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時代を先取りした著者の主張
最近、米国金利に関するニュースを目にすることが多くなりました。それだけ米国金利に注目する投資関係者が増えてきたと考えられます。
著者は、「投資において重要なのは米国の金利だ」と本書の旧版(2016年刊行)から主張しており、金利に目をつけている投資家がまだあまり多くなかったころから、熱心に啓蒙を続けてきました。今や、初心者から脱却したい投資家にとっては、「金利を知る」「米国金利を見る」のはひとつの共通認識となってきつつあります。
そうした、いわば時代を先取りしたテーマをじっくりと扱った本書は、改訂前の旧版よりこの改訂版のほうがさらに売れ行きを伸ばしており、著者の主張に世の中が追いついてきたと言えるでしょう。
Amazonの売れ筋ランキングでは、「世界の経済事情」「アメリカ・カナダ・オーストラリアの経済事情」ほか多くのカテゴリーでベストセラー1位を獲得。レビューや評価は400件以上を集め、平均評価は5点満点中で4.2に達しています。このたびの第9刷の重版で、累計部数は紙と電子を合わせて3万部を突破しました。
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金利は投資の強い味方
金利を知ることで景気を予測できれば、投資も上手くいく。本書は、30年以上にわたって運用の世界に身を置き、日々、金融市場と奮闘してきた投資のプロフェッショナルである著者が、金利の見方をわかりやすく解説します。
金利は金融市場における「炭鉱のカナリア」です。炭鉱労働者は、カナリアの「危険を察知すると鳴き止む」という習性を利用して、坑道に入る際に危険を回避するためにカナリアを持ち込み、一種の警報(アラーム)として使っていました。
投資の世界にも「炭鉱のカナリア」は存在し、著者はそれが「金利」であると述べています。つまり「金利」は、まだ表面化していない景気の変調を教えてくれる存在であり、金利を見ていれば景気悪化の予兆に気づき、対応することができるということです。
たとえば、実は2020年の新型コロナウイルス流行の前から、金利は変調を見せており、何度も景気減速を示唆する警報を鳴らしていました。コロナ禍のような不測の事態であっても、「想定外なのだから気づかなくても仕方がない」とするのではなく、金利を見ていれば、多くの人は一定の対処はできたのではないかと著者は指摘します。
だからこそ、投資における一級の重要指標である「金利」の見方を、もっと多くの方に知ってほしいのです。
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著者紹介
堀井正孝(ほりい・まさたか)
元SBIボンド・インベストメント・マネジメント(株)代表取締役。国内有数である先進国債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)」元運用責任者。第一生命保険(株)および系列運用会社で債券運用ファンドマネージャーとして従事した後、2005年から2015年12月まで国際投信投資顧問(株)(現三菱UFJ国際投信(株))でグロソブを担当。債券運用歴30年超。
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書籍情報
『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』
体裁:四六判/256ページ
定価:1,738円(本体1,580円+税)
ISBN:978-4-295-40685-3
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2022年5月27日
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