知っておきたいデリケートゾーンの正しい洗い方

ニオイの原因は?
おりものや皮脂が混じり合った、白いカスのような汚れを恥垢と呼びます。
チーズの発酵臭がするといわれています。これが嫌な臭いの原因。
正しい洗い方
▼まずはお湯で
まずはじめにデリケートゾーンを人肌程度のぬるま湯(35°C〜37°C)で洗い流していきます。ぬるま湯で流すということがとても重要で、熱湯や暑すぎるお湯では流さないようにしてください。
熱湯や暑すぎるお湯で流すと、皮膚に必要な皮脂までも洗い流されてしまって「乾燥」を招いてしまったりデリケートゾーンの皮膚にダメージを与えて黒ずみの原因になってしまうこともあります。
▼専用の石鹸を使う
女性器を洗うときにはデリケートゾーン専用の石鹸・ソープをお勧めします。
それは膣には本来備わっている自浄作用があるからです。
雑菌が入ってこないように、膣内は常に酸性から弱酸性に保たれるようになっています。
しかし一般的な石鹸というのは、強い洗浄力を持つアルカリ性。洗浄力の強過ぎる石鹸で膣周りを洗うと、洗い過ぎになってしまうんです。
酸性に保つ自浄作用が低下して、雑菌が入りやすくなってしまいます。
また、デリケートゾーンはぬるま湯で洗うだけでもOK。専用ソープがいいか、ぬるま湯だけがいいかは、合うか合わないかの問題があるため、自身に適した方法で洗ってください。
▼やさしく洗う
デリケートゾーンは、体を洗うときに使うタオルやスポンジではなく、汚れが溜まりやすい部分を中心に、手(指の腹)を使って爪を立てないようにして優しい力加減で洗いましょう。
デリケートゾーンはIラインの部分がビラビラしていて複雑な形をしていて皮膚と皮膚が重なり合っていたり、細かいシワがたくさんあるのでそこに汚れや雑菌がたまりやすくなっています。
▼洗ったあとは
石鹸の成分が残ることで、炎症が起きることもあります。洗ったあとは石鹸が皮膚に残らないように、しっかりとすすいで洗い流しましょう。
また、シャワーを直接デリケートゾーンに当てるのはNGです。刺激が強すぎるので黒ずみの原因になる可能性もあります。もしシャワーで流す場合は、シャワーの威力を一番弱くした状態でチョロチョロ流してください。
かゆみが気になる方、肌の乾燥が気になる方、アンダーヘアのお手入れをしたあとは特に、保湿のお手入れを取り入れることが大切だと言われています。
デリケートゾーン向けの保湿アイテムを活用して、保湿のお手入れをするようにしてみましょう。
ビデを活用するのも
ビデは女性器を洗うための機能です。
とくに生理中に使われることが多い機能ですね。トイレットペーパーで拭いても、皮膚やアンダーヘアには経血やオリモノが残ってしまいますよね?それが臭いの元となってしまいます。
ただし、ビデの使い方には注意があります!それは使い過ぎてはいけないこと。
すでに説明しているように、膣には自浄作用があります。必要以上に洗う必要はありません!
生理でもないときに、1日に何度も使うのは避けたほうが良いでしょう。
さいごに
デリケートゾーンは、日々のお手入れを意識することがとても大切です。
デリケートゾーンのお手入れ方法を理解し、自分に合ったアイテムを使ったり、お手入れを続けていきましょう。