障がい者アートのワールドカップ「パラリンアート世界大会2023」表彰式開催

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「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、一般社団法人 障がい者自立推進機構(所在地:東京都港区、代表理事:松永 昭弘)が開催する、世界中の障がいを持つ方々からアート作品を募集するコンテスト「パラリンアート世界大会2023」に協賛しています。2024年1月23日(火)都内で、本大会の入賞作品の表彰式が開催されました。応募総数488作品から、パーソル賞には田尻はじめさんの「成長の旅路」が輝いたほか、各国のパラリンアートの作品が表彰されました。

※パラリンアート世界大会2023特設サイト:https://paralymart-wc.com/2023/ 

※協賛告知リリース:https://www.persol-group.co.jp/news/20230704_12272/

■表彰式の様子

障がい者アートのワールドカップ「パラリンアート世界大会2023」表彰式開催

2023年7月1日から募集したアート作品の応募数は、世界23の国と地域より488点にのぼり、『「旅」~Journey~』をテーマに、一人ひとりの想いや想像力にあふれる多様な作品が集まりました。都内の会場には入賞作品が展示され、アーティストの皆さまが互いの作品を鑑賞するとともに交流を深めました。なお、パーソルグループからは、当社の特例子会社、パーソルダイバース株式会社より、代表取締役社長の渡部 広和が登壇しました。

1)パーソル賞は田尻はじめさんの「成長の旅路」に決定

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今年度のパーソル賞は、パーソルグループの社員が審査員となりオンラインにて直接投票した結果、田尻はじめさんの「成長の旅路」に決定いたしました。田尻さんには、副賞として、パーソルグループの特例子会社、パーソルダイバースが運営する「よこはま夢工房」のクッキー、「まえばし彩(いろどり)工房」で制作しているハーバリウム、パーソルエクセルアソシエイツが運営する「ぺあ工房」にて手作りしたチョコレートやフィナンシェの詰め合わせを贈呈いたしました。

また、グランプリにはスペインのアーティストpombobarcelonaさんの「“A week journey in my world”」が輝いたほか、世界各国のアーティストの作品が表彰されました。

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【パーソルダイバース株式会社 代表取締役社長 渡部 広和 コメント】

パーソル賞は、パーソルグループの社員による投票で決定させていただきました。田尻さんが作品に込めた「旅と人生は似ている。たとえ失敗したとしても、新しい経験や景色を見たいのであれば、自分の足でその一歩を踏み出さなければいけない。」という想いが、我々のグループビジョン「はたらいて、笑おう。」で掲げる「自分の”はたらく“は、自分で決める」の考え方と通じており、得票数の結果も含めて満場一致で選ばせていただきました。受賞おめでとうございます。

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【田尻はじめさん コメント】

私たちの人生はいろいろなことが起きます。それらを乗り越えた時、人は成長し、前に進むことができます。何もしなければ、失敗もしませんし、成長もしません。失敗を糧にして人生を楽しむことができたら、私たちの人生はもっと豊かになると思います。「一歩踏み出すことで成長できる」という想いを、この作品に全力で込めました。

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2)中山 秀征さんの揮毫(きごう)パフォーマンス ~来年度のテーマは「情熱」~

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一般社団法人 障がい者自立推進機構理事の中山 秀征さんの揮毫(きごう)パフォーマンスにより来年度のテーマが発表されました。笑顔あふれていた会場の空気が一瞬緊張に包まれ、中山さんは一文字一文字、丁寧に書いた来年のテーマは「情熱」でした。パフォーマンス後、中山さんは、「たくさんの方の前で字を書くのはいつも緊張する」と感想を述べました。さらに、「激しく熱い想いを『情熱』と表現する人もいれば、心の中で静かに燃えたぎる想いを『情熱』だと考える人もいる。」と多様性に富んだ次回のテーマに対する期待を述べるとともに、「私なんて」と考えずに、まずは応募してみてほしいという激励のメッセージを伝えました。

