著者は「小さなクリエイティビティ(リトルC)」を発揮できれば、メンタル不調にならないと主張し、それを発揮する方法や、「仕事のやりがい」を高めるために起こす行動を、学術的エビデンスや自身の実践経験、そして著者の会社が自律神経などの生体情報をウェアラブルセンサで測定してきた経験をもとに解説しています。
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クリエイティブでいることができれば、メンタル不調にならない
「クリエイティブな人はメンタルが強い」というと、どう感じるでしょうか?
「クリエイティビティ」と聞くと、一部の天才だけのものであると思われがちです。そして、天才のような変わり者たちは、「メンタル」が不安定だという印象を持たれることが少なくありません。
そのため、クリエイティビティはメンタル不調につながると考えられてきました。
しかし、実は逆なのです。
クリエイティブでいることができれば、メンタル不調にならないと著者は考えています。さらには、クリエイティブでいることができれば、働く喜びを実感し、人生を前向きに捉えられ、ひいてはウェルビーイング(幸福)につながると考えています。
ストレスやプレッシャーの多い時代ですが、どうしたらそれらに負けずに、仕事で成果を出し、プライベートも充実させられるのでしょうか。その鍵を握るのが、メンタルマネジメントです。
本書でいう「クリエイティビティ」とは、何もビッグアイデアを生み出すことだけではありません。日々の決まった仕事にひと工夫を加えたり、人には気づかれないくらい些細な新しいアイデアを考えて実行してみたりすることも、立派なクリエイティビティです。このような小さなクリエイティビティは、その気になれば誰もが実践できます。これを本書では「リトルC」と呼んでいます。
そして、クリエイティブな状態でいると、主体的な行動を取れるようになります。それが、メンタルヘルスを健全に保つ上でも、とても重要なのです。
本書では、海外を中心とした信頼できる学術研究結果や、著者のこれまでの経験や知見、そして著者がこれまで解析してきた日常生活における自律神経などの生体データから判明したことも織り交ぜながら、「なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?」という問いへの答えを紐解いていきます。
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本書の構成
序章:小さなクリエイティビティがメンタルの鍵になる
第1章:メンタル・リソースの充実① ポジティブ感情編
第2章:メンタル・リソースの充実② 活性度編
第3章:小さなクリエイティビティの実践
第4章:仕事のやりがいとクリエイティビティ
第5章:ウェルビーイングになる
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著者略歴
板生研一(いたお・けんいち)
WINフロンティア株式会社 代表取締役社長兼CEO
東京成徳大学経営学部特任教授。一橋大学法学部卒。東京大学大学院中退。英国ケンブリッジ大学経営大学院経営 学修士(MBA)。順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了。ソニー株式会社(現ソニーグループ)にてエレキ及びエンタメビジネスの商品企画や新規事業開発等に携わった後、2011年にWINフロンティア株式会社を創業。生体センシングによるヘルスケア事業、クリエイティブ・メンタルマネジメント事業に従事。
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書籍情報
『なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?』
著者:板生研一
定価:円(本体1,680円+税)
体裁:四六判 / 288ページ
ISBN:978-4-295-40865-9
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2023年8月11日
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