご用意。途中で専攻を移ることもでき、学びながら進路を定めることが可能です。プロと同じ方法で、卒業までに4本ものアニメを制作。プロのアニメーターが常駐しており、いつでもアドバイスが受けられます。さらに、就職後の離職率が低いことも強みの一つ。卒業生の多くが、業界で長く活躍し続けています。

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  • アミューズメントメディア総合学院について

・エンタメ業界を目指す【アミューズメントメディア総合学院】

AMGは、2年間でエンタテインメント業界の第一線で活躍できる‟即戦力”の育成を目的に、業界のプロの手で1994年に設立しました。AMGの最大の特徴は、一般に流通する商業コンテンツを制作するAMGグループの事業部で業界経験が積めること。邦画制作、外国映画の吹替えスタジオ、ゲーム開発、小説・漫画の出版など、実際の制作現場にプロとして参加することで本物の実力を身につけ、就職やデビューへと導きます。

<学院概要>
学校名:アミューズメントメディア総合学院
所在地:<本館>〒150-0011 東京都渋谷区東2-29-8
代表者:理事長 吉田 尚剛/学院長 永森 裕二
創立 :1994年
姉妹校:大阪アミューズメントメディア専門学校(大阪市淀川区西中島3-12-19)
学科 :ゲームクリエイター学科、ゲーム・アニメ3DCG学科、アニメーション学科
キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、小説・シナリオ学科、声優学科
URL :<東京校> https://www.amgakuin.co.jp/
      <大阪校> https://www.amg.ac.jp/

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