■パーソル賞の副賞紹介

1)「よこはま夢工房」のクッキー(パーソルダイバース)

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神奈川県横浜市内に3つの拠点を構えるよこはま夢工房では、140名を超える障害のある社員がそれぞれ得意なことを活かし、一枚一枚心を込めてクッキーを焼き上げています。原材料の計量から焼成や検品、出荷に至るまでの全工程を障害のある社員が担当。年間でおよそ350万枚を超えるクッキーを製造し、主にパーソルグループのノベルティとして活用されています。

2)「まえばし彩(いろどり)工房」のハーバリウム(パーソルダイバース)

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群馬県前橋市にて2019年に開所した「まえばし彩工房」では、パーソルグループのオフィスに彩りを添えるインテリアや、お取引先などにお渡しするノベルティとして、ハーバリウムを制作しています。

パラリンアート世界大会の受賞作品をモチーフにしたハーバリウムも障害のある社員がデザインを考案し、グループ各社の受付などで展示しています。

3)「ぺあ工房」のチョコレートやフィナンシェ詰め合わせクオリティギフトセット(パーソルエクセルアソシエイツ)

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新商品のチョコレートやフィナンシェ、定番のクッキーを詰め合わせた「ぺあ工房」自慢のギフトセットです。「ぺあ工房」では、障害のある方のはたらける機会をつくり、仲間と一緒に菓子づくりを通じて自立と成長を目指し、必要な技術習得や一人ひとりの特性に合わせた成長を支援しています。新商品など、より付加価値の高い商品の製造を手掛けることで、成長の機会を創出し自立を支援する狙いがあります。チョコレートならではの製造工程であるツヤをだすためのテンパリング(調温)など製造工程の精度を安定的に実現する技術や温度によって急激に変化するチョコレートに合わせて的確に作業するといった技術習得にも取り組み、一つ一つ心を込めてお届けしています。

■パラリンアート作品のグループ内活用について

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2021年度パーソル賞作品をモチーフに作られたハーバリウム(ノベルティグッズ)

パーソルグループは、人種・障がい・性別・年齢を超えて世界中の障がい者アーティストから作品を募集し、アートを通じて、社会で活躍できる機会が生まれる場を目指している、本大会の考え方に賛同し、2019年から協賛しています。パーソル賞および受賞作品はパーソルの各グループ会社に展示するほか、さまざまな形に生まれ変わり、社内を彩るインテリアやノベルティグッズとして活用されています。

■「パラリンアート」とは 

障がい者自立推進機構が行う、障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬をお支払いする活動です。社会参加できず、経済的にも苦しんでいる障がい者のサポートを主な目的とし、アートを通じて社会保障費に依存しない、障がい者の社会参加と経済的自立を推進しています。アーティストの登録は無料で、2024年1月現在で約400名の方にご登録いただいております。

■パーソルグループの障害者雇用への取り組み

 パーソルグループは障害者雇用領域において、30年以上の歴史があり、障害のある方の仕事の機会ややりがいの創出に取り組んできました。現在は、グループ内で障害のある方約2,990名(※)を雇用、2030年には約10,600名の雇用を目指しています。また、業界最大級の障害者のための転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」や、地方在住の障害のある方がテレワーク勤務でPC業務を中心に経験を積める就労継続支援A型事業所「パーソルネクステージ」を全国に展開するほか、法人向けのコンサルティングサービスなどさまざまなサービスを展開し、多様な障害のある方一人ひとりの活躍を目指しています。

(※)2023年6月時点

*パーソルグループが目指す「障害のある人×はたらく」について紹介する採用向けサイト『with』ではパーソルの障害者雇用における環境づくりや今後の展望などの情報をご紹介しています。https://with.persol-group.co.jp/

■パーソルホールディングス株式会社について

1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名を変更。

東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2023年3月期売上高1兆2,239億円。

■「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。

人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。

はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

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