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日本国有鉄道(国鉄)から、蒸気機関車(SL)がけん引する列車が消えて2025年で50年。本書は、1975年12月13日~25日の約2週間、著者が国鉄最後のSL列車の姿を追った写真集です。乗客や乗務員、駅長らとともに本書に収められたモノクロ写真は120点。巻末には、撮影当時のエピソードをつづった撮影日誌と動態保存されたSLのカラー写真も掲載しました。半世紀前のSL時代の終焉を鮮やかに蘇らせる写真集です。
【著者略歴】
堀内洋助(ほりうち・ようすけ) 1954年愛媛県松山市生まれ。写真家。68年、初めて蒸気機関車を撮り、中央大学鉄道研究会では日本各地の鉄道を撮り歩いた。 82年、中日新聞社(東京新聞)入社。写真部記者としてニュース現場を取材。事件、事故やスポーツ、自然、人物などの撮影を重ねた。87年4月1日、国鉄がなくなりJRが新発足した際には、大垣発東京行き夜行普通列車に乗り込み国鉄最後の瞬間もレポート。写真企画「渡良瀬有情」「富士異彩」取材班で新聞協会賞受賞。「探鳥」「絶景を行く」などの連載でも好評を得る。2019年12月退職。
現在は松山市で農業に従事しながら四国の絶景と鉄道、野鳥、自然などを撮影している。愛媛新聞に写真企画「ふるさと再発見」連載中。著書に『再生の原風景』『野鳥観る撮るハンドブック』(いずれも東京新聞)など。日本写真協会会員。白門鉄道会会員。
【書籍情報】
・タイトル:『国鉄最後のSL 昭和50年12月 夕張線 室蘭本線』
・定価:2,420円(税込)
・発売日:2023年11月27日
・判型:A4判横
・ページ数:112ページ
・出版社:東京新聞(中日新聞東京本社)