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なぜAI思考が今、求められているのか?
OpenAIのChatGPTをはじめ、MicrosoftのBing、Google Bard、Notion AI などさまざまなサービスがリリースされ、こうしたAIを活用したツールは、知らない人はいないと言っても過言ではない状況になっています。
さらに言えば、AI関連のニュースは、インターネット、新聞やTV等の各種メディアで見ない日がない状態になっています。2023年7月の『日本経済新聞』では、画像・文章生成・音声などの生成AIのスタートアップに50分野335社が参入したことが報じられました。
また日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているジェネラリスト検定(通称、G検定)は、「ディープラーニングの分野を中心として、AIを事業活用するための知識を問う」ものですが、2017年の受験者は1,448人であったのに対し、2022年には20,661人とわずか5年で14倍の人数が受験する人気資格となっています。
こうなってくると、個人・組織におけるビジネス・創作活動におけるAI利用は基本となり、そこからの差別化は、再び人間の能力やリテラシー、スキルに依存することとなります。つまり、AI思考とは、AIの進化と並行して、個人のスキルをAIでチューニングしつつ発展させるための思考法なのです。
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AI思考とは? 従来の思考法との違い
人間の思考方法にはさまざまなものがありますが、代表的なものでは、経験や洞察に基づく「直感的思考」、事実や論理に基づき筋道立てて考える「論理的思考」、新しいアイデアを生み出す「創造的思考」が挙げられます。これら従来の思考方法に、AIという「人工の脳」を加えることで、AI思考が可能となります。
では、具体的には、どうすればよいのでしょうか?
AIと人間を一つのチームとして捉え、「AI=(現段階では)新卒の社会人」として考えれば、「新卒の社会人にはできること=長所」でパフォーマンスを発揮してもらうとして、「できないこと=短所」を補います。具体的にな長所と短所は以下のような点です。
・AIの長所である「多量のデータの蓄積と処理」「(単純作業に対する)正確性・効率性」「疲労しないため長時間稼働が可能」は活かします。
・AIの短所である「新しいアイデアを生み出す創造性」「人と人の信頼関係を築くコミュニケーション」「相手を思いやる共感力」をサポートします。
またこれに、人間側を軸として、高いパフォーマンスを発揮する上で必要となる能力・知識を掛け合わせた結果として、AI思考は5つの要素によって構成されます。
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本書の読みどころ
・ただのAIやChatGPTの使い方ではなく、AIの進化を理解した上での人間が伸ばすべき能力に言及
・個人と組織のAI活用・実装を解説し、企業実例を25社紹介
▼こんな方におすすめ
・自社ビジネスにAIの実装を考えている経営者の方
・個人でのAI活用で、さらなるキャリアアップを目指したい方
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著者紹介
谷岡悟一(たにおか・ごいち)
株式会社ノースサンドパートナー。IT コンサルタントとしてシステム開発・プロジェクトマネジメントをはじめ、IoTやDX 等の各時代の新規テーマのプロジェクトを担当。社内で、3年後、5年後を見据えた各種施策を推進。
和久利智丈(わくり・ともたけ)
株式会社ノースサンドシニアマネージャー。学生時代にUNIX、インターネットに出合い、一貫してIT分野で30年、造業、証券、スタートアップ、外資企業にて R&D、SE、企画、構築、運用、サポート、セキュリティまで幅広い経験を積みながら現在に至る。
平岩 宗(ひらいわ・しゅう)
株式会社ノースサンドマネージャー。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科を総代で卒業し、その後 ITコンサルタントとして従事。社内の DDT(デジタルデザインチーム)のリーダーを務め、DX 化や AI 活用に向けた各種施策を推進。
上田智之(うえだ・ともゆき)
株式会社ノースサンドコンサルタント。大学を卒業後、SI 企業に入社し主にネットワークセキュリティのプロジェクトに従事。その後、ITコンサルタントとしてNotionのマーケティング戦略や施策のサポートを推進。
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書籍情報
『AI思考は武器になる』
著者:谷岡悟一、和久利智丈 、平岩 宗、上田智之
定価:1,680円(本体1,848円+税)
体裁:四六判 / 272ページ
ISBN:978-4-295-40917-5
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年1月4日
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▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
株式会社クロスメディア・パブリッシング https://www.cm-publishing.co.jp/
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クロスメディアグループ株式会社 https://cm-group.jp
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