今年創業458年を迎えた西川は、寝具・睡眠業界のリーディングカンパニーとして「beyond sleep(眠りのその先へ)」をテーマに掲げ、睡眠科学とテクノロジーで問題を解決し社会に貢献する「睡眠ソルーション」ビジネスを軸とした変革を推進しています。スリープテックによる睡眠時のバイタルデータと医療や他業種との連携を目指した利活用や、個人の健康維持増進と法人の健康経営による生産性向上のサポートなど、事業領域の拡大に努めています。このたびの経営体制の変更により、「睡眠ソルーション」ビジネスをさらに進化させ、国内での発展および国際化を目指してまいります。
1. 就任予定日
2024年2月1日
2. 新体制の内容
※なお、4月25日に予定する株主総会において、菅野 達志を代表取締役に選任する予定です。
3. 体制変更の背景
西川は今後、これまで以上にスリープテックを積極的に取り入れ、「寝具メーカー」から「睡眠ソルーション」を提供する国際的な企業「nishikawa」へと変革を加速させます。それに伴い、デジタル関連事業の経験や、事業の企業間連携と国際展開のノウハウを持つ菅野 達志を社長執行役員 COOとし、「睡眠ソルーション」ビジネスの迅速な発展を図ってまいります。
4. 新社長執行役員 COO ご挨拶
この度 2024年2月1日より、私、菅野 達志が「社長執行役員 COO」に就任する運びとなりました。
西川は創業以来、時代の声に耳をすませ、本当に生活をよくするものは何かを考え、その時々に最適な商品やサービスをお届けしてまいりました。また、多面的にデータを収集・分析した科学的根拠に基づいて眠りの質を高める商品開発の重要性を認識し、1984年に「睡眠を科学する」というコンセプトを掲げて日本睡眠科学研究所を開設。筑波大学・国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の機構長である柳沢正史教授をはじめ、企業・大学・研究機関と協力し様々な研究活動を推進しており、その研究結果は、寝具や寝環境の開発に活かされ、睡眠の質の向上に貢献しています。
最近では、生活者の健康やQOL(Quality of Life)向上を睡眠の視点から支援することを目的に、睡眠関連サービスや機能性寝具を開発しています。また、生活者との接点を有する企業と、最先端の睡眠研究を行うアカデミアが連携するコンソーシアムである「Sleep Innovation Platform®(スリープ イノベーション プラットフォーム)」に参画しています。このコンソーシアムでは、睡眠の質を測る各種基準作りを行ったり、睡眠データを活用したサービス開発を行っています。また参加企業間で連携し、健康増進やQOL向上に資するサービス開発を展開していく方針です。さらには、将来医療・介護等と連携することも視野に入れ、生活者の睡眠に関する情報を利活用するためのプラットフォーム構築や環境整備を目指しています。
西川の長い歴史の中で磨き上げられてきた商品やサービスは、日本のみならず世界でも通用するものではないかと考えます。これまでの経験を活かし、歴史の中で培った西川の強みに、テクノロジー等を掛け合わせ、新たな価値の創造を実現してまいる所存です。
そして、全ての役員、社員が一丸となって、当社のタグラインである「よく眠り、よく生きる。」を実現するために、最先端の「スリープテック」を取り入れ、世界中のみなさまへ睡眠ソルーションを提供できる500年企業としてのnishikawaへと進化を遂げてまいります。
今後ともご支援・ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
5. 新社長執行役員 COO プロフィール
氏名: 菅野 達志(すがの たつし)
生年月: 1966年7月
[略歴]
1989年3月 慶應義塾大学 商学部 卒業
1989年4月 三井物産株式会社 入社
1991年8月 国立台湾師範大学留学
2003年4月 中国上海市に合弁事業会社を設立し出向
2010年10月 三井情報株式会社 経営企画部長として出向
2018年4月 三井情報株式会社 取締役 副社長執行役員として出向
2019年4月 三井物産(広東)貿易有限公司 董事・総経理
2021年5月 広州日本商工会 会長
2023年8月 西川株式会社 入社 上席執行役員
-
西川株式会社
1566年、初代・仁右衛門が近江八幡で蚊帳・生活用品販売業として創業。1887年よりふとんの販売を開始し、現在は寝具メーカーとして、1984年に開設した日本睡眠科学研究所や、美容・アンチエイジング・脳科学などの多様な専門家と共に、良質な睡眠がどのような影響を及ぼすか解明を進め、人それぞれ異なる“明日への期待”に応える商品やサービスを提供しています。近年はコンディショニング・ギアシリーズ[エアー]、快眠トータルブランド「&Free」、睡眠環境改善のアドバイスを行う「ねむりの相談所®」などを展開。また、メジャーリーガーの大谷翔平選手をはじめ、トップアスリートたちにベストパフォーマンスを発揮いただくため、「眠り」の面からサポートを行っています。
さらに、日本睡眠科学研究所の知見と長年培ったノウハウを活かし、さまざまな分野における睡眠の問題を解決する「睡眠ソルーション」事業を展開しています。ウェルビーイングに貢献するため、健康経営に資するスリープテックを活用した新しいオフィス提案を行い、働く環境の改善や睡眠不足・睡眠障害などによる経済損失の回避を目指した活動を推進。高品質・高機能寝具、睡眠の課題を可視化する計測ツール、眠りのプロフェッショナルによるコンサルティングなど、革新的な商品やサービスを施設や組織へ提供し、健康で豊かな社会づくりを目指しています。
関連URL :