【ピュール】九州大学との産学連携研究で、オリジナル香料からストレス緩和作用と育毛促進作用を確認

■研究背景・目的
ピュールでは、「Effective Clean Beauty」という独自の理念のもと、天然成分・無添加にこだわり、商品企画から、開発・製造・生産までを一貫して行っております。これまでピュールでは、様々な白髪ケアやヘアケア製品を発売してきました。

一般的に白髪の要因の１つにはストレスの影響が挙げられます。香りによるリラックス効果が知られていますが、香りによって心理や毛髪への影響を与えられないかと考えて、更なる可能性を追求するため研究を開始。機能性食品・化粧品・アロマの研究に携わる九州大学大学院農学研究院森林圏環境資源科学研究室（清水准教授）と共同で香料の機能性に関する試験を実施しました。
今回共同研究チームでは、オリジナル香料がストレスに与える影響と頭皮や毛髪に与える影響にフォーカスを当てて試験を行い、細胞の増殖や遺伝子発現にどのように影響するのかを研究しました。

■研究の内容と結果
①コルチゾール生合成関連酵素遺伝子発現評価試験について

　コルチゾールの基本的な作用として、ストレスに反応して分泌されて、交感神経を刺激、身体の緊張状態を保って、脈拍や血圧を上昇させて運動機能を増幅し、脳を覚醒させる作用というように、身体でさまざまなシステムが活性化し，身体の状態を調節しようとする働きがあります。つまり、コルチゾールの一時的な分泌過多は、ストレスから身を守ろうとして起きる現象と考えられています。そこで、オリジナル香料がヒト副腎細胞(NCI-H295R)においてコルチゾール生合成関連酵素（11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼI型(11β-HSD1)）遺伝子の発現に影響があるか、検討を行いました。

【結果】
試験の結果、オリジナル香料が11β-HSD1遺伝子の発現を活性化し、コルチゾール産生を促進する効果が見られたことから、心理的ストレスや紫外線などの外部ストレスから身体を守り、ストレスの影響を緩和する効果が期待されます。

②毛乳頭細胞と角化細胞試験について
　毛髪の成長には毛乳頭細胞と角化細胞が関わっています。毛乳頭細胞が毛母細胞に増殖するよう指令を出し、毛母細胞が増殖することで毛髪が作られていきます。毛髪が成長するにはこれらの細胞が活性化され、増殖することが不可欠です。今回、オリジナル香料がこれらの細胞を増殖させる効果があるか試験を行いました。

【結果】
試験の結果、オリジナル香料には角化細胞、毛乳頭細胞ともに増殖させる効果が見られたことから、育毛促進作用が期待されます。

■今後の展望
ピュールでは、今回の研究によって明らかになったオリジナル香料によるストレス緩和作用と育毛促進作用をより一層進展させて、お客様のお悩みに寄り添った白髪ケアやヘアケア商品の開発を行ってまいります。またヘア分野だけに限らず、美容や健康増進を目的とした香りの機能性についても幅広く研究を進め、スキンケアやその他の製品への応用も検討したいと考えております。

■株式会社ピュールについて

ピュールは、福岡県糸島市の自然豊かな場所に自社工場を持つ化粧品OEM・ODMメーカーです。体にも環境にも優しいだけでなく、真に効果のある商品をお客様にお届けしたいと考え、それを体現する理念として「Effective Clean Beauty」を掲げています。

Clean Beautyとは、肌や体のことを考えた成分や自然由来の原料を使用し、環境や動物に配慮している化粧品について指します。ピュールでは、この言葉が生まれる以前より「人と自然に優しく」をテーマに、体に負担がかかるといわれる成分を無添加、環境に留意した製造体制、利尻昆布など日本古来の植物エキス等を配合したものづくりを20年以上続けてきました。さらには科学的な効果性（Effective）の実証を重視しており、化粧品による効能をリアルに実感していただくことにこだわっています。

ピュールでは今後も、よりお客様に喜んでいただける商品をご提供できるよう、この「Effective Clean Beauty」という独自の理念のもとに商品開発を行ってまいります。