消防服については、犯罪等の不正利用防止のため再利用などのリサイクルが難しく、春日部市消防本部様では役目を終えた消防服を産業廃棄物として焼却廃棄していたことから、限りある資源の有効活用や環境問題の点で課題がありました。
また、繊維商社であり主にユニフォームを取り扱う当社では、従来、大量生産・大量消費・大量廃棄型製品とされていたユニフォームをゴミにしない活動を進めており、リサイクルでつくる資源循環型社会の達成のために取り組みを進めていました。
そこで、春日部市消防本部様で使用している制服、活動服、救助服等の消防服について、広域認定制度※1を取得している当社が回収し、自動車内装材等にマテリアルリサイクル※2を実施します。
チクマと春日部市消防本部様では、今後も持続可能な開発目標達成のため、リサイクル等の取り組みを推進します。
※1.広域認定制度とは
環境大臣から認定を受けた製造事業者が、複数の都道府県にまたがって使用済み製品の回収・
リサイクルを実施する際、地方公共団体毎の廃棄物処理業の許可を不要とする特例制度です。
※2.マテリアルリサイクルとは
回収した使用済み製品に、破砕・反毛・フェルト加工等を施し、二次製品として再資源化す
るリサイクル手法です。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社チクマ ユニフォーム事業部 担当:和田 武裕
email: t-wada@chikuma.co.jp
TEL:03-3667-5322(直通) FAX:03-3667-5332
▪企業オリジナル制服制作対応Webサイト:http://chikuma-uniform.com/
▪チクマリサイクルシステムWebサイト:http://www.recycle-system.com/
▪チクマノループwebサイト:https://chikuma-no-loop.com/
▪服育Webサイト:https://www.fukuiku.net/
【チクマグループ各社】
・東洋リントフリー株式会社 https://www.lintfree.co.jp/
・株式会社アバンセユニ http://www.avance-uni.co.jp/
【 補 足 】
◆株式会社チクマ◆
1903年創業の繊維専門商社。
本社:大阪市中央区、代表取締役社長:堀松 渉
主な取扱品目は、ビジネスユニフォーム、スクールユニフォーム、婦人服、の生地素材及び製品。
1995年 環境推進室 開設
2004年 広域認定制度 第一号認定企業
「服育」の理念を提唱
2007年 循環型社会形成推進功労者等「環境大臣表彰」を受賞
2009年 第11回グリーン購入大賞「経済産業大臣賞」を受賞
2014年 北九州市との官民一体型リサイクル事業会社「(株)NCS」設立
2018年 SDGs実現に向けて取り組みを宣言
2019年 企業別注EFウェアの企画・製造・販売を開始
2023年 創業120周年
▪チクマWebサイト:http://www.chikuma.co.jp
◆チクマの「環境推進室」◆
繊維専門商社であるチクマは1995年に「環境推進室」を開設し、環境対応ユニフォームの普及に取り組んでいます。使用済みのPETボトルを繊維に再生利用したユニフォームの導入をはじめ、2004年に環境大臣が認定している『広域認定制度』の 第一号認定 の企業となり、2014年には北九州市に官民一体型古着リサイクル事業で回収・リサイクルした衣服は累計1,465万点以上に達しています。「ユニフォームをゴミにしない」を合言葉に、ユニフォームのリサイクル推進に努めております。
▪チクマリサイクルシステムWebサイト:http://www.recycle-system.com/
▪チクマノループwebサイト: https://chikuma-no-loop.com/
◆衣服を通して豊かな心を育む「服育」◆
衣服を通して、コミュニケーションやマナーなどの社会性、環境問題、健康や安全、国際性や様々な文化等に対する理解を深め、「生きる力」や「豊かな心」を育もうという取り組みです。2004年にチクマが提唱し、教育関係を中心にファッション、環境関連の業界などに広がっています。
▪服育Webサイト:https://www.fukuiku.net/
関連URL : https://www.recycle-system.com/